
南アフリカで使えるおすすめeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説
南アフリカに旅行や出張で渡航する際には、現地でインターネットが使えるか確認が必要です。海外ローミングやWi-Fiレンタル、SIMカードの購入などの方法がある中で、おすすめなのがeSIMです。
今回は南アフリカのインターネット事情、eSIM販売サイト「eSIM Mart」の利用方法について紹介します。
目次
南アフリカで日本のスマホを使う方法
南アフリカで日本国内と同じようにインターネットを使うためには、少々工夫が求められます。たとえば国際ローミング付きのプランを契約する、一時的に海外向けスマホやWi-Fiルーターをレンタルするなどの方法が考えられます。
SIMフリーのスマホを持っている場合、南アフリカ対応のSIMカードを購入する、またはeSIMの購入を検討してもよいでしょう。海外で日本のスマホを使う方法のメリットやデメリットを紹介します。
国際ローミングや携帯レンタル
国際ローミングはキャリアが連携する海外の事業者の回線を使用することで、ローミングが付帯したプランを契約していれば、自分で設定できます。
Wi-Fiルーターの受取・返却やSIMカードの抜き差しなく、手軽にスマホを海外で使えるようになるのが利点です。一方で契約中のプランによっては南アフリカでのデータ通信量がかさみ、帰国後に高額請求が行われるリスクも否定できません。
海外での利用料金を抑えたい場合、携帯レンタルがおすすめです。秒単位の正確な計算が行われるため、実際には使っていない余分な費用が発生する恐れはありません。
Wi-Fiレンタル
Wi-Fiルーターをレンタルは各社がサービスを提供し、データ使い放題の無制限プランをはじめ、種類が豊富です。1台のルーターに何台ものスマホやPCを接続できるため、複数人の旅行やチームでの共同作業にも適しています。
現地のフリーWi-Fiは通信傍受や情報漏洩のリスクがあり、積極的な活用はおすすめできません。1人に1台の端末が支給されるWi-Fiレンタルなら、一定のセキュリティは確保されます。
一方で常にルーターを持ち運ぶ必要があること、機器の受取・返却の手間が生じるのはデメリットです。
南アフリカのWi-Fiレンタル情報についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。
南アフリカSIMカードの利用
SIMフリーのスマホ、もしくはSIMロックを解除したスマホを持っていれば、南アフリカ対応のSIMカードを利用してもよいでしょう。料金がリーズナブルな傾向があり、期間やデータ通信量に応じてさまざまなプランがあります。SIMカードは現地の空港や携帯ショップで購入するほか、Amazonや楽天でも調達できます。
基本的には自分でSIMカードを挿入し、ANP設定を行わなければいけません。慣れていないと操作に手間取る可能性も高いため、注意しましょう。
eSIMの利用
eSIMはSIMカードを利用しなくても、海外でスマホが利用可能になるサービスです。物理的なSIMカードがないため、部品を抜き差しする手間がなく、操作や設定に不安がある人でも使いやすい方法です。手続きはオンラインですべて完結し、QRコードの読み取りやアプリのインストールだけで使えます。
申込利用開始までがスピーディーで、契約したその日のうちに始められます。渡航日まで時間がないときにおすすめです。ただしeSIM対応のスマホがないと利用できないうえに契約できる会社やプランがまだ少なく、現状では一部の人しか使えないのは残念な部分だといえます。
※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。
南アフリカでSIMカードを使う方法
南アフリカでは現地の空港や携帯ショップ、コンビニなどでSIMカードを購入できます。プリペイド式のため、購入時はカードの代金以外に、チャージ代が必要です。
南アフリカでSIMカードを提供している会社は次の通りです。
- MTN
- Cell C
- Vodacom
企業の規模感でいえばVodacomに軍配が上がりますが、MTNやCell Cも通信速度や対応エリアには定評があり、迷ったら上記3社のSIMカードを選ぶことをおすすめします。
購入場所は初めての渡航の場合、街中でなく空港で購入するのがよいでしょう。携帯ショップやコンビニがなかなか見つからず、時間を無駄にしてしまう可能性が高いためです。
主要な空港であれば、搭乗口を出てすぐのカウンターで複数社のSIMカードを取り扱っています。対応するスタッフも慣れているため、商品の説明から契約、SIMカードの設定までスムーズに対応してくれます。
しかし、それでも現地の人とやり取りを交わすことが不安な場合、日本にいる間に楽天やAmazonで購入を済ませておくのも1つの手です。
Amazonではビックコネクトの4G-LTE対応のプリペイドSIMカード(キャリアはVodacom)が販売されています。データ容量は無制限で、以下の料金プランがあります。
- 5日間(2,230円)
- 8日間(3,180円)
- 15日間(5,680円)
1日のデータ通信量が200MBを超えるとスピード制限がかかることに注意しましょう。
※金額は2023年7月時点
南アフリカでeSIMを使う方法
SIMカードの抜き差しやANP設定が面倒だというなら、eSIMの活用を検討してはいかがでしょうか。オンライン上で簡単に手続きが完了し、開通までのスピードが速いのも魅力です。
南アフリカでeSIMを提供している企業は、次の通りです。
- airalo
- Ubigi
- Holahly
このうち、airaloの料金プランは次の通りです。
- 1GB/7日間:$4.5
- 2GB/15日間:$8.0
- 3GB/30日間:$11.0
- 5GB/30日間:$15.5
- 10GB/30日間:$26.0
利用手順は「アプリをダウンロード」「目的地とパッケージを選択」「eSIMをインストール」「現地到着後にアクティベート(開通)する」です。
airaloの特徴はプランの豊富さで、24時間対応のカスタマーサポートも使えて、利便性が優れています。世界初のeSIMオンラインストアだけあって、世界200カ国以上でサービスを提供しており、安心してサービスを利用できます。
次は、Ubigiの南アフリカでの料金プランを紹介します。
- 1GB/30日間:1,300円
30日間で1GBの通信量は一見少ないように思えますが、データ残量がなくなっても簡単に追加購入(リチャージ)できます。
マルチデバイスにも対応し、eSIM対応のスマートフォンのほか、タブレットやeSIM搭載のWindows 10/11でも使うことが可能です。オンラインで申込が完了したら、数分後にはQRコードを記載したメールが届きます。対象の端末で読み込み、データプランを有効にしたら、eSIMをインストールしましょう。あとは渡航先からいつでも、プランの確認やリチャージが可能です。
Ubigiは世界200ヵ国以上の国や地域に対応しており、国際的にも品位が高い信用できるブランドです。
最後に、Holahlyの南アフリカ向けのプランを紹介します。
- 6GB/15日間:5,700円
利用の流れはUbigiと同様です。HolahlyのeSIMはテザリングにも対応し、旅行先で友人や同僚とインターネット環境を共有することも可能です。Wi-Fiレンタルと同じように、ネットワークに複数の端末をつないで、活用の幅を広げられます。
eSIMの注意点は原則、モバイル通信のみのサービスであることです。音声通話やSMSの送受信はサービスの範囲外となってしまいます。しかし、FacebookのMessengerやtwitter、LINEなど各種SNSは現在のアカウントでそのまま使用できます。
※金額は2023年7月時点
南アフリカでeSIMを使うならeSIM Martがおすすめ
南アフリカで手軽にインターネットを使いたいなら、eSIM Martがおすすめです。契約時に負担するプランごとの料金以外の負担がなく、初期費用や手数料などは一切発生しません。
eSIM Martで購入可能な南アフリカのeSIMは、どのプランにおいても世界各国でも使えるため、国をまたいだ利用でも、新たにプランを切り替えることはありません。本プランの料金やスペック、利用の流れについて解説します。
eSIM Martについて
eSIM Martでは、「簡単に選べる すぐに使える」をコンセプトに、合計286のeSIM商品を取り扱っています。取扱商品の対応国・地域数は世界200以上で、世界最大級※のeSIM販売サイトとなっております。
eSIMは、端末にあらかじめ組み込まれているため、Wi-Fiレンタルのように荷物が増えることもありません。また、SIMカードのような交換作業も必要ないため、SIMカードの紛失・破損の恐れもなくご利用いただけます。
さらにeSIM Martならアカウント登録も必要なく、購入・設定後はその場ですぐにインターネットを利用できます。
※世界200以上の国と地域対応 2023年12月15日自社調べ
eSIM Martで買える南アフリカのeSIMのスペック
eSIM Martで購入可能な、南アフリカのeSIMのプランは全て、周遊タイプとなっています。
- Three HK 30-Day Pass Global 3GB(3,735円)
容量...3GB
期限...30日
対応国数...93カ国 - Three HK 30-Day Pass Global 5GB(5,235円)
容量...5GB
期限...30日
対応国数...93カ国 - AIS eSIM2FLY Global(5,985円)
容量...6GB
期限...15日
対応国数...141カ国 - Orange Holiday World eSIM
容量...10GB
期限...14日
対応国数...124カ国
※上記料金は、2023年12月21日時点の為替レートを適応した金額です。為替レートの関係で、毎月1日に、日本円での料金が変更となります。最新の料金に関してはeSIM Mart公式サイトにて直接ご確認ください
Orange Holiday World eSIMはリチャージに対応しています。他のプランはリチャージすることはできませんが、追加でeSIMを購入・利用することができます。
eSIMを利用するには、自身の端末がeSIMに対応している必要があります。必ずeSIM Mart公式サイトでeSIM対応端末を確認の上、ご利用ください。
eSIM Martで買える南アフリカのeSIMの詳細についてはこちら
eSIM Martの利用の流れ
eSIM Martの手続きは、購入からセットアップまですべてオンラインで完結します。
ここでは、eSIMの購入からセットアップの流れをみていきましょう。
eSIMの購入
eSIMの購入は、トップページの検索画面を表示し、以下の手順で行います。
- 検索欄に利用する国名を入力する
- 利用したいプランの「今すぐ購入」をクリックする
- ショッピングカートの中身に間違いなければ、連絡先・カード名義人、お支払情報を入力する ※入力したメールアドレスにeSIMのQRコードが届きます
- 「利用規約・プライバシーポリシーに同意し、SIMロックフリーのeSIM対応端末であることを確認しました。」のチェックボックスにチェックをいれて「支払い」をクリックする
- 決済完了後、注文が確定
注文完了後に購入明細書と、eSIMダウンロード用QRコードが記載されたPDFが添付されたメールが1通届くため、確認してください。
なお、eSIMは注文したら即時に発行されます。注文のキャンセル・交換はできないため、よく確認してから申し込みましょう。
セットアップ
eSIMのデータプランを購入後、セットアップを行います。セットアップはSIMフリーもしくはSIMロックを解除したeSIM対応端末で、インターネット通信が安定している状態で行います。
セットアップの手順はiOS(iPhone)とAndroidで異なります。今回はiOSを例にインストールする方法をご紹介いたします。(AndroidにeSIMをインストールする方法はこちら)
iOSにeSIMをインストールする方法
セットアップの手順は、以下のとおりです。
- 「設定」を開き、「モバイル通信」をタップ
- 「eSIMを追加」をタップ
- 「QRコードを使用」をタップし、カメラでQRコードをスキャン
※QRコードが読み取れない場合- ①「QRコードを使用」を選択し、画面下部にある「詳細情報を手動で入力」をタップ
- ② SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを入力(注文確認メールに添付されているPDFファイルに記載されています。また、通信事業者から確認コードが提供されている場合は、確認コードも入力してください。)
- 「モバイルデータ通信プランを追加」を選択する
- モバイル通信プランの名称を設定する
- デフォルト回線に「主回線」を選択する
- iMessage・FaceTime・AppleIDに「主回線」を選択する
- モバイルデータ通信に「主回線」を選択する
すべて完了すると通信に必要なeSIMの情報(eSIMプロファイル)がインストールされます。目的地に到着後、「設定」にてeSIMに切り替えることが可能です。
※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。
南アフリカでeSIMを使うメリット
南アフリカでeSIMを使うメリットとして、紛失や破損の心配がないということが挙げられます。物理的なSIMカードを入れ替える必要がないため、保管に気を使うこともなく安心です。
オンライン上で簡単に手続きすることができるeSIMであれば、南アフリカに到着してすぐにインターネットを利用することができます。また、値段も比較的リーズナブルな点も魅力です。
南アフリカでeSIMを使う場合の注意点
1つのeSIMで複数の端末を使うことはできません。SIMカードのように別のスマホに差し替えて利用する方法は不可能なため、注意しましょう。他のスマホでもeSIMを使いたい場合は新たに購入・インストールする必要があります。
また、大キャリアで購入したスマホの中には、他社のSIMカードやeSIMが使えないように制限された「SIMロック」状態になっている可能性があります。ロックがかかっている場合は、必ず事前に解除しておきましょう。ロックがかかったままだと使えません。
解除方法は、スマホを購入した会社ごとに異なります。どれもオンラインで簡単にできるため、下記ページから設定方法をご確認ください。
SIMロックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
さらに、eSIMに対応していない機種があることにも注意が必要です。事前に自分のスマホがeSIMを使えるかどうかは必ず確認しておきましょう。
ただし、iPhone、iPadは2019年以降の機種がすべてeSIMに対応しています。このように、今後はeSIMに対応する機種が増えてくるかもしれません。
南アフリカのSIM・eSIM事情のまとめ
南アフリカで日本と同じようにインターネットを使いたいなら、SIMの活用がおすすめです。種類やプランが豊富で、渡航日数や必要なデータ通信量に応じて、自分に合った使い方ができます。
eSIM Martは初期費用や手数料の負担が一切ない、シンプルな料金体系が魅力です。南アフリカはもちろん、世界複数の国と地域に対応しており、他国へ周遊する予定がある人にも適しています。ぜひ、利用をご検討ください。
監修:Telecom Times編集部
2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
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出典:外務省ホームページ
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在外公館ホームページ一覧
出典:外務省ホームページ
日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意
出典:外務省海外安全ホームページ
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