留学中の通信どうする?海外Wi-Fi・eSIM・SIMカードの選び方とおすすめサービス
留学を控えている方の中には、海外でのインターネット環境をどのように確保すればよいか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
現地に到着してから通信手段を準備しようとすると、授業や学校からの連絡、日常生活に支障をきたす可能性があります。特に初めての留学では、渡航前に安定した通信環境を整えておくと、安心して留学生活をスタートできます。この記事では、留学先で利用できる通信の種類と、留学におすすめのポケットWi-Fiサービスについてご紹介します。
Telecom Times監修者

株式会社テレコムスクエア:大森
旅行とガジェットをこよなく愛する海外通信の専門家。豊富な海外渡航経験と通信の専門知識を活かし、旅先で困らないeSIMとWi-Fiレンタルの選び方を発信している。
目次
留学に安定した通信環境が必要な理由

留学中は、現地の先生や日本にいる家族との連絡はもちろん、初めて訪れる土地で地図を確認したり、分からない単語を調べたりする場面でもインターネットが欠かせません。
さらに、オンライン授業への参加や課題の提出など、学業面でもインターネットを利用する機会が日常的に発生します。留学生活を安心してスタートし、学業と生活の両方を円滑に進めるためには、安定した通信環境を事前に用意しておくことが重要です。
留学中の通信手段はこの3つが基本!
留学中に利用できる通信手段として代表的なのは、ポケットWi-Fi・eSIM・現地キャリアのSIMカードの3つです。
それぞれ特徴や料金などが異なるため、自分の留学期間や目的に合った通信手段を選ぶことが重要です。ここではそれぞれのサービスの特徴をメリット・デメリットとともに解説します。
- ・ポケットWi-Fi
- ・旅行用eSIM
- ・現地キャリアのSIMカード(eSIM)
- ・【比較表】3つの通信手段を比較
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiは、パスワードを入力するだけですぐにインターネットへ接続できる、留学中の通信手段として最もシンプルな選択肢です。複数台の同時接続が可能なため、オンライン授業や課題提出など、PCに繋げるWi-Fiが必要な場合に向いています。また、日本で事前にレンタルし、現地到着後すぐに利用できる点も安心できます。
一方で、ポケットWi-Fiは長期間利用すると費用が高くなりやすく、1年間などの長期留学には向いていない場合があります。また、物理的な端末を持ち歩く必要があるため、紛失や故障のリスクも考慮する必要があります。
旅行用eSIM
旅行用eSIMは海外旅行や留学向けの新しい通信手段として近年注目されており、名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。
物理SIMカードのように差し替える必要がなく、ポケットWi-Fiのように持ち歩く手間もないため、留学中に手軽にインターネットを利用したい方に向いている通信手段です。
ただし、複数端末の同時接続には向いていないため、留学中にPCとスマートフォンの両方で通信を行いたい学生にとっては、不便に感じる場合があります。また、eSIM対応端末でしか利用できないため、事前にご自身のスマートフォンが対応しているか確認しておく必要があります。
現地キャリアのSIMカード(eSIM)
現地キャリアが提供するSIMカードやeSIMには、プリペイド式と月額制の2種類があるのが一般的です。特に3か月を超える留学や長期滞在の場合は、月額制プランを選ぶことで、ポケットWi-Fiや短期向けeSIMと比べて通信費を抑えられるケースがあります。
また、渡航先の電話番号を取得できるため、学校との連絡や銀行口座の開設など、現地生活に必要な各種手続きをスムーズに進めやすく、長期留学に向いている通信手段といえます。
一方で、購入や契約を現地の言語で行う必要がある場合が多く、プラン内容や契約条件が分かりにくいこともあります。設定や手続きに不安がある方にとっては、利用開始までのハードルが高く感じられる点には注意が必要です。
【比較表】3つの通信手段を比較
上記で紹介した、留学中に利用できる3つの通信手段を比較してみましょう。
| 項目 | ポケットWi-Fi | eSIM | 現地キャリアのSIMカード |
|---|---|---|---|
| 手続きの簡単さ | ◎ 日本でレンタル可。 |
◎ 日本で購入可。 |
△ 一部日本で購入可。 手続きが難しい。 |
| 複数端末の利用 | ◎ 安定した接続。 |
〇 テザリング可。 |
〇 テザリング可。 |
| 価格 | 〇 | ◎ | ◎ |
| 現地の電話番号 | × | △ 一部通話付きプランもあり。 |
〇 |
| 利用できる端末の幅 | ◎ (ほぼ全端末) |
〇 (対応機種のみ) |
◎ (SIM対応端末) |
留学生が通信手段を選ぶときのポイントと注意点

ここまで3つの選択肢の説明をしましたが、次は留学生がこれらの通信手段を選ぶ際のポイントや注意点を解説します。
「何を基準に選べばいいかわからない・・」という方は以下を参考にしてみてください。
- ・滞在期間で選ぶ
- ・SIMロックフリー・eSIM対応機種かを事前に確認
- ・国別の通信事情をチェック
- ・使用用途によって選ぶ
滞在期間で選ぶ
留学と一口にいっても1週間~1か月程度の短期留学から、半年~1年以上の長期留学まで滞在期間はさまざまです。
短期留学の場合は、LINEなどの連絡手段や地図・情報検索といった基本的なインターネット環境が整っていれば十分なケースが多いため、申し込みから利用開始までの手続きが簡単なポケットWi-FiやeSIMが適しています。
一方、長期留学の場合は、現地の人との連絡や、住居・銀行・学校関連の手続きなどで現地の電話番号が必要になることがあります。そのため、現地キャリアが提供するSIMカードやeSIMを利用すると、現地生活に適した通信環境を整えやすいでしょう。
SIMロックフリー・eSIM対応機種かを事前に確認
eSIMかSIMカードの利用を検討している方は、購入前にまずお使いのスマートフォンがSIMロックフリー端末であるかを確認する必要があります。日本の大手携帯会社で購入したスマートフォンの場合、他社のSIMカードやeSIMが利用できないSIMロックがかかっているケースがあるため注意が必要です。
SIMロックの有無や解除方法については、事前に必ず確認しておきましょう。
また、eSIMを利用する場合は、SIMロックフリーであることに加えて、端末がeSIMに対応しているかの確認も欠かせません。対応していない端末では、購入後に現地で利用できない可能性があります。トラブルを防ぐためにも、必ず事前にチェックしておくことをおすすめします。
ちなみに、ポケットWi-Fiの場合は対応端末やSIMロックフリーについて気にする必要がないため、迷ったらポケットWi-Fiを選ぶのも一つの手段です!
国別の通信事情をチェック
留学中に利用する通信手段を選ぶうえで、渡航先ごとの通信事情を確認しておくことも大切です。
例えば、プリペイド式のSIMカードを空港や街中の店舗で手軽に購入できる国もあれば、利用開始前にパスポートによる本人確認や事前登録が必須となる国もあります。購入方法や手続きの違いによっては、想定以上に時間がかかる可能性もあります。
また、長期滞在では現地キャリアの月額制プランが割安になることもありますが、国によっては通信費自体が高く、月額制のプランを選んでも結果的にポケットWi-FiやeSIMよりコストが高くなるケースも少なくありません。料金水準やデータ容量を比較したうえで、最適な通信手段を選ぶことが重要です。
使用用途によって選ぶ
留学中の通信手段を選ぶうえで、最後に確認しておきたいのが使用用途にあった通信容量のプランがあるかという点です。日常的な連絡や地図検索が中心であれば小容量プランでも対応できますが、オンライン授業の受講や動画視聴を頻繁に行う場合は、より多くのデータ通信量が必要になります。
▼通信量目安(1時間)
| 項目 | 消費される通信量 |
|---|---|
| 地図検索 | 約10-50MB |
| YouTube (標準画質720p) | 約0.7GB-1GB以上 |
| Zoom会議(グループ通話) | 約1GB以上 |
特に授業の受講や課題提出などで安定した通信環境が求められる場合は、データ容量を気にせずに利用できる無制限プランを選ぶと安心です。利用目的に応じて通信手段やプランを選択することで、留学中の通信トラブルや無駄な出費を防ぐことに繋がります。
渡航先別|現地の通信事情まとめ

留学先でスマホやインターネットを快適に利用するには、渡航先ごとの通信事情を事前に把握しておくことが重要です。国や地域によって、通信料金やSIMカードの購入方法、利用条件には違いがあります。ここでは、留学先として特に人気の高い国・地域を中心に、現地の通信事情をわかりやすくまとめました。
- ・オーストラリアの通信事情
- ・カナダの通信事情
- ・韓国の通信事情
- ・ヨーロッパの通信事情
オーストラリアの通信事情
オーストラリアでは、電話番号付きのSIMカードやeSIMを購入する際、利用前に本人確認(KYC)が必須となっています。多くの場合、パスポート情報の登録が必要で、現地住所の入力を求められることもあります。
現地の電話番号が必要な場合は一般的な手続きですが、短期留学や語学留学で通話やSMSをほとんど使わない場合は、本人確認が不要なポケットWi-Fiやデータ通信専用eSIMを選ぶことで、手軽にインターネットを利用できます。
カナダの通信事情
カナダの通信市場は、主要キャリア数社が市場の大半を占めており、価格競争が起きにくい構造となっています。そのため、通信品質は安定している一方で、他国と比べて通信料金が高い傾向があります。
実際に代表的なキャリアプランを比較してみましょう。
| 項目 | プラン | 価格 |
|---|---|---|
| カナダのキャリアが提供するプラン (Rogers参照) |
100GB/月 通話+データ |
75カナダドル (≒8,343円) |
| オーストラリアのキャリアが提供するプラン (Vodafone参照) |
100GB/月 通話+データ |
35オーストラリアドル (≒3,577円) |
このように、同じデータ容量でも国によって通信料金に大きな差があります。
特に短期留学の場合、実際の利用量に対して高額なプランを契約してしまうケースも少なくありません。そのため、簡単な手続きで利用でき、滞在期間に応じて柔軟に使えるポケットWi-FiやeSIMを検討すると、コストや準備の負担を抑えやすいでしょう。
韓国の通信事情
韓国では、電話番号が本人認証の基盤として広く利用されており、配送サービスの受け取りやタクシーアプリ、各種会員登録など、さまざまな場面で電話番号が必要になります。このため、現地の大手通信キャリアだけでなく、日本で購入できるeSIMサービスでも電話番号付きのeSIMが多く提供されているのが特徴です。
特に、日本のeSIM販売サイトで購入した場合は、日本語サポートを受けられるケースが多く、購入手続きや初期設定に不安がある方でも安心して利用できます。一方で、eSIMは端末の対応状況や音声通話の有無、データ容量などによって使い勝手が異なるため、利用前にeSIM利用時の注意点を確認し、自分の利用用途に合っているかを見極めることが重要です。
ヨーロッパの通信事情
ヨーロッパの通信事情で特に特徴的なのが、EU域内での「ローミング無料(Roam Like at Home)」制度です。EU加盟国で発行されたSIMカードやeSIMであれば、追加料金なしで他のEU加盟国でもデータ通信や音声通話を利用できます。ヨーロッパ留学では、週末に近隣国へ旅行する人も多く、現地キャリアのSIMを検討している方にとって知っておきたいポイントです。
ただし、この制度はEU加盟国のみに適用されるため、イギリスなどEU加盟国以外では対象外となる場合があります。複数国を移動する予定がある場合は、対応国を事前に確認し、ヨーロッパ周遊対応のeSIMやポケットWi-Fiなども含めて、自分の利用用途に合った通信手段を選ぶことが重要です。
留学におすすめのWi-Fiはこれ!|WiFiBOXの魅力

ここまで説明したように、留学中の通信手段にはポケットWi-Fi・eSIM・現地SIMの3つがあり、さらに国ごとに通信料金や手続きのハードルは大きく異なります。
そのため、「どの国へ行っても安定して使えて、なおかつ出発前に確実に準備しておきたい」というニーズを持つ留学生も多いはずです。
そうした条件を満たし、留学前に日本で準備を完結できる通信手段としておすすめなのが、WiFiBOXです!
ここからは、WiFiBOXが留学生に選ばれている理由を具体的に見ていきましょう。
- ・2日前受け取り可能!出発直前でも準備が簡単
- ・全国600カ所以上で受取・返却ができて便利
- ・モバイルバッテリーとしても利用できる
- ・24時間の日本語サポートで初めての留学でも安心
- ・あんしん保証
2日前受け取り可能!出発直前でも準備が簡単

留学前は、パスポートやビザの準備、学校との手続きなどで何かと慌ただしくなり、通信手段の準備を後回しにしてしまうことも少なくありません。出発直前になって慌てて通信サービスを探すケースも多いでしょう。
WiFiBOXは、出発当日に予約・受け取りが可能なだけでなく、事前に申し込んでおけば2日前に受け取ることもできます。街中のコンビニや空港でスムーズに受け取れるため、準備に追われている状況でも安心して出発できます。
※申し込みから受取までの流れについて詳しく知りたい方はこちら
全国600カ所以上で受取・返却ができて便利
直前・当日でも予約・受け取りができるのは便利ですが、「地方に住んでいても同じように受け取れるの?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
WiFiBOXは全国600カ所以上に設置されており、主要空港はもちろん、地方空港や主要駅・商業施設、一部ホテルなどでも受取・返却が可能です。自宅近くや乗り換え途中で受け取ることも可能なので、忙しい留学準備の負担を減らしたい方にとって使いやすい点が魅力です。
モバイルバッテリーとしても利用できる
WiFiBOXの大きな特徴の一つが、Wi-Fiに接続しながらモバイルバッテリーとしても使える点です。
日本ではモバイルバッテリーのシェアリングサービスが充実していますが、海外では日本ほど普及しておらず、必要な場面で見つからないこともあります。WiFiBOXなら通信と充電を1台でまかなえるため、スマートフォンや周辺機器用に別途モバイルバッテリーを持ち歩く必要がなく、荷物を減らしたい留学生にも便利です。
24時間の日本語サポートで初めての留学でも安心
特に初めての留学では、通信トラブルが起きた際に「誰に相談すればいいのかわからない」という不安を感じる方も多いでしょう。
WiFiBOXでは24時間対応の日本語サポートが用意されているため、時差のある渡航先でも安心して相談できます。現地の言語や英語に自信がない方でも、困ったときに日本語で問い合わせできる点は、留学生やそのご家族にとって心強いポイントです。
あんしん保証
留学中は、端末の紛失や故障など、予期せぬトラブルが起こることもあります。
WiFiBOXのあんしん保証に加入しておけば、万が一のトラブル時にも追加費用の負担を抑えることができ、安心して利用できます。慣れない海外生活でも通信トラブルへの不安を減らせるため、初めての留学や長期滞在を控えている方にもおすすめです。
まとめ

留学中のインターネット環境は、学業や日常生活を支える重要な要素です。通信手段にはさまざまな選択肢がありますが、国ごとに料金や手続きのハードルが異なるため、事前に準備できるかどうか、到着後すぐに使えるかどうかが大きな判断ポイントになります。
留学前から準備でき、簡単な手続きで安心して利用できるWiFiBOXは、通信で失敗したくない方にとって心強い選択肢です。出発前に通信環境を整えて、安心して留学生活をスタートしましょう!

