カナダのSIMカードでおすすめの商品は？日本で購入できるSIMや現地で購入する方法も解説

カナダ留学や旅行では通信手段でSIMカードを購入しておくと便利です。SIMカードは古いスマホでも対応していて、Wi-Fiレンタルより安いので、依然として人気が高いです。

しかし、カナダ用SIMカードを入手したいけど「どこで買えばいいの？」「SIMカードのデメリットはある？」と疑問を抱えている人も多いかと思います。

そこで本記事ではカナダでおすすめのSIMカード3選を紹介しています。SIMカードのメリット・デメリットやSIMカードより便利な「eSIM」についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

カナダでSIMカードを使うメリットとデメリット

カナダ用SIMカードのメリット

カナダのSIMカードは、eSIM非対応の古い機種を含め、ほとんどのスマホで利用できる点がメリットです。SIMロックが解除されていれば、物理的なカードを差し替えるだけで手軽にネット接続できます。

また、プランによっては現地の電話番号が利用できるのも大きな利点です。配車アプリの登録やレストランの予約など、電話番号が必要な場面で役立ちます。

さらにWi-Fiレンタルや国際ローミングと比較して、通信費を安く抑えられる傾向にある点も魅力です。Wi-Fiルーターのように別途機器を持ち歩く必要がないので、身軽に移動したい人に向いています。

カナダ用SIMカードのデメリット

カナダのSIMカードを利用するには、スマホのSIMロックを解除しておく必要があります。大手キャリアで購入した端末はSIMロックがかかっている場合があるため、渡航前に必ず確認しましょう。

また、カードを差し替えるので到着してすぐ使えるように、SIMピンをあらかじめ準備する必要があります。

さらにSIMカードはサイズが小さいので、入れ替えの際に紛失もしくは破損する恐れがあります。丁寧に取り扱いましょう。

eSIMなら破損や紛失リスクがない

カナダの通信手段でSIMカードではなくeSIMを選べば、破損や紛失のリスクがありません。eSIMとはスマホに内蔵された、デジタル形式のSIMのことです。

日本で使っているSIMカードを抜き取る作業も不要です。カードを紛失したり、入れ替えの際にチップを傷つけたりする心配もないです。

また、データ商品なので配達を待ったり、店舗で受け取る手間がありません。スムーズにネットを使いたい人はeSIMを申し込みましょう。

カナダでSIMカードを選ぶポイント

利用回線を確認する

カナダのSIMカードを選ぶ際は、どの通信キャリアの回線を利用しているか確認しましょう。Rogers・Bell・TELUSといった現地大手キャリアの回線なら、通信エリアが広く品質も安定しています。

とくに、バンフやイエローナイフなどの郊外や自然豊かな観光地へ行く場合は、回線選びが重要です。大手キャリアの回線でないと、圏外になってしまうリスクが高まります。

購入前に商品説明や公式サイトを見て、利用回線が明記されているかチェックしてください。どこでも快適にインターネットを使いたいなら、信頼できる大手キャリアの回線を選びましょう。

料金を2つ以上のSIMカードで比較する

カナダSIMカードを選ぶ際は、料金を複数のサービスで比較することが重要です。同じデータ容量や利用日数のプランでも、提供会社によって価格が異なります。

とくに、留学や出張などの長期滞在では、総額に大きな差が生まれます。費用を抑えたい人は、2つ以上の商品を見比べましょう。

ちなみに、SIMカード本体の価格以外に事務手数料や送料が発生するケースもあるので、あわせて確認してください。

SIMカードのサイズをチェックする

カナダSIMカードを選ぶ前に、必ずスマホのSIMカードサイズを確認しましょう。SIMカードには、標準SIM・マイクロSIM・ナノSIMの3種類があり、機種によって対応するサイズが異なります。

最近のスマホではサイズが小さいナノSIMが主流です。多くの海外用SIMカードは、3つのサイズに対応した「マルチカットSIM」で提供されていて、自分で大きさを選べます。

SIMカードを台紙から切り離すときは、必要なサイズを間違えないよう慎重に作業しましょう。

ネットの用途にあったデータ容量を選択する

	1GB	10GB
Webサイト閲覧	約3,000ページ	約30,000ページ
メール	約20万通	約200万通
LINE音声通話	約56時間	約556時間
音楽再生	約11.5時間	約115時間
YouTube閲覧 (標準画質)	約2.3時間	約22.3時間

参考：ソフトバンク公式

カナダで使うSIMはネットの用途にあったデータ容量を選びましょう。例えば、外出先でYouTubeやTikTokを見る場合は無制限プランがおすすめです。数GBのプランだとすぐに容量切れになります。

逆にMAP検索やLINEのやりとりぐらいしか使わない人にとって、無制限プランは割高です。3日間の旅行の場合、1日あたり1GBあれば充分足ります。

使い方に合わせて、容量や日数を選んでください。

サポート体制を確認する

カナダのSIMカードを選ぶ際は、万が一のトラブルに備えてサポート体制を確認してください。海外だと回線や設定の不具合が起こりえます。

とくに、サポートが日本語に対応しているかは重要な判断基準です。翻訳アプリを使えば、カナダ語でも問い合わせできますが、こちらの意図が伝わらない可能性があります。

また、問い合わせ方法や受付時間もあわせてチェックしましょう。サポートの時間が短いと、深夜や早朝のトラブルに対応できず不便です。

カナダのSIMカードを購入する方法

カナダのSIMカードは、日本国内の通販サイト・現地の空港・現地のキャリアショップなどで購入可能です。通販サイトは渡航前に準備できる点が魅力ですが、出発当日の入手は難しく、自分でスペックを確認する手間もあります。

到着後すぐにインターネットを使いたいなら、現地の空港で購入するのがスムーズです。ただし、空港価格で割高なケースが多く、選べるプランの選択肢も限られています。

自分に合ったプランを相談したい場合は、街中のキャリアショップや「けーたい屋」のような専門店へ足を運びましょう。日本語に対応している店舗なら、長期滞在やワーキングホリデーの契約手続きも安心して進められます。

カナダでおすすめのSIMカード3選

1位：Phonebox｜カナダ国内の通話が無制限のSIMカード

運営会社	PhoneBox
料金	75GB/月：35カナダドル (約3,890円) 100GB/月：40カナダドル (約4,445円) 120GB/月：50カナダドル (約5,500円) ※料金は2025年12月時点
支払い方法	クレジットカード カナダ銀行口座の引き落とし
サポート体制	LINE：10:00～18:00(平日) LINE：11:00～18:00(土日祝) ※バンクーバー時間
テザリング	可能
申し込み窓口	▶PhoneBoxはこちら

PhoneBoxは、カナダ国内の通話が完全無制限で利用できるSIMカードです。現地での友人との連絡や、レストランの予約で通話料を気にする必要がありません。

また、大手通信キャリア「TELUS」の回線を利用しているため、通信品質も安定しています。都市部はもちろん、郊外でも快適にネットが使えます。

さらに、日本語でのカスタマーサポートに対応している点も大きなメリットです。契約や設定に不安がある場合でも、日本語で相談できるため、長期滞在や留学の際も安心です。

2位：Almond SIM｜料金が安くアメリカでも使える

運営会社	株式会社ビッグコネクト
料金	3日間(1日/1GB)：1,380円 5日間(1日/1GB)：1,680円 7日間(1日/1GB)：2,080円 15日間(1日/1GB)：3,480円
支払い方法	クレジットカード/Apple Pay
サポート体制	LINE：24時間対応
テザリング	可能
申し込み窓口	▶Almond SIMはこちら

Almond SIMは、通信費を節約したい旅行者に最適なSIMカードです。他社と比較するとリーズナブルな料金設定で、データ容量は1日あたり1GBまで使えます。

また、カナダだけでなく、アメリカでも追加料金なしでそのまま利用できる点も大きな特徴です。国境を越えてナイアガラの滝を観光する場合や、アメリカ経由で帰国する際にもSIMカードを入れ替える手間がありません。

Amazonから手軽に購入できて、日本語のマニュアルも付属しているため安心です。観光目的でカナダを訪れる場合は選択肢の一つとして検討しましょう。

3位：けーたい屋｜現地の店舗で購入と相談ができる

運営会社	HAN Communication Ltd.
料金	40GB/月：30ドル(約4,653円) 100GB/月：40ドル(約4,653円) 175GB/月：85ドル(約13,186円) ※料金はBellプランの場合
支払い方法	クレジットカード カナダ銀行口座の引き落とし
サポート体制	LINE：11:00～17:00(平日) LINE：13:00～17:00(土) ※バンクーバー本店
テザリング	可能
申し込み窓口	▶けーたい屋はこちら

けーたい屋は、現地で直接スタッフに相談しながらSIMカードを購入したい人に最適です。バンクーバーとトロントに実店舗を構えており、日本語での対面サポートを受けられます。

とくに留学やワーキングホリデーなど、長期滞在の契約を検討している場合におすすめです。現地の通信事情に詳しいスタッフと相談して、自分にぴったりのプランを選べます。

ただし、料金は他社と比較すると少し高いです。安さよりもサポートの充実度を優先したい人に向いています。

カナダのSIMカードを購入する時の注意点

カナダのSIMカードを空港で購入すると割高

カナダのSIMカードを現地の空港で購入するのは割高になる可能性が高いです。同じプランでも、現地ショップや通販サイトより料金が高く設定されています。

空港の店舗は、テナント料が高くコストが価格に上乗せされています。深夜や早朝に到着してすぐにSIMが必要な場合には便利ですが、費用は高いです。

旅行費用を少しでも節約したいなら、日本国内の通販サイトで事前に購入しておきましょう。

プランによってはeSIMのほうが安い

カナダの通信手段を選ぶ際は、eSIMの料金もあわせて確認しましょう。プランによってはSIMカードよりeSIMのほうが安いです。

例えば、Glocal eSIMでは30日間データ無制限のプランが10,880円で提供されています。一方でけーたい屋の月間175GB使えるプランは13,186円です。

スマホがeSIM対応機種なら、eSIMも選択肢に入れて比較検討してみてください。また、以下の記事では、海外旅行におすすめのeSIMを紹介しているので、興味がある人は見てみましょう。

電話番号が付いていない商品もある

カナダのSIMカードを購入する際は、電話番号の有無を必ず確認しましょう。通販サイトで販売されている旅行者向けSIMは、電話番号が付いていない商品もあります。

データ通信専用のSIMカードだと、SMSの送受信が使えません。現地のアプリやレストランの予約でSMS認証が必要になると対応できなくなります。

現地で電話番号が必要な場合は、商品詳細を確認していから注文しましょう。

カナダのSIMカードとほかの通信手段を比較

カナダで頻繁に電話するなら、現地のSIMカードが適しています。ただし、物理的なカードの差し替えが必要で、取り出した日本のSIMを紛失しないよう保管する手間がかかります。

eSIMは料金が比較的安く、データ商品なので紛失や破損のリスクがありません。現地の電話番号が付与されない商品が多いですが、短期旅行であれば、番号がなくても困らないケースが多いです。

Wi-Fiレンタルは複数台の端末を同時接続できるので、PCを使うビジネスユーザーにおすすめです。しかし、破損させると高額な弁済金が発生します。通信手段は以下の記事でも比較しているので、気になる人は確認してください。

カナダのSIMカードに関するQ＆A

長期滞在者やeSIM非対応のスマホを使う場合はSIMがおすすめ【まとめ】

カナダでは、1カ月以上の長期滞在やスマホがeSIM非対応なら物理SIMカードがおすすめです。SIMカードは古い機種でも利用できるうえに、現地の電話番号が使えるプランがあります。

また、海外に初めて行く人は日本語サポートがついている商品を選んだほうが良いです。日本語に対応してないと、トラブルが起きてもスムーズに対応できません。

ちなみに、観光目的でカナダを訪れる場合は、紛失リスクがなく手軽なeSIMを購入しましょう。とくに初心者におすすめなのがeSIM squareで24時間日本語サポートを受けられます。気になる人はぜひチェックしてください。

eSIM square
公式サイトはこちら

アジアのSIMに関する記事
韓国	中国	香港
マカオ	ベトナム	ラオス
フィリピン	マレーシア	インドネシア
タイ	カンボジア	シンガポール
インド	カタール	カザフスタン

オセアニアのSIMに関する記事
オーストラリア	ニュージーランド

北中米のSIMに関する記事
アメリカ	ハワイ	カナダ
メキシコ	コスタリカ	-

ヨーロッパのSIMに関する記事
イギリス	フランス	イタリア
ドイツ	スペイン	スイス
オランダ	オーストリア	フィンランド
ノルウェー	ロシア	アイルランド
チェコ	ポルトガル	ポーランド
クロアチア	マルタ	アイスランド

海外eSIMに関する記事
海外でおすすめのeSIM	韓国でおすすめのeSIM
台湾でおすすめのeSIM	eSIM square 評判
トリファ 評判	World eSIM 評判