
【2025年最新版】WOWPASS vs Trip.PASS|どっちがおすすめ?
韓国ではキャッシュレス化が日本よりも進んでいます。韓国への旅行者にチャージ式プリペイドカードWOWPASS(ワオパス・ワウパス)が人気です。両替やチャージができ、ショッピングや交通カードとして使える便利なサービスとなります。
一方で、最近では、日本の主要空港で受け取れるチャージ式プリペイドカードTrip.PASS(トリップパス)という新しい選択肢も出てきました。
この記事では、WOWPASSとTrip.PASSのどっちがよいかを詳しく解説しているので、これから韓国を訪れる方はぜひ、ご参考ください。
Telecom Times監修者

株式会社テレコムスクエア:大森
旅行とガジェットをこよなく愛する海外通信の専門家。豊富な海外渡航経験と通信の専門知識を活かし、旅先で困らないeSIMとWi-Fiレンタルの選び方を発信している。
目次
WOWPASSとTrip.PASSの比較!
項目 | WOWPASS | Trip.PASS |
---|---|---|
決済機能 | 全国のカード加盟店で利用可能 | 全国のカード加盟店で利用可能 |
交通機能 | T-money機能内蔵。地下鉄・バス・タクシーで利用可 | 地下鉄・バス・タクシーで利用可 |
チャージ方法 | 日本円で直接チャージ可能。 全国に307台機械設置。(2025年9月2日現在) |
クレジットカードまたは韓国ウォンでチャージ。コンビニでのチャージ可能 |
免税対応 | 一部免税店で割引・ポイント付与 | 即時還付制度 |
特徴・強み | ・日本円チャージ ・プリペイドカードの再利用可能 |
・日本の空港で事前入手可能。 ・オールインワン(決済+交通+免税) |
上の表で大まかな違いがわかったところで、次はもう少し詳しく比較してみましょう。
【一覧比較表】交通カード機能、両替チャージ、免税など10項目での違い
項目 | WOWPASS | Trip.PASS |
---|---|---|
決済機能 | 全国のカード加盟店で利用可能 | 全国のカード加盟店で利用可能 |
交通機能 | T-money機能内蔵(交通利用は別残高をチャージ) | 地下鉄・バス・タクシーで利用可(年齢別運賃自動適用) |
チャージ方法 | 日本円でチャージ可能。 全国に307台機械設置。(2025年9月2日現在) |
クレジットカードまたは韓国ウォンでチャージ(外貨チャージ不可) コンビニチャージ可(1件1,100ウォンの費用発生) |
残高管理 | 決済残高と交通残高が別々 | 1枚で決済・交通を統合管理 |
免税対応 | 一部免税店で割引・ポイント付与 | 即時還付制度(空港で払い戻し手続き不要) |
特典・機能 | アプリで残高確認・送金・一時停止・再発行。一部店舗で割引 | 割引情報/会員間送金/ATM引き出し/記念デザインカード |
発行・入手方法 | 現地の専用機で発行(設置場所はソウルなど主要都市中心) | 日本の空港で通信セットと同時に受け取り可能 |
サポート体制 | 紛失時はアプリで一時停止・再発行可能/サポートは現地中心 | 空港で日本語サポート対応/旅行前から安心 |
使いやすさ | チャージや残高管理に慣れが必要。リピーター向け | 初心者でもわかりやすく使える |
特徴・強み | 日本円チャージが可能で再利用もしやすい | 空港で事前入手でき、決済+交通+免税がオールインワン |
WOWPASSの特徴と使い方
韓国を訪れる外国人旅行者向けのプリペイドカードです。アプリと連動させれば残高管理や再発行も可能です。また、特典や割引サービスも充実しています。ここではWOWPASSの主な機能や利用方法を詳しく解説していきます。
日本円からウォンへのチャージと両替の仕組み
このカードの大きな特徴のひとつが、日本円を直接チャージして韓国ウォンに両替できることです。韓国の空港やソウル市内に設置された専用機械からチャージできるほか、専用アプリを使えばチャージや残高管理も可能で、キャッシュレス決済がスムーズにできます。
T-money機能で地下鉄・バス・タクシーも利用可能
韓国の交通系ICカード「T-money」機能が搭載されています。この1枚で地下鉄やバスなどの公共交通機関の利用のほか、ショッピングにも便利です。
ただし、交通用の残高とショッピング用の残高は別管理となるため、交通機関を利用する際にはT-moneyにチャージする必要があります。チャージは地下鉄の駅の販売機やコンビニのほか、現在iOSのみにはなりますが専用アプリからも可能なので残高が不足してもすぐに対応できます。
割引やキャッシュバック特典を活用できる
一部の免税店やオリーブヤング、CUなど韓国で人気のお店のクーポンが多くあります。ショッピングを楽しみたい旅行者にとってはとても魅力的です。
割引内容や対象店舗については、時期によって異なるため利用前にアプリや公式サイトで確認しておくと安心です。特にショッピング中心の旅行では、こうした特典を上手に活用することで旅行費用を抑えることができます。
WOWPASSはどこで買える?
韓国国内の300カ所以上(2025年9月現在)に専用機械が設置されています。仁川空港や金浦空港、済州空港やソウル市内の明洞や弘大、江南などの主要駅やホテル、百貨店などにあります。
Trip.PASSの特徴と空港限定商品ラインナップ
韓国を訪れる外国人旅行者向けのサービスです。プリペイドカードとモバイルアプリを合わせて利用することで、モバイルパスポート・キャッシュレス決済・交通カード・免税対応まで完結するのが大きな特徴です。ここではTrip.PASSの主な機能や利用方法を詳しく解説していきます。
免税もスムーズ!即時免税対応
大きな特徴のひとつが「即時還付制度(タックスリファンド)」に対応していることです。通常、外国人旅行者が免税を受ける場合、市内キオスク機、もしくは空港で払い戻し手続きをする必要があります。
このカードなら、モバイルパスポートを提示することで即時に免税が適用されます。空港での払い戻し手続きなどが不要なので、旅行中のショッピングがスムーズ。特に韓国旅行が初めての人や、短期滞在で時間が限られている人にとっては、免税の手間が省ける点は大きなメリットとなります。
通信と一緒に空港で受け取れる安心感
日本の主要な成田空港・羽田空港・関西空港・福岡空港にて、通信サービスと一緒に空港限定商品として販売されています。出国前にプリペイドカードと通信が準備できるので、韓国に着いてから慌てる必要がありません。
<販売店舗>
テレコムスクエアの各空港カウンターにて販売しています。
- 【成田空港】
・第1ターミナル 4階 出発ロビー南ウィング
・第2ターミナル 3階 出発ロビー - 【羽田空港】
・第2ターミナル 3階 出発ロビー
・第3ターミナル 3階 出発ロビー - 【関西空港】
・第1ターミナル 4階 出発ロビー - 【福岡空港】
・国際線ターミナル 1階 到着ロビー
交通機能も1枚でOK|年齢も自動対応
韓国の交通機関(地下鉄・バス・タクシー)で利用できる交通カード機能を内蔵しています。決済残高と交通残高が共通なので、チャージを分ける必要がありません。さらに、年齢によって割引運賃が自動で適用されるため安心して使えます。
選べる2種類の通信セット商品(eSIM/WiFiBOX)
商品 | 通信の特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
eSIM無制限+Trip.PASSセット(3,000円) | eSIMをスマホに直接インストールするだけで利用可能。※eSIM対応端末のみ | ・ひとり旅や短期旅行 ・スマホで完結したい初心者 ・荷物を増やしたくない人 |
WiFiBOX韓国+Trip.PASSセット(レンタル料+500円) | WiFiBOXは大容量通信や複数の端末接続に対応し、グループやビジネス利用に安心。 | ・家族や友人とのグループ旅行 ・PCやタブレットも使う出張 ・バッテリーの心配を減らしたい人 |
※Trip.PASS単体での販売は行っておりません。
※現在販売されているカードの有効期限は2030年4月までです。
韓国で使える通信サービスだけを探している方はこちらの公式サイトをご確認ください。
WOWPASSとTrip.PASSを比較してわかったこと
どちらもキャッシュレス決済・交通カードなど多機能ですが、使い方やチャージ方法に大きな違いがあります。入手方法・交通機能・チャージ方法・免税対応の4つのポイントから比較しました。
入手方法
まず入手のしやすさです。
WOWPASSは空港やソウル市内など主要都市に300台以上設置されている専用機械で受け取れます。初めて韓国を訪れる旅行者には機械を探すのがややハードルが高めと言えます。
一方のTrip.PASSは成田空港・羽田空港・関西空港・福岡空港で通信と一緒に受け取れるため、渡航前に入手できるメリットがあります。
交通機能
次に交通機能の違いです。
WOWPASSはT-money機能を内蔵しており、地下鉄やバスで利用可能です。ただし、交通用残高は決済用とは別扱いのため交通分のチャージが必要です。
これに対してTrip.PASSは交通カード機能を内蔵し、交通利用と決済が共通残高で管理できます。また、年齢別運賃も自動適用されるため利便性が高いです。
チャージ方法
チャージの仕組みも大きく異なります。
WOWPASSは日本円から直接チャージが可能。専用機械で利用でき、アプリから残高確認や送金も可能です。次回渡韓時にも利用にできます。
もう一方のTrip.PASSはクレジットカードもしくは、韓国のコンビニ(CU・GS25・7-ELEVEN・emart24)でウォンからチャージ可能です。
免税対応
最後に免税対応の違いです。
WOWPASSは一部免税店での割引やポイント付与をしていますが、免税手続きは通常通り空港や街中のキオスク機で払い戻す必要があります。
その一方でTrip.PASSはモバイルパスポート機能により、免税加盟店でその場で免税価格が適用されるため、空港での手続き不要という利点があります。
ユーザータイプ別おすすめ
韓国旅行の滞在日数や目的によって便利なプリペイドカードは変わります。
「短期で観光を楽しみたい」「長期滞在で何度もチャージしたい」など、ユーザータイプごとにどちらがおすすめかを整理しました。
短期旅行・初心者
短期滞在や初めての韓国旅行ならTrip.PASSが便利です。日本の空港で受け取れるため、到着後すぐに使い始められるのが魅力です。また、免税加盟店で免税価格が適用されるため空港での手続きが不要。限られた滞在時間を有効に使いたい旅行者にぴったりです。
長期滞在・リピーター
一方で長期滞在や再訪を考えている人にはWOWPASSが適しています。日本円からのチャージが可能で、カードの有効期限が6年と長めです。再訪時にもそのまま使えるため、残高管理やチャージの柔軟性を重視する人にとって大きな魅力になります。
WOWPASSとTrip.PASSの比較まとめ
WOWPASSとTrip.PASSのどちらがおすすめかは人によります。
たとえば、WOWPASSは「日本円でチャージ」「プリペイドカードを再利用したい」という方にぴったりです。リピーターや長期滞在者にとっては使い勝手のよいカードです。
一方のTrip.PASSはテレコムスクエアの空港カウンターで通信と一緒に受け取れるため、 「出国前にすべて準備したい」「通信とプリペイドカードを一緒に受け取りたい」という方におすすめです。気になる方は公式サイトをチェックしてみましょう。
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