
【2025年版】韓国で使えるおすすめのeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説
出張や旅行で韓国へ行く際、日本で使用しているスマートフォンをインターネットに接続するには、いくつか方法があります。この記事ではそれぞれの使い方、メリット・デメリットなどを紹介していきます。とくに最近、韓国に行く方には定番となっている「eSIM」についても、使い方や注意点について詳しく解説します。
目次
韓国で日本のスマホを使う方法
日本のスマートフォンを使用して韓国でインターネット接続をしたい場合は、海外パケット通信定額サービスを利用するのが1つの方法です。申込手続きだけで利用開始できるため手軽ですが、一方でデータ通信量や接続先によっては定額料金を超えてしまい、高額請求となる恐れもあります。
高額請求の心配なく、安価に使える方法をこれからご紹介していきます。
Wi-Fiレンタル
Wi-Fiレンタルとは、海外でも利用できるWi-Fiモバイルルーターを日本でレンタルし、渡航先で使用するインターネット接続方法です。
Wi-Fiレンタルのメリットとしては「ルーター1台で複数端末がインターネットに接続できる」「比較的設定が容易ですぐにインターネット利用ができる」などが挙げられます。複数人で出張したり、旅行で使用したかったり、面倒な設定はしたくなかったりする方におすすめです。
一方、Wi-Fiレンタルのデメリットは「荷物になる」「紛失や破損リスクがある」「受取や返却の手間がかかる」などです。Wi-Fiモバイルルーターは、本体に加えて充電器も必要な場合があるため、荷物が増えます。レンタルは、紛失や破損にも十分注意が必要です。指定の場所や郵送での受取と返却の手間もあります。
また、韓国のWi-Fi情報について、より詳しく知りたい方はこちらの記事よりご確認ください。韓国で使えるおすすめのWi-Fiレンタルについても解説してあります。
韓国のSIMカードを利用
SIMは「Subscriber Identity Module」の略称で、SIMカードはスマートフォン(携帯電話)の契約者情報が記録されている小型のカードです。SIMカードをスマートフォン本体に差し込むことで、通話やインターネット利用ができます。
韓国の空港やコンビニで販売されているほか、日本のECサイトなどでも事前に購入が可能です。SIMカードに差し替えることで、リーズナブルにインターネット接続ができます。韓国のSIMカードに差し替える前提として、「SIMフリー」というSIMカードの差し替え可能なスマートフォンであることが条件です。
韓国のSIMカードのメリットには、「料金がリーズナブル」「さまざまなプランから選べる」「荷物にならない」などが挙げられます。
デメリットは、「設定が複雑である」「複数人での利用はできない」などです。またSIMカードは指先ほどの小さなカードです。あらかじめスマートフォンに入っていたSIMカードを抜き出し、韓国のSIMカードに差し替える必要があるため、紛失や破損の心配があります。
eSIMの利用
eSIMとは「Embedded SIM」の略称で、スマートフォン本体に埋め込まれた一体型SIMのことです。物理的なSIMカードが不要で、SIMカードの進化版といえるでしょう。
eSIMのメリットは、SIMカードの差し替えが不要な点です。eSIMでデータ通信を使用するための手続きはスマートフォンの画面上で完了するため、申し込んだ当日からインターネットを利用できることがほとんどです。SIMカードの差し替えが不要なため「破損や紛失が怖い」「差し替え方法がわからない、面倒だ」と感じる方におすすめです。
eSIMのデメリットには、eSIM対応機種が限られている点が挙げられます。自分の使っているスマートフォンがeSIMに対応しているかをあらかじめ確認しましょう。またスマートフォンの契約が「SIMロックフリー」になっているかも確認が必要です。
SIMロックについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。
韓国のSIMカードを使う方法
韓国のSIMカードを使うには、あらかじめ韓国のSIMカードを購入する必要があります。韓国のSIMカードは、日本国内でも韓国現地でも購入できます。
日本で韓国のSIMカードを購入したい場合、Amazonや楽天市場などのECサイトで購入可能です。出発までに注文して受け取りを済ませ、韓国に到着してからSIMカードを差し替えましょう。
韓国現地でSIMカードを購入する場合、現地の空港やコンビニエンスストアで購入できます。事前に購入するのを忘れてしまった場合でも、現地で購入できるため安心です。
韓国のSIMカードで代表的なものには、「SK Telecom」「KT」「LG U+」があります。以下で、各SIMカードのスペック、料金プランの例をご紹介します。
- SK Telecom
3日間 データ無制限 1,877円 など
通話機能も付いたSIMカードがオプショナルツアーサイト等で多く販売されています。 - KT
3日間(72時間)データ無制限 ₩18,000(約1,880円) など
オンラインで予約すると空港のKTローミングセンター(店舗)にて受け取りが可能です。 - LG U+
3日間(72時間)データ無制限 ₩18,000(約1,880円) など
日数プランは複数あり、オンラインで予約すると空港のLG U+ ローミングセンターで受け取りが可能です。
※2025年5月現在の情報です。プランの詳細や金額については各サービス会社のWEBサイト等でご確認ください。
韓国でeSIMを使う方法
韓国に行く人たちの間で、通信手段の定番になってきているのがeSIMです。eSIMを利用するには、使用するスマートフォンがeSIMに対応していること・SIMロックフリーになっていることが条件です。eSIMを使えることがわかったら、eSIMを購入しスマートフォンに設定しておきましょう。
eSIMはインターネットで購入できます。Amazonや楽天市場のようなECサイトや、eSIM専門の販売サイトもあります。旅行の日数や利用するデータ容量に合わせてプランを選びましょう。
まずは購入したeSIMのQRコード*を、スマートフォンで読み込みます。
購入すると、eSIMをダウンロードするためのQRコードがメールで届くことがほとんどです。購入したサイトによっては、QRコードが紙に印字され郵送されるものもあります。
QRコードはカメラで読み取ることでインストールができます。またメール等に表示されたQRコードを長押しするとインストールできる場合もあります。読み込み手順や設定方法はお使いのスマートフォンや購入したeSIMによって異なります。取扱説明書等で手順を確認しておくのがよいでしょう。
*「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。
韓国でeSIMを使うならeSIM squareがおすすめ
韓国でeSIMを利用する時におすすめのeSIM販売サイトがeSIM squareです。eSIM squareでは、韓国含め世界のeSIMを豊富なプランから購入することができます。ここではeSIM squareの便利な活用方法について紹介します。
eSIM squareについて
eSIM squareは、世界200以上の国と地域のeSIM商品を取り扱う、eSIM購入サイトです。通話付きプランやデータ無制限プランなど、自分の使い方にあったeSIMが購入できます。かつてないWiFiレンタルサービス「WiFiBOX」を提供するテレコムスクエアが運営しており、通信専門のオペレーターが日本語でサポートしてくれるので、eSIMを初めて使う方でも安心して利用できるのが特徴です。
eSIM squareのeSIMはWEBサイト・アプリから購入可能です。オンラインでいつでも購入でき、簡単なインストール操作の後すぐに利用できるので、急な出張や旅行にも対応できます。また韓国現地でデータ容量が足りなくなったときでも安心な、容量のリチャージ(追加購入)が可能なプランもあります。
eSIM squareで買える韓国のeSIMのスペック
ここではeSIM squareで買える韓国用eSIMについて説明します。期間内で決まったデータ容量が使えるパックプランから、通話が可能な無制限プランまで、用途に合わせて幅広く選ぶことができます。
- 韓国 3GBパック 7日間 (SK Telecom)...690円
- 韓国 7GBパック 15日間 (SK Telecom)...1,480円
- 韓国 データ無制限 3日間 通話付き(SK Telecom)...1,970円
- 韓国 データ無制限 5日間 通話付き(SK Telecom)...2,960円
おすすめは通話付きプランです。韓国ではお店の予約や順番待ちの際に、韓国現地の電話番号の登録・SMSの受信が必要なことがあります。通話機能付きのeSIMプランはほとんどの場合SMSも利用できるので、そのような場面でも対応でき便利です。
上記料金は2025年5月現在の料金です。最新の料金はeSIM square公式サイトにてご確認ください。
eSIM squareはクレジットカード払いの他、Apple PayやGoogle Payも利用できるので、支払いが手軽なところも便利なポイントです。
eSIM squareの利用の流れ
eSIM squareの手続きは、購入からセットアップまですべてオンラインで完結します。
ここでは、eSIMの購入からセットアップの流れをみていきましょう。
【アプリまたはサイトから】eSIMの購入方法
eSIM squareはアプリまたはサイトから購入することができます。
- eSIM squareのアプリまたは購入サイトにアクセスする
App Storeはこちら
Google Playはこちら
eSIM square公式サイトはこちら - 利用したい国、地域を検索、または選択する
- プランの詳細をタップする
- 購入商品を決めたら「ログインして購入」をタップする
- はじめての場合「新規会員登録」をタップする
- メールアドレスを入力、利用規約を確認し、「新規登録」をタップする
- 入力したメールアドレスに確認コードが届く
- 確認コードを入植し、「次へ」をタップする
- 会員情報を入力後、「登録」をタップする
- 支払方法の「変更」をタップする
- 希望の支払い方法を選択する
- 支払方法を決定後「購入を確定」をタップする
- 決済完了後、注文が確定
なお、eSIMは注文したら即時に発行されます。注文のキャンセル・交換はできないため、よく確認してから申し込みましょう。
セットアップ
eSIMのデータプランを購入後、セットアップを行います。セットアップはSIMフリーもしくはSIMロックを解除したeSIM対応端末で、インターネット通信が安定している状態で行います。
セットアップの手順はiOS(iPhone)とAndroidで異なります。今回はiOSを例にインストールする方法をご紹介いたします。(AndroidにeSIMをインストールする方法はこちら)
iOSにeSIMをインストールする方法
セットアップの手順は、以下のとおりです。
- 「設定」を開く
- モバイル通信を選択する
- SIMの欄から「eSIMを追加」をタップする
- 「モバイル通信を設定」画面が開くので「QRコードを使用」ボタンをタップする
- QRコードをスキャンする
- 「eSIMをアクティベート」画面でアクティベート処理を待つ
- 2回線までしか同時に使用できないため、不要な回線はオフにする
- 「eSIMアクティベート中」の画面が表示されるため「続ける」ボタンをタップする
- SIMの欄にeSIMが追加されていることを確認する
すべて完了すると通信に必要なeSIMの情報(eSIMプロファイル)がインストールされます。目的地に到着後、「設定」にてeSIMに切り替えることが可能です。
韓国でeSIMを使うメリット
韓国でeSIMを使う場合、Wi-FiレンタルとSIMカードと比較してどのようなメリットがあるのでしょうか。
Wi-Fiレンタルの場合、「レンタルのため紛失や破損に注意が必要である」「受取と返却の手間がある」「本体とバッテリーを持ち歩くため荷物になる」などのデメリットがあります。
SIMカードの場合、「SIMカードが小さいため紛失のリスクがある」「SIMカードを差し替える手間がある」などが難点です。
一方、eSIMであれば、物理的なカードがないため、紛失や破損のリスクはなく、荷物にもなりません。インターネットで購入・設定が可能で、プランによっては購入した当日中にインターネットを利用できます。Wi-FiレンタルやSIMカードよりも、低価格なものが多いのもメリットです。
韓国でeSIMを使う場合の注意点
韓国でeSIMを使う際、以下の点を確認してから購入しましょう。
- スマートフォンがeSIM対応・SIMフリーか確認しましょう
- eSIMのインストール・開通時、インターネット接続が必要です
- 通話・SNSを利用したい場合は、対応プランかどうか確認しましょう
eSIMを使うためには、使用しているスマートフォンがeSIMに対応していることが前提条件です。またSIMロックがかかっている場合は、SIMロック解除の手順をあらかじめ確認し、余裕を持って解除手続きをしましょう。eSIMへの対応可否、SIMロックの解除方法については、使用している通信会社の公式サイト等を参照してください。
eSIMを利用するには、インストール用QRコードの読み込みと設定が必要です。eSIMをインストール・開通する際は、インターネット環境が必要です。フリーWiFiなど、インターネット接続できる環境を確保しましょう。
プランによっては、音声通話に対応していない場合があります。購入前にプラン内容をよく確認し、音声通話に対応しているかどうかをチェックしてください。なお、アプリを介した音声通話の場合は、データ通信のみのプランで利用可能です。
韓国のインターネット・Wi-Fi・SIM事情のまとめ
韓国に渡航する際、インターネットを利用する方法はいくつかあります。その中でもeSIMは、オンラインですべての手続きができ、旅行日数や用途に合わせてプランを選べるためとても便利です。
eSIM squareはデータ通信量と日数のプランが豊富にあり、価格もリーズナブルです。韓国へ渡航する際は、eSIM squareでeSIMを購入し、快適にインターネットを利用しましょう。
監修:Telecom Times編集部
2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
株式会社テレコムスクエア
海外渡航情報リンク
国・地域情報
出典:外務省ホームページ
在外公館が未設置の国・地域では、在外公館によるパスポートの発給や災害時の支援等に一定の制約があります。大洋州、カリブ海地域には、島嶼国以外にも、英国、フランス、オランダ等の海外領土が数多くあり、その多くが日本国の在外公館未設置です。渡航の際には、下記「日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意」をご確認ください。
在外公館ホームページ一覧
出典:外務省ホームページ
日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意
出典:外務省海外安全ホームページ
韓国関連記事
-
出張や旅行で韓国へ行く際、日本で使用しているスマートフォンを...出張や旅行で韓国へ行く際、日本で使用しているスマートフォンをインターネットに接続するには、いくつか方法がありま...海外SIM情報韓国(更新)
Telecom Times編集部 -
日本から近く、短期旅行が可能な韓国に滞在している間も、インタ...日本から近く、短期旅行が可能な韓国に滞在している間も、インターネット環境を必要とすることがあります。現地でスマ...海外Wi-Fi情報韓国(更新)
Telecom Times編集部 -
K-POPや韓国ドラマが好きで、韓国の文化に興味があったKさ...K-POPや韓国ドラマが好きで、韓国の文化に興味があったKさん。この記事では、2022年11月に韓国留学から帰...旅行の持ち物留学韓国(更新)
Telecom Times編集部 -
南山ソウルタワーやロッテワールド等魅力的なスポットがいっぱい...南山ソウルタワーやロッテワールド等魅力的なスポットがいっぱいの韓国。その旅行中に、あれを持ってくれば良かった!...旅行の持ち物韓国(更新)
Telecom Times編集部
海外の国・地域の記事
ア | |
カ | |
サ | |
タ | |
ナ | |
ハ | |
マ | |
ヤラ |
最新記事
-
バックパッカーとして日本全国を旅する場合でも、ビジネス渡航で...バックパッカーとして日本全国を旅する場合でも、ビジネス渡航で賑やかな都市を移動する場合でも、また週末の休暇を楽...その他お役立ち情報Bounce(更新)
Telecom Times編集部 -
株式会社テレコムスクエアは、セルフWi-Fiレンタル「WiF...株式会社テレコムスクエアは、セルフWi-Fiレンタル「WiFiBOX」を、秋田空港の国内・国際線の計2カ所に設...お知らせWiFIBOX空港
Telecom Times編集部 -
株式会社テレコムスクエアは、非接触で簡単にモバイルWi-Fi...株式会社テレコムスクエアは、非接触で簡単にモバイルWi-FiルーターをレンタルできるセルフWi-Fiレンタル「...お知らせWiFiBOX
Telecom Times編集部