
【2025年版】メキシコで使えるおすすめWi-FiレンタルやeSIMとは?現地事情から解説
旅行や出張でメキシコに渡航する際には、現地でインターネットが使えるかどうかを確認しましょう。現地のフリーWi-Fi以外では海外ローミングのオプションや、海外向けスマホやWi-Fiルーターのレンタル、SIMカードの購入といった選択肢があります。
また物理的なカードの抜き差しがなく、オンライン上のみで手続きが可能なeSIMも要チェックです。今回はメキシコのインターネット・通信環境や、おすすめのeSIM販売サイト「eSIM square」の利用方法について解説します。


・SIMの抜き差しが不要で紛失リスクなし
・サポートは24時間365日問い合わせ可能
・アプリでデータ容量のチャージができる
Telecom Times監修者

株式会社テレコムスクエア:大森
旅行とガジェットをこよなく愛する海外通信の専門家。豊富な海外渡航経験と通信の専門知識を活かし、旅先で困らないeSIMとWi-Fiレンタルの選び方を発信している。
目次
メキシコで日本のスマホを使う方法
お手持ちのスマホの種類や設定によっては、メキシコに渡航後、インターネットを使えなくなるかもしれません。海外ローミングのオプションが付いていないと、海外向けの携帯・Wi-Fiレンタル、現地に対応したSIMカードの購入、eSIMの活用などの選択を迫られます。
各方法の概要やメリット、デメリットをお伝えします。
国際ローミングや携帯レンタル
国際ローミングは提携している海外の事業者の回線を借りて、日本と同様にインターネットを利用できる機能です。大手キャリアを中心に提供しており、特別な設定や機器の購入なしの手軽な方法です。
プランによっては帰国後に高額の請求が届く恐れもあり、データ容量を気にして思う存分使えない可能性があります。
メキシコでの利用料金を抑えたいなら、海外向けの携帯レンタルサービスの活用を検討してはいかがでしょうか。秒単位で料金が発生するため、分単位で課金される国際ローミングサービスと比較してリーズナブルな方法です。
Wi-Fiレンタル
通信事業者が提供する海外向けWi-Fiルーターをレンタルし、メキシコに持参する方法もあります。現地のフリーWi-Fiが不安定な地域でも、電波を確保しやすく、1台の端末で複数人のスマホやPCと接続できることも利点です。プランが豊富で、滞在日数やデータ通信量を踏まえて、自分に合った種類を選べます。
機器の受取・返却の手間がかかるほか、バッテリー不足の危険や、持ち運ぶ荷物が増える可能性には注意が必要です。
メキシコのWi-Fiレンタル情報について詳しく解説してある記事もあります。詳しくはこちらからご覧ください。
メキシコSIMカードの利用
SIMフリースマホを持っている場合、メキシコ対応のSIMカードを購入し、渡航後に装着する方法もあります。カードは比較的リーズナブルで、現地の空港や携帯ショップのほか、Amazonや楽天のような通販サイトでも入手可能です。
海外で購入すると、メキシコ人のスタッフと、英語やメキシコ語でやり取りを交わす必要があります。語学力に不安があるのであれば、日本にいる間に購入しておくのがおすすめです。
インターネットに接続するためには、SIMカードを付け替えるだけでなく、ANP設定(接続設定)が必要です。もし自分で手続きを行うのが難しそうであれば、他の手段を検討すべきでしょう。
eSIMの利用
eSIMとはSIMカードを利用することなく、海外でスマホを利用できるサービスです。物理的なSIMカードが存在しないため、抜き差しする手間がありません。
HPやメールに記載のQRコードを読み取る、または専用アプリをインストールすることで、オンライン上で手続きが完結します。利便性が高いうえに申込〜開通までがスピーディーで、早ければその日のうちに始められるのも利点です。
一方でeSIM対応のスマホ以外は利用できないことや、契約できる会社やプランが少ないことに注意しましょう。なお、eSIMカードとSIMカードは併用できます。データ量が上限に達しても、お手持ちのSIMカードに切り替えることでインターネット環境を維持できます。
※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。
メキシコでSIMカードを使う方法
SIMカードを購入する場合、現地で買う方法と日本国内で買う方法に分かれます。メキシコ対応のSIMカードを提供している会社は、次の通りです。
- Telcel
- Movistar
- AT&T
Telcelはメキシコの主要なインターネットプロバイダーで、国内トップクラスの規模を有すると言われています。国土の全域にまたがる大規模なインフラを持ち、場所にとらわれない高速通信を実現しています。
空港や現地の携帯ショップ、コンビニなどで購入でき、プランや価格はお店ごとにさまざまです。店員やスタッフとコミュニケーションを取り、金額や利用方法を確認しましょう。
比較的リーズナブルにネット環境を確保できるのがSIMカードの利点ですが、SIMロックの解除や、端末のANP設定などを自分で行う必要があります。
外国語に不安がある人だけでなく、スマホや電子機器に弱い人にとって、SIMカードの現地調達は難しい方法かもしれません。
AT&TのSIMカードは、Amazonでも販売しています。渡航前に購入を済ませておくのも一つの手です。
データ通信無制限プランで、用途にかかわらず気兼ねなく使えます。料金はこちらです。
- 5日(1,980円)
- 7日(2,680円)
- 10日(3,380円)
- 20日(5,880円)
上記の商品は、日本語をはじめ、英語や中国語にも対応したカスタマーサポート機能を備えています。使い方やサービスに疑問や不安がある人は、LINE公式アカウントで気軽に相談できます。
400円(1日あたり)以下でデータ使い放題のお得感は魅力ですが、対応機種はSIMフリー端末のみです。たとえ自分で解除しても、SIMロックされた機器は利用できません。
商品が届くまでの待ち時間を考慮し、手続きは余裕を持って行いましょう。
メキシコでeSIMを使う方法
SIMカードの調達方法や操作方法に不安があるなら、eSIMの活用をおすすめします。利用手順がいたってシンプルで、オンライン上で手続きが完結する手軽さも魅力でしょう。
メキシコで使えるeSIMを提供しているおすすめのオンラインストアは、次の通りです。
- Holafly
- Airalo
- Maya Mobile
Holaflyは旅行者のニーズに応じた、さまざまなプランを提供している旅行向けeSIM販売店です。滞在期間ごとの豊富な無制限プランがあるほか、24時間年中無休のカスタマーサポートが付帯しています。
- 5日無制限:2,400円
- 7日間無制限:3,400円
- 10日間無制限:4,400円
- 15日間無制限:5,700円
- 20日間無制限:6,900円
- 30日間無制限:8,400円
- 60日間無制限:10,400円
- 90日間無制限:11,900円
※2023年7月時点の情報です
弾丸旅行から、長期的な滞在まで、幅広い用途に対応できます。
Airaloは購入やインストールが簡単だと好評のメキシコ向けのeSIM提供事業者です。料金やプランは以下の通りです。
- 1GB/7日:8$
- 2GB/15日:15$
- 3GB/30日:21$
- 5GB/30日:32.5$
※2023年7月時点の情報です
前述したHolaflyと比較すると、利用料金がリーズナブルな反面、期間やデータ通信量に制限が設けられています。旅行の途中でギガ不足に陥る状況を避けるためにも、事前に目安となる通信量を把握できるとよいでしょう。
最後にMaya Mobileのデータプランを紹介します。
- 1GB/30日間:1,128円
- 3GB/30日間:2,397円
- 5GB/30日間:3,385円
- 10GB/30日間:6,628円
- 無制限/30日間:18,193円
4GB/LTEの高速回線に対応し、iPhoneやiPadなどの互換デバイスがあれば即アクティベート(開通)可能です。Airalo同様リーズナブルな反面、30日間の上限があるのが欠点だといえます。
メキシコでeSIMを使うならeSIM squareがおすすめ
メキシコでeSIMを使うなら、eSIM squareがおすすめです。eSIM squareとは、株式会社テレコムスクエアが運営するeSIM販売サイトで、世界200以上の国と地域かつ300以上のプランを提供しています。
以下でeSIM squareで購入できるプランのスペックや特徴などについて解説します。渡航前にしっかりチェックしておきましょう。
eSIM squareについて
eSIM squareはアプリまたは公式サイトから自分にあったプランをリーズナブルな価格帯で見つけることができます。
物理的なSIMカードやWi-Fiレンタルは、空港や店舗で事前に購入したり、予約・受取しなければなりません。しかし、eSIM squareであれば、いつでもどこにいてもオンラインで購入することができます。
eSIMは購入後、スマホで簡単な設定をするだけで、すぐにインターネットを利用開始できます。
物理的なSIMカードのような交換作業は必要なく、SIMカードを紛失・破損するリスクもありません。
※世界200以上の国と地域対応 2023年12月15日自社調べ
eSIM squareで買えるメキシコのeSIMのスペック
データ容量 | 料金 | |
---|---|---|
30日間 | 1GB | 2,680円 |
3GB | 5,780円 |
※上記料金は、2025年7月時点の為替レートを適応した金額です。為替レートの関係で、毎月1日に、日本円での料金が変更となります。最新の料金に関してはeSIM square公式サイトにて直接ご確認ください。
メキシコ向けプランはシンプルで利用日数が30日間のみです。とくに30日間1GBプランはコストパフォーマンスに優れています。
また、容量が足りなくなってもリチャージできるので便利です。リチャージとは、インストールしたeSIMに追加料金を払ってデータ容量を追加できる機能のことです。
ただし、対応できるスマートフォン端末は、機種により異なります。例えば、iPhoneであれば2018年9月リリース以降の機種に対応しています。Androidについては、GalaxyシリーズやXperiaシリーズ、GooglePixelシリーズに対応しています。公式サイトに対応端末の一覧が掲載されているため、事前に確認してから購入しましょう。
eSIM squareの利用の流れ
1.WebサイトからeSIMを購入する
まずは公式サイトかアプリからeSIMを購入します。利用したい国や地域のプランを選択して「ログインして購入」をタップしてください。
はじめての場合は新規会員登録が必須です。メールアドレスを入力して確認コードで認証しましょう。
認証して会員登録を済ませたら、支払い情報を入力し「購入を確定」をタップすれば、購入手続きは完了です。
2.eSIMをインストールする
次にeSIMをスマホにインストールします。eSIMを購入するとサイト内の「My eSIM」に購入したプランが表示されるのでタップしてください。
ページ上部にある「未使用」タブを選び、利用するeSIMの「インストール」をタップします。iPhoneの設定に遷移し、新規eSIMのアクティベート画面が表示されるので「許可」をタップしてください。
少し待つとアクティベートが完了します。現地に到着するまでは回線をオフにしておきましょう。
※上記のダイレクトインストールはiOS限定です。3.現地でeSIMをオンにする
現地に到着したら、eSIMの回線をオンに切り替えましょう。設定アプリの「モバイル通信」から「この回線をオンにする」をタップしてください。
また、データローミングも忘れずにオンにしましょう。オフのままだと、現地のネットワークに接続できません。
メキシコでeSIMを使うメリット
eSIMを使えば紛失や破損のリスクがありません。物理的なSIMカードの場合、差し替えの必要があるため、もともとスマホに付帯していたSIMカードを無くしてしまったり、壊してしまう心配があります。また、Wi-Fiレンタルも、機器の扱いに注意が必要です。
eSIMであれば、オンラインで購入することができ、QRコードを読み込めば簡単にセットアップができます。
現地でわざわざSIMカードを購入する手間もかからない点も魅力です。
さらにeSIM squareはリチャージが可能なプランもあるので、途中で容量が足りなくなっても追加でデータ購入が可能です。
メキシコでeSIMを使う場合の注意点
大手携帯会社でスマートフォンを購入した場合、他社のSIMカードやeSIMが使えないよう制限された「SIMロック」状態になっている可能性があります。SIMロックがかかっている場合は、事前に解除しておきましょう。解除方法は、スマートフォンを購入した会社ごとに異なります。設定方法は下記ページよりご覧ください。
SIMロックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
さらに、eSIMに対応していない機種があることにも注意が必要です。事前に自分のスマホがeSIMを使えるかどうかは必ず確認しておきましょう。
ただし、iPhone、iPadは2019年以降の機種がすべてeSIMに対応しているように、今後はeSIMに対応する機種が増えてくるかもしれません。
また、Wi-Fiレンタルのように複数の媒体で同時に接続したり、SIMカードのように別のスマホに差し替えて使用するなど、1つのeSIMで複数のスマホを使うことはできません。
他のスマホでもeSIMを使いたい場合は、新たに購入する必要があるため、注意してください。
メキシコのSIM・eSIM事情のまとめ
旅行や出張でメキシコに渡航される際は、eSIMの活用を検討してはいかがでしょうか。プランが豊富であるため、滞在日数やデータ通信量を考慮して必要な分だけ契約できるのが利点です。
eSIMはオンライン上の手続きだけで海外でスマホが使えるようになるサービスです。eSIM squareで購入できるメキシコに対応したeSIMのなかには、世界141の国と地域に対応しているプランもあり、南アフリカ各国の周遊や世界旅行にも適しています。料金もリーズナブルのため、ぜひ利用をご検討ください。
海外渡航情報リンク
国・地域情報
出典:外務省ホームページ
在外公館が未設置の国・地域では、在外公館によるパスポートの発給や災害時の支援等に一定の制約があります。大洋州、カリブ海地域には、島嶼国以外にも、英国、フランス、オランダ等の海外領土が数多くあり、その多くが日本国の在外公館未設置です。渡航の際には、下記「日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意」をご確認ください。
在外公館ホームページ一覧
出典:外務省ホームページ
日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意
出典:外務省海外安全ホームページ
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