ロシアで使えるおすすめeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説

ロシアで使えるおすすめeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説

出張や旅行でロシアに渡航する際は、事前にインターネット環境の確認が必要です。現地のフリーWi-Fiはリスクが高いため、海外ローミングやWi-Fiレンタル、SIMカード、eSIMなどの手法を検討しましょう。

今回はロシアのインターネット・通信事情やおすすめの旅行用eSIM販売サイト「eSIM Mart」の利用方法を解説します。

ロシアで日本のスマホを使う方法

ロシアで日本のスマホを使う方法

ロシアで日本と同じようにスマホを使いたい場合、キャリアの国際ローミングやWi-Fiレンタル、ロシアに対応したSIMカードの購入などの選択肢があります。ローミングのオプションを付ける方法が一見手軽に思えますが、利用方法やプラン次第では高額請求の恐れがあります。費用を抑えたい場合には、その他の方法がおすすめです。ロシアでスマホを使う方法と、それぞれのメリットやデメリットを解説します。

国際ローミングや携帯レンタル

国際ローミングは、提携中の海外事業者の回線を借りることで日本と同じようにスマホを利用できるオプションです。プランに加入していれば、SIMカードの抜き差しやWi-Fiルーターの受取・返却の必要がなく、スマホの設定を切り替えるだけで済む手軽さが魅力です。

一方で従量課金制が適用される場合、予想を超える高額請求となることがあります。仕組みや設定方法が分からなければ、手を出さないほうが無難ともいえるでしょう。

海外でのスマホの利用料金を抑えたいなら、携帯レンタルがおすすめです。秒単位で課金される仕組みのため、分単位の国際ローミングと比べて、費用を抑えられる可能性が高まっています。

Wi-Fiレンタル

海外で使えるWi-Fiルーターをレンタルしてロシアに持参し、インターネットに接続する方法です。1台のルーターには何台ものスマホやPCを接続できるため、複数人での旅行や出張に適しています。

各社さまざまなプランを展開中で、滞在期間やデータ通信量に応じて最小限の契約ができれば、費用を抑えられるでしょう。

ルーターの受取や返却が伴う手間や、現地で常に持ち運ぶ必要がある点などのデメリットがあります。

ロシアで使えるWi-Fiレンタルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

ロシアSIMカードの利用

ロシア対応のSIMカードを購入し、自分でSIMフリー端末に差し込み、現地のインターネットに接続する方法です。

SIMカードは現地の空港や携帯ショップ、コンビニなどで購入するのが一般的です。ロシア人のスタッフから商品の説明を受けることになるため、英語やロシア語への理解が求められます。

語学力に不安がある場合、国内にいる間に、楽天やAmazonなどの通販サイトで購入する方法もあります。カードが届くまでに一定の時間を要するため、渡航日に間に合わないことが無いよう、スケジュールの余裕をもって申し込みましょう。

また、利用するにはお手持ちのスマホがSIMロック解除済みの端末である必要があるため、注意しましょう。

eSIMの利用

eSIMとは海外において、SIMカードが不要でスマホを利用できるサービスのことです。手続きはオンライン上で完結し、QRコードの読み取りや専用アプリのインストールをして利用します。

eSIMは申込〜利用開始までがスピーディーで、その日のうちに利用を開始できます。渡航日が差し迫っているのにロシアのインターネット環境を考えていなかったときでも、心配はありません。

eSIM対応のスマホがなければ利用できない、提供している会社や機種が限定されていることはデメリットです。

※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。

ロシアでSIMカードを使う方法

ロシアでSIMカードを使う方法

ロシアでSIMカードを購入する場所としては、空港やコンビニ、スーパーなどがあります。快適な通信環境とスマホは海外での生活に必須のため、現地に着いたら真っ先に買いたいものです。

ロシアでSIMカードを提供している主要な事業者は、次の通りです。

  • Megafon
  • Beeline
  • MTC

MegafonやBeelineはロシア内でも知名度が高く、安定した品質が期待できます。MTCは企業の規模感では両者に劣りながらも、回線速度がスピーディーで料金もリーズナブルです。

料金やプランは事業者ごとに異なるため、詳しくは現地のスタッフに聞いてみましょう。利用期間やデータ通信量の上限が定められたもののほか、データ無制限のプランもあります。

現地での購入場所は空港と街中のショップに大きく分かれますが、ロシアへの渡航が初めてなら空港での購入がおすすめです。馴れない場所ではお店を探すのに手間取る可能性が高く、街中なら見つかりやすいとはいえ避けるべきでしょう。

シェレメチェボ国際空港のような主要な施設なら、到着ロビーに複数の通信会社のカウンターが備わっています。街中のショップより割高でプランが少ない傾向が見られますが、店員が対応に慣れていて購入〜接続までがスムーズです。端末へのSIMカードの挿入も代わりに対応してもらえるでしょう。

購入時にはパスポートの提示が求められるため、注意してください。語学力が高い人ならスムーズに購入できると思われますが、現地のスタッフとの対応に不安がある場合、日本国内でSIMカードを調達するのがおすすめです。

言われるがまま手続きを進めた結果、相場以上の高値を掴まされる危険もあるためです。

MegafonやBeeline、MTCのSIMカードは、Amazonや楽天でも購入できます。

ロシアでeSIMを使う方法

ロシアでeSIMを使う方法

SIMカードの抜き差しや設定が面倒で難しいと感じているなら、eSIMの活用を検討してはいかがでしょうか。対応できるスマホは限られていますが、手続きの手軽さや開通までのスピードが早く、大変便利です。

ロシア対応のeSIMを提供している事業者は、次の通りです。

  • Holafly
  • yesim
  • Three HK
  • airalo

このうち、Holeflyの料金プランは、以下の通りです。

  • 3GB/7日間:2,400円
  • 5GB/10日間:4,400円
  • 7GB/15日間:5,700円
  • 10GB/20日間:6,900円
  • 12GB/30日間:8,400円
  • 18GB/60日間:10,400円
  • 25GB/90日間:11,900円

90日間のプランもあり、世界旅行や現地調査が目的の長期的な出張などにも使えます。

eSIM利用時の注意点を紹介します。データ通信専用で、音声通話は不可であることが一般的です。SkypeやLINEなど別のサービスを媒介にして、連絡を取る必要があります。

また、一度しかインストールできないため、万一開通時に問題が生じた場合は販売店まで問い合わせましょう。

yesimのロシアでの料金プランは、次の通りです。

  • 3GB/5日間:18EUR
  • 5GB/7日間:27EUR
  • 10GB/10日間:45EUR
  • アンリミテッド(無制限):15日間:63EUR

スマホアプリをインストールして利用し、世界126の国に対応しています。支払方法が多種多様で、クレジットカード(Visa、MasterCard)、Google PayやApple Payのほか、アプリ内の仮想通貨Ycoinsでも精算できます。

有効期間内であれば、リチャージも可能です。対象の国や地域のプランを何度でも追加で購入できます。

どの国でも使える「Pay as You Go」というプランを購入すれば、定額制ではなく、実際に使用した通信量に基づく方式に変更されます。

なお、一部のeSIMでは自動APN設定や、テザリングが備わっています。オンラインで注文を済ませると、最短数秒でメールが届きます。QRコードを読み込んだら、すぐインターネットに接続できます。

※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。

ロシアでeSIMを使うならeSIM Martがおすすめ

ロシアでeSIMを使うならeSIM Martがおすすめ

ロシアでeSIMを使いたいならプランが豊富で、使い勝手が良いeSIM Martがおすすめです。eSIM Martは時間や場所にとらわれず、オンラインでいつでも・どこでもeSIM購入できる旅行用eSIM販売サイトです。契約時の初期費用や手数料、月額料金の負担は一切なく、プランごとの料金を払うだけで問題ありません。
eSIM Martで買えるのロシアのeSIMプランやスペックなどについて解説します。

eSIM Martについて

世界最大級※の旅行用eSIM販売サイト「eSIM Mart」であれば、自身にあったeSIM商品をきっと見つけることができるでしょう。世界200以上の国と地域に対応したeSIMを購入することができるだけでなく、136社のキャリアを扱っています。商品数は計286を誇り、プラン内容も様々です。使用するデータ通信量や渡航日数に合わせて利用いただけます。

また、eSIM Martはアカウント登録が不要です。購入時は名前やメールアドレス、カード情報を入力するだけ。注文後は指定したメールアドレスに数分でeSIMが届くので、時間がない方にも嬉しいポイントです。

※世界200以上の国と地域対応 2023年12月15日自社調べ

eSIM Martで買えるロシアのeSIMのスペック

eSIM Martで購入可能なロシアのeSIMについては参考にしてください。

  • プラン数:5
  • 容量/有効日数:1GB/7日、3GB/15日、5GB/15日、10GB/30日、20GB/30日
  • 料金:1,485円、2,535円、3,285円、5,985円、11,985円

※上記料金は、2023年12月21日時点の為替レートを適応した金額です。為替レートの関係で、毎月1日に、日本円での料金が変更となります。最新の料金に関してはeSIM Mart公式サイトにて直接ご確認ください

対応できる端末は、機種により異なります。例えば、iPhoneであれば2018年9月リリース以降の機種に対応しています。公式サイトに対応端末の一覧が掲載されているため、事前に確認しておきましょう。

また、eSIM Martで取り扱っているロシアのプランはリチャージ機能がありません。ただし、容量が足りなくなったら追加で新しいeSIMを購入することは可能です。購入後はすぐにメールにeSIMが届くので、リチャージ機能がなくても簡単に追加のeSIMをご利用いただけます。

他にも、複数のeSIMを1つのスマホにインストールすることも可能です。ロシアの国に訪れる予定がある方も、日本で複数のeSIMをインストールしておき、現地にて切り替えるなど、eSIMの活用方法は様々です。

eSIM Martで買えるロシアのeSIMの詳細についてはこちら

eSIM Martの利用の流れ

eSIM Martの利用の流れ

eSIM Martの手続きは、購入からセットアップまですべてオンラインで完結します。

ここでは、eSIMの購入からセットアップの流れをみていきましょう。

eSIMの購入

eSIMの購入は、トップページの検索画面を表示し、以下の手順で行います。

  1. 検索欄に利用する国名を入力する
  2. 利用したいプランの「今すぐ購入」をクリックする
  3. ショッピングカートの中身に間違いなければ、連絡先・カード名義人、お支払情報を入力する ※入力したメールアドレスにeSIMのQRコードが届きます
  4. 「利用規約・プライバシーポリシーに同意し、SIMロックフリーのeSIM対応端末であることを確認しました。」のチェックボックスにチェックをいれて「支払い」をクリックする
  5. 決済完了後、注文が確定

注文完了後に購入明細書と、eSIMダウンロード用QRコードが記載されたPDFが添付されたメールが1通届くため、確認してください。
なお、eSIMは注文したら即時に発行されます。注文のキャンセル・交換はできないため、よく確認してから申し込みましょう。

セットアップ

eSIMのデータプランを購入後、セットアップを行います。セットアップはSIMフリーもしくはSIMロックを解除したeSIM対応端末で、インターネット通信が安定している状態で行います。
セットアップの手順はiOS(iPhone)とAndroidで異なります。今回はiOSを例にインストールする方法をご紹介いたします。(AndroidにeSIMをインストールする方法はこちら

iOSにeSIMをインストールする方法

セットアップの手順は、以下のとおりです。

  1. 「設定」を開き、「モバイル通信」をタップ
  2. 「eSIMを追加」をタップ
  3. 「QRコードを使用」をタップし、カメラでQRコードをスキャン
    ※QRコードが読み取れない場合
    1. ①「QRコードを使用」を選択し、画面下部にある「詳細情報を手動で入力」をタップ
    2. ② SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを入力(注文確認メールに添付されているPDFファイルに記載されています。また、通信事業者から確認コードが提供されている場合は、確認コードも入力してください。)
    ※eSIMによっては、注文確認メールに添付されているPDFファイルに記載されている確認コードの入力が求められる場合があります
  4. 「モバイルデータ通信プランを追加」を選択する
  5. モバイル通信プランの名称を設定する
  6. デフォルト回線に「主回線」を選択する
  7. iMessage・FaceTime・AppleIDに「主回線」を選択する
  8. モバイルデータ通信に「主回線」を選択する

すべて完了すると通信に必要なeSIMの情報(eSIMプロファイル)がインストールされます。目的地に到着後、「設定」にてeSIMに切り替えることが可能です。

iOSの詳しい設定方法はこちら

eSIM Mart公式サイトはこちら

※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。

ロシアでeSIMを使うメリット

ロシアでeSIMを使うメリット

eSIMを利用するメリットは、次のようなものがあります。

  • 紛失や破損の心配がない
  • オンライン上で手続きや購入が完了する

物理的なeSIMの場合、差し替える必要があるため、紛失や破損のリスクがありますが、eSIMはそのような心配がありません。オンライン上で購入・セットアップまで完了します。

さらに、現地のショップで購入する手間もないので、事前にインストールしておけば、ロシアに到着後すぐにeSIMに切り替えることができます。

ロシアでeSIMを使う場合の注意点

ロシアでeSIMを使う場合の注意点

一方、以下の点に注意してください。

  • 複数の端末で使うことはできない
  • eSIMに対応できるスマホは限られている

eSIMは複数の端末で使うことはできません。他のスマホでもeSIMを使いたい場合は、新たにeSIMを購入しインストールする必要があります。

また、大手キャリアでスマホを購入した場合、「SIMロック」状態になっている可能性があります。SIMロックがかかっていると、他社のSIMカードやeSIMを使うことはできません。ロックがかかっている場合は事前に解除しておきましょう。
解除方法は、スマートフォンを購入した会社ごとに異なります。どれもオンラインでかんたんに試せるものですので、下記ページから設定方法をご確認ください。

SIMロックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

さらに、eSIMに対応していない機種があることにも注意が必要です。事前に自分のスマホがeSIMを使えるかどうかは必ず確認しておきましょう。
ただし、iPhone、iPadは2019年以降の機種がすべてeSIMに対応しているように、今後はeSIMに対応する機種が増えてくるかもしれません。

ロシアのSIM・eSIM事情のまとめ

ロシアのSIM・eSIM事情のまとめ

旅行や出張でロシアに渡航する際、インターネットを快適に使いたければ、eSIMの利用がおすすめです。プランが豊富で、滞在期間や必要なデータ通信量に応じて、適切なものを選べます。

eSIM Martはオンライン上で会員登録なしで手続きが完結する手軽さに加えて、開通までもスピーディー。ロシアに行く予定がある方は、ぜひご検討ください。

Telecom Times編集部

監修:Telecom Times編集部

2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
株式会社テレコムスクエア

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在外公館が未設置の国・地域では、在外公館によるパスポートの発給や災害時の支援等に一定の制約があります。大洋州、カリブ海地域には、島嶼国以外にも、英国、フランス、オランダ等の海外領土が数多くあり、その多くが日本国の在外公館未設置です。渡航の際には、下記「日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意」をご確認ください。

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