カザフスタンで使えるおすすめeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説

カザフスタンで使えるおすすめeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説

カザフスタンへ旅行や出張で渡航する際は、現地でインターネットを使うための準備が必要です。Wi-FiレンタルやSIMカードの購入など様々な方法がありますが、物理的なカードを介さず遠隔操作で設定を変えられるeSIMの活用がおすすめです。今回はカザフスタンのインターネット事情や現地でスマホを使う方法、eSIM販売サイト「eSIM Mart」について解説します。

カザフスタンで日本のスマホを使う方法

カザフスタンで日本のスマホを使う方法

カザフスタンで日本にいる時と同じようにスマホを使うには工夫が必要です。方法は国際ローミングや携帯レンタル、Wi-Fiルーターのレンタル、SIMカードの購入、eSIMの活用の4つです。それぞれの方法のメリットや注意点を紹介します。

国際ローミングや携帯レンタル

現在のプランに国際ローミングのオプションがついていれば、特別な手続きなく、カザフスタンでそのままスマホを使えます。Wi-Fiルーターの受取や返却、SIMカードの抜き差し、フリーWi-Fiスポットへの移動などがないため、手軽に利用できる方法です。

ただしローミング用のプランを使わない場合、日本では考えられないほどの高額の料金を請求されてしまう点に注意してください。自動適用の条件を満たしているか、申し込み忘れはないか事前の確認が必要です。

カザフスタンにいる間のみ使う海外用の携帯をレンタルするのも一つの手段です。現地に対応した端末のため通話品質が安定し、必要な日数分の利用料金のみでコストを抑えやすいのもメリットといえます。

Wi-Fiレンタル

第一に考えられるのは専用のWi-Fiルーターをレンタルしてカザフスタンに持参する方法です。現地のフリーWi-Fiはセキュリティ面の不安が大きく、通信の傍受や個人情報の摂取の危険があり、できるだけ利用を避けるべきでしょう。

通信業者からさまざまな契約プランが出ていて、滞在期間や必要な通信量に応じて自分に合ったものを選べます。比較的料金もリーズナブルで、負担を抑えて安定した通信環境を確保できます。一つの端末で複数台の機器を同時に接続でき、複数人での出張や友人との旅行の際も重宝するでしょう。

カザフスタンで使えるWi-Fiレンタル情報について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。

カザフスタンSIMカードの利用

カザフスタンで使えるSIMカードを購入し、お手持ちのSIMフリースマホに挿入するのも一つの手です。カードは現地の空港や街中のコンビニのほか、国内にいるうちに通販サイトで買う方法もあります。

滞在期間や必要なデータ通信量に応じて適切なプランを選べば、費用を抑えやすいのはWi-Fiレンタルと同様。カードを挿入すれば後は日本と同じようにスマホを使えます。

現地での購入の場合、ロシア語やカザフ語を習得していないと購入手続きで戸惑うかもしれません。SIMフリースマホ、またはSIMロック解除済みのスマホがないと利用できず、対象が限定されます。

eSIMの利用

eSIMはスマホに内蔵されたチップを通じて、遠隔操作によって通信設定を切り替える方法です。つまり、SIMカードの差し替え作業なく、スマホが利用できるサービスです。

SIMカードを自分で抜き差しする場合、ある程度スマホの知識がないと設定に苦慮します。
しかし、eSIMならSIMカードを抜き差しする手間がなく、専用アプリのインストールやQRコードの読み取りだけで手続きが完了します。最短で申込当日に開通するスピード感も魅力です。

デメリットはサービスを開始してさほど時間が経っていないため、対応しているスマホの種類が少ない点です。対応機種の場合、必要に応じてeSIMとSIMカードを切り替えて使うハイブリッドな使い方もできます。

カザフスタンでSIMカードを使う方法

カザフスタンでSIMカードを使う方法

カザフスタンでSIMカードを提供している主要な通信業者は以下の2つです。

  • kcell
  • Beeline

kcellは首都アルマトイをはじめ、人口密集地域のほぼ全域にわたって高品質なサービスを提供する業者です。Beelineは規模的にkcellに次ぐ通信業者で、通信対応エリアも同程度でありながら料金がリーズナブル。

空港や街中のコンビニで購入すべきSIMカードを何にすべきか迷ったら、上記の業者の製品を選んでおけば安心です。

現地調達で注意すべき点は日本語が通じない店員とコミュニケーションを取らねばいけないことです。現地語が分からない観光客に対して相場より高値で売りつけるケースも起こりえます。

現地スタッフとのやり取りに不安がある場合、日本にいるうちにAmazonや楽天などの通販サイトで購入したほうが安心です。Amazonでは先ほど紹介したBeelineのSIMカードが出品されています。

  • 5日間6GB高速データ:2.980円(税込)
  • 8日間6GB高速データ:3,280円(税込)
  • 10日間6GB高速データ:3,480円(税込)

期間内に6GBを超えても利用不可にはなりませんが、最大通信速度が128KBまで低下します。スピードが遅くなるだけでGoogleマップやトークアプリのメッセージ機能は引き続き使用可能です。

カザフスタンでeSIMを使う方法

カザフスタンでeSIMを使う方法

カザフスタン対応のeSIMを提供している主要な業者は以下の通りです。

  • Holafly
  • Ubigi
  • airalo

上記のうちHolaflyはアスタナやシムケントをはじめ、カザフスタンの大部分をカバーする対応エリアの広さが魅力です。使い方は簡単で、公式HPからQRコードを読み込み、以下のデータプランのうちお好みのものを選びましょう。

  • 7日間3GB:2,400円
  • 10日間5GB:4,400円
  • 15日間7GB:5,700円
  • 20日間10GB:6,900円
  • 30日間12GB:8,400円
  • 60日間18GB:10,400円
  • 90日間25GB:11,900円

購入が完了したら、メールで即eSIMを受け取れます。現地到着時に設定を切り替えてアクティベート状態にすることで、いつものようにインターネットを使えます。すでに旅行中や急ぎの場合でもすぐに通信環境を確保できる使い勝手の良いサービスです。

eSIMは申込〜利用開始まで最短即日で、基本的には端末でコードを読み取るだけのシンプルな手続きです。SIMカードの知識が乏しく、交換方法や設定の仕方が分からない場合でも、戸惑う可能性は低いでしょう。

※2023年8月時点

カザフスタンでeSIMを使うならeSIM Martがおすすめ

カザフスタンでeSIMを使うならeSIM Martがおすすめ

カザフスタンで利用できるeSIMを購入したい方には、eSIM Martがおすすめです。
eSIM Martとは、世界200以上の国と地域で利用できるeSIMを購入することができる、世界最大級※の旅行用eSIM販売サイトです。
周遊プランを豊富に取り扱っているので、カザフスタン以外の国を周遊する方にもおすすめです。
また、データ容量プランも幅広いため、用途に合わせて購入可能です。

ここでは、eSIM Martで購入可能な、カザフスタンで使えるeSIMについて詳しく見ていきましょう。

eSIM Martについて

eSIM Martは、自社商品を含む136社のキャリア、計286の商品を取り扱っています。また、一部キャリアには通話・SMS機能が付いています。
豊富なプランの中からご自身に合った商品を選択し、購入することが可能です。

また、eSIM Martなら会員登録の必要がなく、購入から利用までWebで完結します。購入後は即日で利用開始できるので、急遽インターネットが必要になったときにもおすすめです。

eSIMならWi-Fiレンタルのように、余計な荷物が増えることなく、いつも使用しているスマホだけでインターネットに接続可能です。

※世界200以上の国と地域対応 2023年12月15日自社調べ

eSIM Martで買えるカザフスタンのeSIMのスペック

eSIM Martで購入可能なカザフスタンのeSIMのプラン一覧は以下のようになっています。

  • SimOptions Smart Traveller eSIM   2,690円/10日
    6GBプラン / 26ヶ国対応
  • AIS eSIM2FLY Asia 2,990円/8日
    6GBプラン / 31ヶ国対応
  • Three HK 30-Day Pass Global 3GB 3,750円/30日
    3GBプラン / 93ヶ国対応
  • Three HK 30-Day Pass Global 5GB  5,250円/30日
    5GBプラン / 93ヶ国対応
  • AIS eSIM2FLY Global  5,990円/15日
    6GBプラン / 141ヶ国対応

※上記料金は、2024年1月16日時点の為替レートを適応した金額です。為替レートの関係で、毎月1日に、日本円での料金が変更となります。最新の料金に関してはeSIM Mart公式サイトにて直接ご確認ください

eSIM Martでは、カザフスタン単国プランは取り扱っていませんが、周遊プランを利用することで、カザフスタンでもインターネットに接続することが可能です。 複数の国を旅行する方は、アジア周遊プランから世界周遊プランまで販売されていますので、周遊する国に合わせてお選びいただけます。

eSIMを利用するには、お持ちの端末がeSIMに対応している必要があります。購入する前に、必ずeSIM Mart公式サイトにてeSIM対応端末一覧をご確認ください。

カザフスタンで利用できるeSIMのプランは、リチャージに対応していませんが、インターネット環境があれば、いつでもWebで新しいeSIMを追加購入することが可能です。

eSIM Martで買えるカザフスタンのeSIMの詳細についてはこちら

eSIM Martの利用の流れ

eSIM Martの利用の流れ

eSIM Martの手続きは、購入からセットアップまですべてオンラインで完結します。

ここでは、eSIMの購入からセットアップの流れをみていきましょう。

eSIMの購入

eSIMの購入は、トップページの検索画面を表示し、以下の手順で行います。

  1. 検索欄に利用する国名を入力する
  2. 利用したいプランの「今すぐ購入」をクリックする
  3. ショッピングカートの中身に間違いなければ、連絡先・カード名義人、お支払情報を入力する ※入力したメールアドレスにeSIMのQRコードが届きます
  4. 「利用規約・プライバシーポリシーに同意し、SIMロックフリーのeSIM対応端末であることを確認しました。」のチェックボックスにチェックをいれて「支払い」をクリックする
  5. 決済完了後、注文が確定

注文完了後に購入明細書と、eSIMダウンロード用QRコードが記載されたPDFが添付されたメールが1通届くため、確認してください。
なお、eSIMは注文したら即時に発行されます。注文のキャンセル・交換はできないため、よく確認してから申し込みましょう。

セットアップ

eSIMのデータプランを購入後、セットアップを行います。セットアップはSIMフリーもしくはSIMロックを解除したeSIM対応端末で、インターネット通信が安定している状態で行います。
セットアップの手順はiOS(iPhone)とAndroidで異なります。今回はiOSを例にインストールする方法をご紹介いたします。(AndroidにeSIMをインストールする方法はこちら

iOSにeSIMをインストールする方法

セットアップの手順は、以下のとおりです。

  1. 「設定」を開き、「モバイル通信」をタップ
  2. 「eSIMを追加」をタップ
  3. 「QRコードを使用」をタップし、カメラでQRコードをスキャン
    ※QRコードが読み取れない場合
    1. ①「QRコードを使用」を選択し、画面下部にある「詳細情報を手動で入力」をタップ
    2. ② SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを入力(注文確認メールに添付されているPDFファイルに記載されています。また、通信事業者から確認コードが提供されている場合は、確認コードも入力してください。)
    ※eSIMによっては、注文確認メールに添付されているPDFファイルに記載されている確認コードの入力が求められる場合があります
  4. 「モバイルデータ通信プランを追加」を選択する
  5. モバイル通信プランの名称を設定する
  6. デフォルト回線に「主回線」を選択する
  7. iMessage・FaceTime・AppleIDに「主回線」を選択する
  8. モバイルデータ通信に「主回線」を選択する

すべて完了すると通信に必要なeSIMの情報(eSIMプロファイル)がインストールされます。目的地に到着後、「設定」にてeSIMに切り替えることが可能です。

iOSの詳しい設定方法はこちら

eSIM Mart公式サイトはこちら

※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。

カザフスタンでeSIMを使うメリット

カザフスタンでeSIMを使うメリット

カザフスタンでeSIMを使うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。今回は、Wi-FiレンタルとSIMカードを比較して見ていきましょう。

まず、Wi-Fiレンタルの場合、「レンタルのため破損や紛失に注意が必要」「受取と返却の手間がある」「持ち歩くのに荷物になる」「バッテリーがなくなると使えなくなる」などのデメリットがありあます。

SIMカードの場合は、「SIMカードの差し替えが必要なため、保管中に無くさないように気をつける必要がある」「小さく精密なため、扱いに慣れていないと破損させてしまうおそれがある」などが難点です。

これらと比べてeSIMは、物理的なSIMカードではないため、紛失や破損の心配はなく、荷物にもなりません。インターネットさえつながる環境であれば、日時や場所を問わず、購入・セットアップが可能です。事前にインストールしておけば、カザフスタン現地に着いたらすぐにeSIMに切り替えることもでき、店舗に立ち寄る手間もなく簡単です。さらに、Wi-FiレンタルやSIMカードよりも、低価格なものが多いのもメリットです。

カザフスタンでeSIMを使う場合の注意点

カザフスタンでeSIMを使う場合の注意点

ただし、メリットばかりではありません。eSIMを使う際には、以下のポイントに気をつけましょう。

まず、eSIMは複数の端末で使うことはできません。他の端末でもeSIMを使いたい場合は、新たにeSIMの発行・手続きが必要です。

また、お手持ちのスマホが「SIMロック」状態の場合、eSIMを使うことはできません。事前に確認し、ロックがかかっている方は、解除することをお忘れなく。解除方法はキャリアごとに異なります。下記ページよりご確認ください。

SIMロックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

さらに、eSIMに対応していない機種があることにも注意が必要です。事前に自分のスマホがeSIMを使えるかどうかは必ず確認しておきましょう。
ただし、iPhone、iPadは2019年以降の機種がすべてeSIMに対応しているように、今後はeSIMに対応する機種が増えてくるかもしれません。

カザフスタンのSIM・eSIM事情のまとめ

カザフスタンのSIM・eSIM事情のまとめ

カザフスタンに旅行や出張で渡航する際、お手持ちのスマホでインターネットを使うには、eSIMの活用がおすすめです。

eSIM MartのeSIMはプランの利用料金のみで、初期費用や追加料金が一切発生しません。オンラインでいつでもどこでも購入することができ、必要に応じたデータ容量のeSIMを選ぶことができる良いサービスです。少しでも興味がある方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

Telecom Times編集部

監修:Telecom Times編集部

2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
株式会社テレコムスクエア

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出典:外務省ホームページ

在外公館が未設置の国・地域では、在外公館によるパスポートの発給や災害時の支援等に一定の制約があります。大洋州、カリブ海地域には、島嶼国以外にも、英国、フランス、オランダ等の海外領土が数多くあり、その多くが日本国の在外公館未設置です。渡航の際には、下記「日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意」をご確認ください。

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