
【2025年版】中国で使えるおすすめのeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から徹底解説
中国といえば、政府によるインターネット規制「金盾」の影響によって、インターネットでの自由なネット利用が禁止されています。インターネットを利用する際、現地の無料Wi-Fiスポットだけでは不安でしょう。中国への出張や旅行でスマホを自由に使いたいとき、便利なのがeSIMやSIMカードです。しかし、初めてSIMを利用する場合、使い方などがわからないかもしれません。
本記事では、中国で使えるSIMカードやeSIMを使う方法やおすすめのeSIM、メリット・デメリットをご紹介します。さらに、特におすすめの「eSIM square」についての紹介や、利用の流れや注意点も説明しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
中国で日本のスマホを使う方法
出張や旅行などで中国に行く際、スマホをどう利用したらよいのか迷うこともあるかと思います。
中国では国の施策としてインターネット規制が行われています。政府による通信内容の検閲が実施され、原則として国外のWebサイトは自由に閲覧できません。
規制対象はGoogleやYahoo!検索、TwitterやYouTubeなどのSNS、LINEやWhatsAppのようなチャットツールなどが挙げられます。
空港やホテルといった公共の場で接続できる無料Wi-Fiの場合も、インターネット規制の対象に含まれるため、中国の無料Wi-FiでSNSを使用しようとしてもサイトにつながりません。金盾(グレートファイヤーウォール)とも呼ばれる本規制は、香港とマカオ以外の中国全土が対象です。
自由にインターネットを利用するためには、Wi-FiレンタルかSIMカード、eSIMという選択肢があります。
それぞれの特徴を詳しくみてみましょう。
Wi-Fiレンタル
Wi-Fiレンタルは、レンタルサービス会社からルーターを借りてインターネットに接続する方法です。必要な通信量・借りる日数で利用プランを選びます。
レンタルしたルーターでインターネットを利用しても、契約しているキャリアの電波を使うわけではありません。各キャリアのデータ制限はかからないため安心です。
また、中国のWi-Fi情報についてはこちらの記事よりご確認ください。中国のインターネット規制を回避するために、どのWi-Fiをレンタルすればよいのか、より詳しく解説しています。
中国SIMカードの利用
中国のSIMカードを購入し、スマホに挿入してインターネットを利用する方法です。SIMとは「Subscriber Identity Module」の略で、小さいチップのようなものです。カードのような形であることから、「SIMカード」と呼ばれています。
SIMには加入者を特定する情報が記録されており、スマホにセットすることで通信ができるようになります。SIMカードを使う際には、使用端末がSIMフリーまたはSIMロック解除済みであることが必要です。事前に確認しておきましょう。
中国でもSIMカードを購入できますが、現地で購入すると基本的にLINEやGoogle、FacebookなどのSNSを使えません。政府によるインターネット規制・検閲があるためです。
ただし、中国旅行用のSIMカードは日本でも購入でき、その場合はインターネットの規制もありません。
なお、中国でSIMカードを購入する場合は身分証明証が必要になり、手間がかかります。SIMカードを利用する場合は、日本で購入していくほうが面倒もなく、自由にインターネットを使えるのでおすすめです。
eSIMの利用
eSIMとは、スマホ本体にあらかじめ埋め込まれた一体型のSIMのことです。SIMカードのように差し込む必要がなく、スマホ本体に埋め込まれたSIMの情報を書き換えるだけでスマホを利用できるようになります。
SIMカードは製品を手に入れて挿入しなければなりませんが、eSIMは操作によりすぐに利用できるのがメリットです。ただし、SIMカード同様に、使用端末がSIMフリーまたはSIMロック解除済みであること、さらにeSIM対応端末であることが必要です。この後の記事内でも詳しく解説していきます。
また、中国で使えるeSIMも日本で購入でき、QRコードをスキャンするだけなど設定も簡単です。
現地でも購入できる?中国のSIMカードを使う方法とは
中国のSIMカードを使うには、まずSIMカードを購入する必要があります。手に入れる方法は現地で購入するか、事前に日本で購入するかの2通りです。
前にお伝えしたように、中国のSIMカードはSNSを利用できません。特に必要ない、もしくは日本で購入できなかったという人は、現地でSIMカードを購入しましょう。
中国の大手キャリアは、以下の3社です。
- 中国联通(China Unicom)中国北部がメイン
- 中国電信(China Telecom)中国南部がメイン
- 中国移動(China Mobile)全国で利用可能
中国でSIMカードを購入できるのは、主に以下の場所です。
- 空港や街中にある通信会社の支店
- SIMカード販売店
- イミグレーション付近のコンビニ
- 香港の空港・駅
空港で支店が見つからないときは、案内カウンターで尋ねれば教えてくれるでしょう。
購入には身分証明が必要ですが、パスポートだけでは対応できない店舗もあります。
SIMカードは日本でも、Amazonなどネット通販で購入できます。出発前に余裕があれば、購入しておく方が便利です。
主なSIMカードの価格は以下のとおりです。
- 大中華30日間(中国联通)15GBデータ通信専用:1,900円(税込)
- 30日間10GB現地通話30分:2,880円(税込)
※2025年5月時点の情報です
中国でeSIMを使う方法とは
eSIMはオンライン上で設定を変更し、インターネットを利用する方法です。中国でもSIMカード不要でスマホが使えることから、旅行や出張時に利用する人が増えています。
中国のeSIMはさまざまな会社が提供しており、主に以下の会社で購入できます。
- Holafly(1〜90日):990円〜20,590円
- airalo(7〜30日):750円〜7,350円
- Truphon(1~30日):5.55ドル~49.93ドル
※2025年5月時点の情報です
使い方は、基本的にQRコードをスキャンしてデータプランを設定するだけです。 到着時にeSIMをアクティベートすると、すぐにインターネットに接続できます。
中国でeSIMを使うならeSIM squareがおすすめ
中国でeSIMを利用したい方には、eSIM squareがおすすめです。eSIM squareは株式会社テレコムスクエアが提供するeSIM販売サイトです。使い方は簡単で、eSIMを購入後、端末で設定するだけの2ステップで完了します。
いつでもどこでもアプリや公式サイトからオンラインで購入でき、用途に合わせてデータ容量を選べます。
ここでは、中国で使えるeSIMを購入できるeSIM squareについて詳しく見ていきましょう。
おすすめポイントは?eSIM squareについて
eSIM squareはテレコムスクエアが運営しているeSIMブランドです。アプリまたは公式サイトから豊富なラインナップの中から自分にあったeSIMをリーズナブルな価格帯で見つけることができます。
eSIM squareの特長
- 使い方は簡単、2ステップ
eSIMをアプリまたはサイトから購入→QRコードを読み取って端末で設定
上記の2ステップで最短3分から誰でも簡単にeSIMをご利用いただけます。 - いつでもどこでも、自分のスマートフォンで快適インターネット
オンラインで手続きが完了し、設定後からすぐにインターネットが使えるので、急な利用にも安心です。さらに、途中でデータが必要になったらオンラインでリチャージすることもできます。 - 通話付きや無制限プランも、世界200以上の国・地域に対応した豊富なプラン
200以上の国・地域に対応している豊富なプランを取り扱っています。さらに、無制限プラン、通話/SMS機能付きプラン、周遊プラン等のeSIM商品も販売しています。 - 通信専門の日本語スタッフが24時間体制でサポート
eSIM squareの運営会社であるテレコムスクエアは、これまで「Wi-Ho!ネットストア」や、かつてないWi-Fiレンタル「WiFiBOX」などを手掛けており、通信事業者のパイオニアとして、1995年から旅行者の通信環境をサポートしてきました。これまでのナレッジを蓄積した通信専門スタッフが24時間体制でサポート対応いたします。
eSIM squareで買える中国のeSIMのスペック
eSIM squareで買える中国のeSIMのプランについてみていきましょう。
- 中国1GBパック7日間...¥1,380
- 中国 3GBパック 30日間...¥2,680
- 中国 10GBパック 30日間...¥7,780
- 中国 10GBパック 7日間...¥6,680
※上記料金は2025年5月時点の販売価格です。最新の料金に関してはeSIM square公式サイトにて直接ご確認ください。
さらに、上記プランはすべてリチャージ可能となっております。データが足りなくなった際は、アプリまたはサイトからデータを追加購入することができるため安心です。
また、中国単国のみで使えるプランだけでなく、アジア周遊や世界周遊のeSIMを販売しています。詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。
eSIM squareの購入から利用までの流れ
eSIM squareの手続きは、購入からセットアップまですべてオンラインで完結します。
ここでは、eSIMの購入からセットアップの流れをみていきましょう。
【アプリまたはサイトから】eSIMの購入方法
eSIM squareはアプリまたはサイトから購入することができます。
- eSIM squareのアプリまたは購入サイトにアクセスする
App Storeはこちら
Google Playはこちら
eSIM square公式サイトはこちら - 利用したい国、地域を検索、または選択する
- プランの詳細をタップする
- 購入商品を決めたら「ログインして購入」をタップする
- はじめての場合「新規会員登録」をタップする
- メールアドレスを入力、利用規約を確認し、「新規登録」をタップする
- 入力したメールアドレスに確認コードが届く
- 確認コードを入植し、「次へ」をタップする
- 会員情報を入力後、「登録」をタップする
- 支払方法の「変更」をタップする
- 希望の支払い方法を選択する
- 支払方法を決定後「購入を確定」をタップする
- 決済完了後、注文が確定
なお、eSIMは注文したら即時に発行されます。注文のキャンセル・交換はできないため、よく確認してから申し込みましょう。
セットアップ
eSIMのデータプランを購入後、セットアップを行います。セットアップはSIMフリーもしくはSIMロックを解除したeSIM対応端末で、インターネット通信が安定している状態で行います。
セットアップの手順はiOS(iPhone)とAndroidで異なります。今回はiOSを例にインストールする方法をご紹介いたします。(AndroidにeSIMをインストールする方法はこちら)
iOSにeSIMをインストールする方法
セットアップの手順は、以下のとおりです。
- 「設定」を開く
- モバイル通信を選択する
- SIMの欄から「eSIMを追加」をタップする
- 「モバイル通信を設定」画面が開くので「QRコードを使用」ボタンをタップする
- QRコードをスキャンする
- 「eSIMをアクティベート」画面でアクティベート処理を待つ
- 2回線までしか同時に使用できないため、不要な回線はオフにする
- 「eSIMアクティベート中」の画面が表示されるため「続ける」ボタンをタップする
- SIMの欄にeSIMが追加されていることを確認する
すべて完了すると通信に必要なeSIMの情報(eSIMプロファイル)がインストールされます。目的地に到着後、「設定」にてeSIMに切り替えることが可能です。
中国でeSIMを使うメリット
中国でeSIMを利用することで、以下のようなメリットがあります。
- 紛失や破損の心配がない
- オンライン上で簡単に利用できる
まず、物理的なSIMカードは紛失するリスクがあります。小さいため、扱いに慣れていないと破損させてしまうかもしれません。eSIMであれば、そのような心配をせずに済みます。
また、紛失しないようにするために中国の店舗で購入しようとしても、身分証明証が必要であり、パスポートだけでは購入できない場合もあります。
eSIMであればこれらの問題がなく、簡単にインターネットを利用できるのがメリットです。
中国でeSIMを使う場合の注意点
eSIMは複数の端末で使うことはできません。SIMカードのように、別のスマホに差し替えて使うことができないため注意しましょう。
一度QRコードからスマホにインストールしたeSIMをほかのスマホで使いたい場合は、eSIMの再発行・再購入の手続きが必要です。
また、利用する携帯端末がSIMフリーであるかどうかも確認しましょう。大手の携帯会社でスマホを購入した場合、他社のSIMカードやeSIMが使えないよう制限された「SIMロック」状態になっている可能性が高いです。SIMロックがかかっている場合は事前に解除しておきましょう。解除方法は、スマホを購入した会社ごとに異なります。どれもオンラインで簡単に試せるため、下記ページから設定方法をご確認ください。
SIMロックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
さらに、eSIMに対応していない機種があることにも注意が必要です。事前に自分のスマホがeSIMを使えるかどうかは必ず確認しておきましょう。
ただし、iPhone、iPadは2019年以降の機種がすべてeSIMに対応しているように、今後はeSIMに対応する機種が増えてくるかもしれません。
中国のSIM・eSIM事情のまとめ
出張や留学、長期旅行などで中国に行くとき、eSIMが便利です。データ容量が選べるため、必要な分のプランを購入できます。SIMカードの挿入など面倒な手間がなく、紛失の心配もありません。
eSIM squareであればオンライン上でいつでも手続きができ、SIMカードを受け取るなどのタイムラグもなく、すぐにインターネットが利用可能です。サイトまたはアプリを通して幅広いプランの中から、自身にあったeSIMを購入できます。
中国への出張・旅行を予定している方は、ぜひご検討ください。
監修:Telecom Times編集部
2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
株式会社テレコムスクエア
海外渡航情報リンク
国・地域情報
出典:外務省ホームページ
在外公館が未設置の国・地域では、在外公館によるパスポートの発給や災害時の支援等に一定の制約があります。大洋州、カリブ海地域には、島嶼国以外にも、英国、フランス、オランダ等の海外領土が数多くあり、その多くが日本国の在外公館未設置です。渡航の際には、下記「日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意」をご確認ください。
在外公館ホームページ一覧
出典:外務省ホームページ
日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意
出典:外務省海外安全ホームページ
中国関連記事
-
中国といえば、政府によるインターネット規制「金盾」の影響によ...中国といえば、政府によるインターネット規制「金盾」の影響によって、インターネットでの自由なネット利用が禁止され...海外SIM情報中国(更新)
Telecom Times編集部 -
中国は政府によるインターネット規制「金盾」の影響で、無料Wi...中国は政府によるインターネット規制「金盾」の影響で、無料Wi-Fiスポットでの自由なネット利用が禁止されていま...海外Wi-Fi情報中国(更新)
Telecom Times編集部 -
中国本土へ旅行や出張に行く際、注意したいのがネット検閲です。...中国本土へ旅行や出張に行く際、注意したいのがネット検閲です。これにより、LINEやInstagram、Twit...旅行の持ち物中国(更新)
Telecom Times編集部
海外の国・地域の記事
ア | |
カ | |
サ | |
タ | |
ナ | |
ハ | |
マ | |
ヤラ |
最新記事
-
バックパッカーとして日本全国を旅する場合でも、ビジネス渡航で...バックパッカーとして日本全国を旅する場合でも、ビジネス渡航で賑やかな都市を移動する場合でも、また週末の休暇を楽...その他お役立ち情報Bounce(更新)
Telecom Times編集部 -
株式会社テレコムスクエアは、セルフWi-Fiレンタル「WiF...株式会社テレコムスクエアは、セルフWi-Fiレンタル「WiFiBOX」を、秋田空港の国内・国際線の計2カ所に設...お知らせWiFIBOX空港
Telecom Times編集部 -
株式会社テレコムスクエアは、非接触で簡単にモバイルWi-Fi...株式会社テレコムスクエアは、非接触で簡単にモバイルWi-FiルーターをレンタルできるセルフWi-Fiレンタル「...お知らせWiFiBOX
Telecom Times編集部