2024世界クラブ選手権大会第3位!藤中選手に伺った、大会の裏側とは

2024世界クラブ選手権大会第3位!藤中選手に伺った、大会の裏側とは

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今回お話を伺ったのはサントリーサンバーズ所属、プロバレーボール選手の藤中謙也さん(以下、藤中選手)です。前回のインタビューでは、バーレーンで行われた2023アジアクラブ選手権大会の振り返りや家族で行ったハワイ旅行の思い出などについて伺いました。
今回は、藤中選手へのインタビュー第4弾として、インドで行われた2024世界クラブ選手権大会に出場の感想や、遠征先での過ごし方などについてお聞きしました。

チームメイト集合写真

3位銅メダル獲得!サントリーサンバーズ初出場の世界クラブ選手権大会を振り返る

―世界クラブ選手権大会、銅メダル3位おめでとうございます!

藤中:ありがとうございます。

―大会を終えて、率直な感想をお聞かせください。

藤中:最終試合をフルセットで勝ち、メダルを獲得できたことが、ぼくの人生の中でも上位に入る嬉しい出来事でしたね。今回、世界クラブ選手権大会にサントリーサンバーズが初めて出場しました。当初は、メダルを獲得することのハードルがどのくらいなのか、正直分かりませんでした。しかし、初戦を勝ち抜き、様々な有名選手やチームと試合を進めていく中で、手応えを感じることができた大会だったと思います。

―最も手応えを感じた試合はありますか?

藤中:初戦ですかね。大会のレベルや海外チームの実力が分からない中で、初戦のセットを3対0でストレート勝ちできました。のちの3試合のプレーにも繋がる良い初戦だったかなと思います。

―試合の中で何か意識していたことはありますか?

藤中:「今の自分たちだったら、何ができるか」ということを考えながら試合に臨んでいました。相手チームの選手は、自分たちよりも身体が大きく、強いというのは分かっていたので、相手に意識を向けるというよりも、自分たちのプレーに集中するようにしていましたね。

チームメイト集合写真(自撮りVer)

―では、3位決定戦はいかがでしたでしょうか?

藤中:準決勝で負けてからの3位決定戦だったため、当初は気持ちの切り替えが難しかったです。また、3位決定戦の前にすでに3試合行っており、身体のコンディションの準備も必要でした。そのため、試合の始めは相手チームに先に2セットを取られた状況だったんです。しかし、試合の中でスキルや気持ちの部分を切り替え、徐々にチームの雰囲気が良くなって、3位を掴み取ることができました。この切り替えが、勝ち切れた要因かなと思っています。

―藤中選手流のモチベーションの保ち方や、切り替え方を教えてください。

藤中:「その日は反省する」のも良いかなと思っています。その日のうちにたくさん反省して落ち込んで、夜寝て朝起きたら、気持ちをしっかり切り替えて改めて頑張るようにしていますかね。

―負けてもしっかり反省して、次の日には切り替えて、その反省を試合に活かすのですね。

藤中:はい。負けてしまった準決勝の試合の日、宿に帰ってきた時間が、日付が変わる頃でした。ホテルで同室だったチームメイトも僕も、身体的にも精神的にも疲れが大きくて、ご飯を食べに行く気分にもなれないほどの状況でした。でも、次の日起きてからは、次の試合に向けてのコンディションを整えたり、気持ちを準備したりするようにしましたね。

―そして、そのような逆境を乗り越え、見事3位を勝ち取り、サントリーサンバーズの「大阪から世界へ」というスローガンが実現されたのですね。

藤中:そうですね。世界クラブ選手権大会に出られる楽しみもありましたし、そこでどれだけぼくらのプレーが通用するのか、挑戦の場でもありました。実際にそれをコートで表現できて、且つ結果も残すことができたので、個人としてもチームとしてもすごく大きな大会だったかなと思いますね。

チームメイトinコート

プチハプニングあり!?インドでの食事や、遠征時に欠かせない〇〇とは

―1日目はチームメイトと一緒に泊まる部屋に、ベッドが1つしかなかったということでしたが、どのような状況だったのでしょうか?

藤中:初日、ホテルに到着したのが朝方の3時ぐらいだったのですが、部屋に入るとベッドが1つしかなかったんです(笑)びっくりしたのですが、部屋を交換する手続きを行う気力よりも、睡魔が勝っていたので、シャワーを浴びてすぐそのまま2人で寝ましたね(笑)

―そうだったのですね(笑)次の日に影響はありませんでしたか?

藤中:次の日はまだ試合ではなかったので、大丈夫でした。また、眠さが本当に強かったので、ぐっすり寝られましたよ(笑)

ルームメイトとツーショット

―インドでの食事はどうされていましたか?

藤中:大会期間中は、大会の栄養士さんが提供する食事だったので、特に不自由なかったです。ただ、大会が始まる期間前はホテルで食事をいただいたのですが、それが全体的に香辛料強めで大変でしたね。

―インドと言えばカレーですが、カレーは食べられましたか?

藤中:はい。ホテルではビュッフェ形式でたくさんの種類のカレーありましたね。日本でよくあるドロドロのカレーというより、スープカレーのようなものが多かったです。ただ、見た目の色と辛さが合っておらず、見た目が辛くなさそうなものも、めちゃくちゃ辛かったんですよ。とりあえずひとすくい取って試しながら、最終的に食べられるものを見つけ出していましたね。

―種類はたくさんあっても、食べられるものは少なかったんですね。

藤中:はい。本当に辛すぎるものが多くて、お米と2,3種類くらいしか食べられなかったです...。

食事

―さすが、本場のインドカレーですね(笑)では次に、遠征時に欠かせない持ち物について教えてください。

藤中:Wi-Fiレンタルですね。海外でも「ホテルのフリーWi-Fiがあるから大丈夫」と思われる方もいるかもしれませんが、なかなか繋がらないことや、回線が遅いことが多いんです。しかし、Wi-Fiレンタルがあれば、安全にインターネットを利用することができるので、大変助かります。今回も「WiFiBOX」のおかげで快適に遠征生活を送ることができました。

―今回もWiFiBOXをご利用いただきありがとうございます。日本と同じように不自由なく生活するには、インターネット環境の整備が大切ですよね。

藤中:はい。ホテルではよく空いている時間に、スマホとテレビをつなげてYouTubeを流して過ごしました。あと遠征時に、近くのカフェにコーヒーを飲みに行くことが多いので、お店を調べる際にもWiFiBOXは役に立ちましたね。
その他にもUberでタクシーを呼ぶ際や、移動中の隙間時間にスマホを使って動画を視聴する際など、WiFiBOXの活用シーンは様々です。今回もありがとうございました!

―少しでも藤中選手のお役に立てて幸いです!

WiFiBOX利用シーン

【番外編】藤中選手はアウトドア派?趣味や家族との休日の過ごし方について

―今までのインタビューでは、遠征中のお話が多かったと思うのですが、今回は、藤中選手の休日の過ごし方や、趣味などについてお話を伺いたいと思います。遠征時には、よくコーヒーを飲みにカフェに行かれるとのことですが、コーヒーがお好きなのでしょうか?

藤中:そうですね、趣味とまではいかないのですが、遠征の時に近場のお店に行ってコーヒーを飲むことが多いです。知識はあまりないのですが、いろんなお店のコーヒーを飲んでみたいなと思って。

趣味(カフェ)

―では、趣味などはありますか?

藤中:基本的に休みの日は家族と過ごしていることが多いです。今はそこまでしていないのですが、アウトドアが好きですね。子どもが大きくなって心配事が減ったら、家族でキャンプに行ってみたいなとは思います。

趣味(アウトドア)

―休日、ご家族とはどのようなことをして過ごすことが多いですか?

藤中:基本週1で休みなので、その時は買い物に行ったり、用事を済ませたりすることが多いのです。たまに2連休があるので、そのような時にはちょっと泊まりに出かけたり、国内旅行に行ったりしていますね。

―おすすめの場所はありますか?

藤中:神戸ですかね。ぼくの家から1時間もかからずに行けるので、何回か行きました。ホテルを変えるだけでちょっと違う気分になれるので、ホテルも楽しみながら旅行しています。町並みもすごくきれいだし、お店も何でもありますよ。

―神戸の中で、一番のおすすめスポットを教えてください。

藤中:メリケンパークですかね。スターバックスや公園があって、神戸を訪れる度に散歩しに行きます。のんびりできるのでおすすめですね。

藤中選手の今後の展望

―では最後に、今後の展望についてお聞かせください。

藤中:世界クラブ選手権大会が終わり、たくさんの方からお祝いのお言葉をいただきました。国内リーグの試合会場では、対戦相手のチームから(サントリーサンバーズが世界クラブ選手権大会3位になったという)アナウンスを流していただいたこともありましたし、すごく嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいです。しかし、だからこそ、ぼくたちは世界3位に相応しいプレーや結果が求められると思います。今後の目標は、去年逃した国内リーグ優勝です。世界クラブ3位に続く結果を残せるように頑張りたいです。

―ありがとうございます。藤中選手のご活躍、今後も応援してまいります!

チームメイトin空港

チームメイトin控え

藤中謙也(ふじなか・けんや)

1993年7月25日生まれ。山口県出身。ポジションはアウトサイダーヒッター。両親の影響で7歳からバレーボールを始め、中学3年時に「JOC,JVA杯」「オリンピック有望選手賞」などを受賞した。宇部商業高校では、山口県にて開催された「おいでませ!山口国体」にて優勝。専修大学では、在学中に年代別の日本代表に選出され、アジアジュニア選手権優勝、世界ジュニア選手権、ユニバーシアードなどに出場した。卒業後、V.LEAGUE DIVISION1のサントリーサンバーズに入団。

■SNSアカウント
Twitter  @VolleyNo1k
Instagram @kenya.f_ss
YouTube   https://www.youtube.com/channel/UCE5HTXPbnLlY9iY-IBzoO1g
Note   https://note.com/vb_kenya/

Telecom Times編集部

監修:Telecom Times編集部

2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
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