
【2025年版】ロシアで使えるおすすめeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説
出張や旅行でロシアに渡航する際は、事前にインターネット環境の確認が必要です。現地のフリーWi-Fiはリスクが高いため、海外ローミングやWi-Fiレンタル、SIMカード、eSIMなどの手法を検討しましょう。
今回はロシアのインターネット・通信事情やおすすめの旅行用eSIM販売サイト「eSIM square」の利用方法を解説します。


・SIMの抜き差しが不要で紛失リスクなし
・サポートは24時間365日問い合わせ可能
・アプリでデータ容量のチャージができる
Telecom Times監修者

株式会社テレコムスクエア:大森
旅行とガジェットをこよなく愛する海外通信の専門家。豊富な海外渡航経験と通信の専門知識を活かし、旅先で困らないeSIMとWi-Fiレンタルの選び方を発信している。
目次
ロシアで日本のスマホを使う方法
ロシアで日本と同じようにスマホを使いたい場合、キャリアの国際ローミングやWi-Fiレンタル、ロシアに対応したSIMカードの購入などの選択肢があります。ローミングのオプションを付ける方法が一見手軽に思えますが、利用方法やプラン次第では高額請求の恐れがあります。費用を抑えたい場合には、その他の方法がおすすめです。ロシアでスマホを使う方法と、それぞれのメリットやデメリットを解説します。
国際ローミングや携帯レンタル
国際ローミングは、提携中の海外事業者の回線を借りることで日本と同じようにスマホを利用できるオプションです。プランに加入していれば、SIMカードの抜き差しやWi-Fiルーターの受取・返却の必要がなく、スマホの設定を切り替えるだけで済む手軽さが魅力です。
一方で従量課金制が適用される場合、予想を超える高額請求となることがあります。仕組みや設定方法が分からなければ、手を出さないほうが無難ともいえるでしょう。
海外でのスマホの利用料金を抑えたいなら、携帯レンタルがおすすめです。秒単位で課金される仕組みのため、分単位の国際ローミングと比べて、費用を抑えられる可能性が高まっています。
Wi-Fiレンタル
海外で使えるWi-Fiルーターをレンタルしてロシアに持参し、インターネットに接続する方法です。1台のルーターには何台ものスマホやPCを接続できるため、複数人での旅行や出張に適しています。
各社さまざまなプランを展開中で、滞在期間やデータ通信量に応じて最小限の契約ができれば、費用を抑えられるでしょう。
ルーターの受取や返却が伴う手間や、現地で常に持ち運ぶ必要がある点などのデメリットがあります。
ロシアで使えるWi-Fiレンタルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
ロシアSIMカードの利用
ロシア対応のSIMカードを購入し、自分でSIMフリー端末に差し込み、現地のインターネットに接続する方法です。
SIMカードは現地の空港や携帯ショップ、コンビニなどで購入するのが一般的です。ロシア人のスタッフから商品の説明を受けることになるため、英語やロシア語への理解が求められます。
語学力に不安がある場合、国内にいる間に、楽天やAmazonなどの通販サイトで購入する方法もあります。カードが届くまでに一定の時間を要するため、渡航日に間に合わないことが無いよう、スケジュールの余裕をもって申し込みましょう。
また、利用するにはお手持ちのスマホがSIMロック解除済みの端末である必要があるため、注意しましょう。
eSIMの利用
eSIMとは海外において、SIMカードが不要でスマホを利用できるサービスのことです。手続きはオンライン上で完結し、QRコードの読み取りや専用アプリのインストールをして利用します。
eSIMは申込〜利用開始までがスピーディーで、その日のうちに利用を開始できます。渡航日が差し迫っているのにロシアのインターネット環境を考えていなかったときでも、心配はありません。
eSIM対応のスマホがなければ利用できない、提供している会社や機種が限定されていることはデメリットです。
※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。
ロシアでSIMカードを使う方法
ロシアでSIMカードを購入する場所としては、空港やコンビニ、スーパーなどがあります。快適な通信環境とスマホは海外での生活に必須のため、現地に着いたら真っ先に買いたいものです。
ロシアでSIMカードを提供している主要な事業者は、次の通りです。
- Megafon
- Beeline
- MTC
MegafonやBeelineはロシア内でも知名度が高く、安定した品質が期待できます。MTCは企業の規模感では両者に劣りながらも、回線速度がスピーディーで料金もリーズナブルです。
料金やプランは事業者ごとに異なるため、詳しくは現地のスタッフに聞いてみましょう。利用期間やデータ通信量の上限が定められたもののほか、データ無制限のプランもあります。
現地での購入場所は空港と街中のショップに大きく分かれますが、ロシアへの渡航が初めてなら空港での購入がおすすめです。馴れない場所ではお店を探すのに手間取る可能性が高く、街中なら見つかりやすいとはいえ避けるべきでしょう。
シェレメチェボ国際空港のような主要な施設なら、到着ロビーに複数の通信会社のカウンターが備わっています。街中のショップより割高でプランが少ない傾向が見られますが、店員が対応に慣れていて購入〜接続までがスムーズです。端末へのSIMカードの挿入も代わりに対応してもらえるでしょう。
購入時にはパスポートの提示が求められるため、注意してください。語学力が高い人ならスムーズに購入できると思われますが、現地のスタッフとの対応に不安がある場合、日本国内でSIMカードを調達するのがおすすめです。
言われるがまま手続きを進めた結果、相場以上の高値を掴まされる危険もあるためです。
MegafonやBeeline、MTCのSIMカードは、Amazonや楽天でも購入できます。
ロシアでeSIMを使う方法
SIMカードの抜き差しや設定が面倒で難しいと感じているなら、eSIMの活用を検討してはいかがでしょうか。対応できるスマホは限られていますが、手続きの手軽さや開通までのスピードが早く、大変便利です。
ロシア対応のeSIMを提供している事業者は、次の通りです。
- Holafly
- yesim
- Three HK
- airalo
このうち、Holeflyの料金プランは、以下の通りです。
- 3GB/7日間:2,400円
- 5GB/10日間:4,400円
- 7GB/15日間:5,700円
- 10GB/20日間:6,900円
- 12GB/30日間:8,400円
- 18GB/60日間:10,400円
- 25GB/90日間:11,900円
90日間のプランもあり、世界旅行や現地調査が目的の長期的な出張などにも使えます。
eSIM利用時の注意点を紹介します。データ通信専用で、音声通話は不可であることが一般的です。SkypeやLINEなど別のサービスを媒介にして、連絡を取る必要があります。
また、一度しかインストールできないため、万一開通時に問題が生じた場合は販売店まで問い合わせましょう。
yesimのロシアでの料金プランは、次の通りです。
- 3GB/5日間:18EUR
- 5GB/7日間:27EUR
- 10GB/10日間:45EUR
- アンリミテッド(無制限):15日間:63EUR
スマホアプリをインストールして利用し、世界126の国に対応しています。支払方法が多種多様で、クレジットカード(Visa、MasterCard)、Google PayやApple Payのほか、アプリ内の仮想通貨Ycoinsでも精算できます。
有効期間内であれば、リチャージも可能です。対象の国や地域のプランを何度でも追加で購入できます。
どの国でも使える「Pay as You Go」というプランを購入すれば、定額制ではなく、実際に使用した通信量に基づく方式に変更されます。
なお、一部のeSIMでは自動APN設定や、テザリングが備わっています。オンラインで注文を済ませると、最短数秒でメールが届きます。QRコードを読み込んだら、すぐインターネットに接続できます。
※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。
ロシアでeSIMを使うならeSIM squareがおすすめ
ロシアでeSIMを使うなら、eSIM squareがおすすめです。eSIM squareとは、株式会社テレコムスクエアが運営するeSIM販売サイトで、世界200以上の国と地域かつ300以上のプランを提供しています。
以下でeSIM squareで購入できるプランのスペックや特徴などについて解説します。渡航前にしっかりチェックしておきましょう。
eSIM squareについて
eSIM squareはアプリまたは公式サイトから自分にあったプランをリーズナブルな価格帯で見つけることができます。
物理的なSIMカードやWi-Fiレンタルは、空港や店舗で事前に購入したり、予約・受取しなければなりません。しかし、eSIM squareであれば、いつでもどこにいてもオンラインで購入することができます。
eSIMは購入後、スマホで簡単な設定をするだけで、すぐにインターネットを利用開始できます。
物理的なSIMカードのような交換作業は必要なく、SIMカードを紛失・破損するリスクもありません。
※世界200以上の国と地域対応 2023年12月15日自社調べ
eSIM squareで買えるロシアのeSIMのスペック
データ容量 | 料金 | |
---|---|---|
7日間 | 10GB | 2,680円 |
15日間 | 3GB | 1,280円 |
30日間 | 1GB | 1,380円 |
3GB | 1,480円 | |
10GB | 3,080円 |
※上記料金は、2025年7月時点の為替レートを適応した金額です。為替レートの関係で、毎月1日に、日本円での料金が変更となります。最新の料金に関してはeSIM square公式サイトにて直接ご確認ください。
ヨーロッパ周遊プランを購入すれば、ロシアでネットが使えます。利用日数が豊富で様々なシチュエーションに対応できます。
また、容量が足りなくなってもリチャージできるので便利です。リチャージとは、インストールしたeSIMに追加料金を払ってデータ容量を追加できる機能のことです。
ただし、対応できるスマートフォン端末は、機種により異なります。例えば、iPhoneであれば2018年9月リリース以降の機種に対応しています。Androidについては、GalaxyシリーズやXperiaシリーズ、GooglePixelシリーズに対応しています。公式サイトに対応端末の一覧が掲載されているため、事前に確認してから購入しましょう。
eSIM squareの利用の流れ
1.WebサイトからeSIMを購入する
まずは公式サイトかアプリからeSIMを購入します。利用したい国や地域のプランを選択して「ログインして購入」をタップしてください。
はじめての場合は新規会員登録が必須です。メールアドレスを入力して確認コードで認証しましょう。
認証して会員登録を済ませたら、支払い情報を入力し「購入を確定」をタップすれば、購入手続きは完了です。
2.eSIMをインストールする
次にeSIMをスマホにインストールします。eSIMを購入するとサイト内の「My eSIM」に購入したプランが表示されるのでタップしてください。
ページ上部にある「未使用」タブを選び、利用するeSIMの「インストール」をタップします。iPhoneの設定に遷移し、新規eSIMのアクティベート画面が表示されるので「許可」をタップしてください。
少し待つとアクティベートが完了します。現地に到着するまでは回線をオフにしておきましょう。
※上記のダイレクトインストールはiOS限定です。3.現地でeSIMをオンにする
現地に到着したら、eSIMの回線をオンに切り替えましょう。設定アプリの「モバイル通信」から「この回線をオンにする」をタップしてください。
また、データローミングも忘れずにオンにしましょう。オフのままだと、現地のネットワークに接続できません。
ロシアでeSIMを使うメリット
eSIMを利用するメリットは、次のようなものがあります。
- 紛失や破損の心配がない
- オンライン上で手続きや購入が完了する
物理的なeSIMの場合、差し替える必要があるため、紛失や破損のリスクがありますが、eSIMはそのような心配がありません。オンライン上で購入・セットアップまで完了します。
さらに、現地のショップで購入する手間もないので、事前にインストールしておけば、ロシアに到着後すぐにeSIMに切り替えることができます。
ロシアでeSIMを使う場合の注意点
一方、以下の点に注意してください。
- 複数の端末で使うことはできない
- eSIMに対応できるスマホは限られている
eSIMは複数の端末で使うことはできません。他のスマホでもeSIMを使いたい場合は、新たにeSIMを購入しインストールする必要があります。
また、大手キャリアでスマホを購入した場合、「SIMロック」状態になっている可能性があります。SIMロックがかかっていると、他社のSIMカードやeSIMを使うことはできません。ロックがかかっている場合は事前に解除しておきましょう。
解除方法は、スマートフォンを購入した会社ごとに異なります。どれもオンラインでかんたんに試せるものですので、下記ページから設定方法をご確認ください。
SIMロックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
さらに、eSIMに対応していない機種があることにも注意が必要です。事前に自分のスマホがeSIMを使えるかどうかは必ず確認しておきましょう。
ただし、iPhone、iPadは2019年以降の機種がすべてeSIMに対応しているように、今後はeSIMに対応する機種が増えてくるかもしれません。
ロシアのSIM・eSIM事情のまとめ
旅行や出張でロシアに渡航する際、インターネットを快適に使いたければ、eSIMの利用がおすすめです。プランが豊富で、滞在期間や必要なデータ通信量に応じて、適切なものを選べます。
eSIM squareはオンライン上で会員登録なしで手続きが完結する手軽さに加えて、開通までもスピーディー。ロシアに行く予定がある方は、ぜひご検討ください。
海外渡航情報リンク
国・地域情報
出典:外務省ホームページ
在外公館が未設置の国・地域では、在外公館によるパスポートの発給や災害時の支援等に一定の制約があります。大洋州、カリブ海地域には、島嶼国以外にも、英国、フランス、オランダ等の海外領土が数多くあり、その多くが日本国の在外公館未設置です。渡航の際には、下記「日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意」をご確認ください。
在外公館ホームページ一覧
出典:外務省ホームページ
日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意
出典:外務省海外安全ホームページ
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