
ペルーで使えるおすすめのeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説
観光で訪れることの多いペルーで、スマホを利用する際に便利なのがSIMカードやeSIMです。しかし初めて利用する場合は、使い方が分からず戸惑う場合も多いでしょう。
本記事ではペルーでSIMカードやeSIMを使う方法だけでなく、おすすめのeSIMや利用の流れ、メリット・デメリットや注意点も含めて詳しく紹介していきます。
目次
ペルーで日本のスマホを使う方法
ナスカの地上絵やマチュピチュ遺跡などがあるペルーで日本のスマホを使うには、いくつかの方法があります。その1つが国際ローミングです。事前の準備もなく簡単に使えますが、コストが高いことはデメリットだといえるでしょう。国際ローミングは従量課金制のため、場合によっては高額請求につながるリスクがあるでしょう。
代金の心配なく利用する方法には、下記の3種類があります。
- Wi-Fiレンタル
- ペルーSIMカードの利用
- eSIMの利用
それぞれの方法の特徴について、紹介していきます。
Wi-Fiレンタル
Wi-Fiレンタルはレンタル会社からモバイルルーターを借りて、Wi-Fiを利用しインターネット接続する方法です。モバイルルーターに接続するにパスワードを入力するだけであるため、簡単に利用できます。
またモバイルルーターは、複数のスマホやタブレットでの接続が可能です。そのため同行者全員で共有することができる点が、メリットといえるでしょう。またこの後説明するSIMカードやeSIMに比べると、接続方法が簡単なことも特徴です。
また、ペルーのWi-Fi情報についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事よりご覧ください。
ペルーのSIMカードを利用
ペルーでSIMカードを購入して利用する方法です。SIMカードとはスマホの中に差し込まれている小さなカードで、契約者の電話番号やアドレスなどの情報が登録されています。日本国内でスマホを利用する際には、docomoなどの各キャリアのSIMカードを利用しているでしょう。
ペルーを訪れた際に辺地でSIMカードを購入して差し替えることで、ペルーの通信会社でインターネットに接続できます。SIMカードは現地のショップで購入できて、費用も割安に利用できる点が特徴といえるでしょう。
ただし、使用するスマートフォンが「SIMフリー」端末であることが条件です。事前にチェックしておきましょう。
eSIMの利用
eSIMとは、あらかじめ本体に組み込まれたSIMのことです。従来のSIMカードと違ってカードの抜き差しを行う必要がなく、スマホ本体に書き込まれた情報を書き換えるだけでSIMを変更できます。
そのためペルーに訪れた際でも、現地や空港などでSIMカードを購入する手間がありません。eSIMに対応した機種でなければ利用できませんが、対応機種は増えてきています。今後普及が広まっていく方法といえるでしょう。
ペルーのSIMカードを使う方法
ペルーでSIMカードを利用するには、ペルーの通信会社のSIMカードを購入する必要があります。旅行などの短期滞在でSIMカードを購入するのであれば、プリペイド型のSIMカードがよいでしょう。プリペイド型は事前に利用する日数や容量に応じた金額を払い込んでおくタイプで、足りなければチャージもできます。
SIMカードは現地のショップや空港で購入できますし、事前にAmazonなどのネットショップで購入もできます。事前にSIMカードを購入しておけば、現地に着いてSIMカードを差し替えてすぐに使えるため便利でしょう。
ペルーには複数の通信会社がありますが、最大手で回線もつながりやすいと人気なのがClaro(クラロ)でしょう。ペルー国内で、ロゴなどを見かけることの多い通信会社で、プリペイド式の費用感は下記の通りです。(2023年7月現在)
- 利用可能期間:30日間
- データ容量:3GB
- 価格:35ソル・うちカード代5ソル(約1,300円)※1ソル39円で計算
なお、プリペイド式の料金は日々変動するため、現地で最新の情報を確認することをおすすめします。
一部の通信会社では、毎月定額のプラン(Postpago)も提供されていますが、詳細な利用条件や要件は通信会社によって異なる場合があるでしょう。ペルーで利用する前に、通信会社のウェブサイトや店舗で最新情報を確認しておくと安心です。
ペルーでeSIMを使う方法
eSIMであれば、わざわざSIMカード交換をする必要がなく、旅行中に日本のSIMカードを無くしてしまう心配もありません。中にはグローバルに利用できるeSIMもあるため、ペルーに限らず世界各国に行くことの多い方にはおすすめです。ペルーで利用できるeSIMの通信企業は数多くありますが、代表的な企業の価格は次の通りです。(2023年7月現在)
- Gigsky 25~50USドル
- Truphone 800~5,300円
GigSkyは自前の通信網を持っていません。Global MVMO(仮想通信事業者)であり、日本でいうとLINE Mobileのような格安SIM事業者と同じです。通信網を借り受ける契約を世界各国で実施しており、どこに行っても格安SIMサービスを受けられることが特徴といえるでしょう。
Truphoneは、GigSkyと同じくeSIMサービスのプロバイダーです。Appleの公式プロバイダーであり、公式アプリ「My Truphone」経由で、iPhone XS/XS Max/XRでもデータ通信を利用できます。
またペルーでeSIMを利用するためには、使用するスマートフォンがeSIMに対応していることが条件です。キャリアごと、端末ごとに異なるので、事前に確認しておきましょう。
ペルーでeSIMを使うならeSIM Martがおすすめ
ペルーでeSIMを利用したい方には、eSIM Martがおすすめです。
「eSIM Mart」は200以上の国と地域を対象としたeSIMを購入することができる、旅行用eSIM販売サイトです。商品数は計286を誇り、世界最大級※となっております。
eSIM Martでは会員登録をすることなく、いつでもeSIMを購入することができます。
ここでは、eSIM Martで購入することができる、ペルーで使えるeSIMについて詳しく見ていきましょう。
※世界200以上の国と地域対応 2023年12月15日自社調べ
eSIM Martについて
eSIM Martは、ペルーを含む世界200以上の国と地域に対応したeSIMを取り扱っている、旅行用eSIM販売サイトです。多くの商品の中から自分にぴったりの商品を選んで購入することができます。購入から利用まで、すべてオンラインで完結するため、SIMカードのように事前に店舗や空港で購入しておく必要はありません。
eSIMはデバイスに直接組み込まれているので、SIMカードを紛失・破損する心配がありません。
さらに、eSIMは従来の物理SIMカードと同等かそれ以上に強固なセキュリティ対策が施されており、通信事業者がアクティベーションの過程を安全に制御しています。
eSIM Martで買えるペルーのeSIMのスペック
eSIM Martで購入可能なペルーのeSIMのプランは以下の通りです。全て周遊タイプとなっているため、ペルー以外の国でもインターネットを使うことができます。ただし、プランによって対応する国が異なるため、事前によく確認しておきましょう。
- Three HK 30-Day Pass Global 3GB
容量/有効期限...3GB/30日
料金...3,735円
- Three HK 30-Day Pass Global 5GB
容量/有効期限...5GB/30日
料金...5,235円
- IS eSIM2FLY Global
容量/有効期限...6GB/15日
料金...5,985円
- Orange Holiday World eSIM
容量/有効期限...10GB/14日
料金...5,985円
※上記料金は、2023年12月21日時点の為替レートを適応した金額です。為替レートの関係で、毎月1日に、日本円での料金が変更となります。最新の料金に関してはeSIM Mart公式サイトにて直接ご確認ください
データ容量上限を超過したり、利用期限が過ぎたりすると、使用することができなくなります。すべて前払いにて購入するため、後から追加料金が発生することはありません。
eSIMは利用端末がeSIMに対応していなければ、利用することができませんので、eSIM Mart公式サイトで事前にeSIM対応端末を必ずご確認ください。
eSIM Martで買えるペルーのeSIMの詳細についてはこちら
eSIM Martの利用の流れ
eSIM Martの手続きは、購入からセットアップまですべてオンラインで完結します。
ここでは、eSIMの購入からセットアップの流れをみていきましょう。
eSIMの購入
eSIMの購入は、トップページの検索画面を表示し、以下の手順で行います。
- 検索欄に利用する国名を入力する
- 利用したいプランの「今すぐ購入」をクリックする
- ショッピングカートの中身に間違いなければ、連絡先・カード名義人、お支払情報を入力する ※入力したメールアドレスにeSIMのQRコードが届きます
- 「利用規約・プライバシーポリシーに同意し、SIMロックフリーのeSIM対応端末であることを確認しました。」のチェックボックスにチェックをいれて「支払い」をクリックする
- 決済完了後、注文が確定
注文完了後に購入明細書と、eSIMダウンロード用QRコードが記載されたPDFが添付されたメールが1通届くため、確認してください。
なお、eSIMは注文したら即時に発行されます。注文のキャンセル・交換はできないため、よく確認してから申し込みましょう。
セットアップ
eSIMのデータプランを購入後、セットアップを行います。セットアップはSIMフリーもしくはSIMロックを解除したeSIM対応端末で、インターネット通信が安定している状態で行います。
セットアップの手順はiOS(iPhone)とAndroidで異なります。今回はiOSを例にインストールする方法をご紹介いたします。(AndroidにeSIMをインストールする方法はこちら)
iOSにeSIMをインストールする方法
セットアップの手順は、以下のとおりです。
- 「設定」を開き、「モバイル通信」をタップ
- 「eSIMを追加」をタップ
- 「QRコードを使用」をタップし、カメラでQRコードをスキャン
※QRコードが読み取れない場合- ①「QRコードを使用」を選択し、画面下部にある「詳細情報を手動で入力」をタップ
- ② SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを入力(注文確認メールに添付されているPDFファイルに記載されています。また、通信事業者から確認コードが提供されている場合は、確認コードも入力してください。)
- 「モバイルデータ通信プランを追加」を選択する
- モバイル通信プランの名称を設定する
- デフォルト回線に「主回線」を選択する
- iMessage・FaceTime・AppleIDに「主回線」を選択する
- モバイルデータ通信に「主回線」を選択する
すべて完了すると通信に必要なeSIMの情報(eSIMプロファイル)がインストールされます。目的地に到着後、「設定」にてeSIMに切り替えることが可能です。
※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。
ペルーでeSIMを使うメリット
インターネットを利用する方法はいくつかありますが、eSIMには下記のようなメリットがあります。
- SIMカードの紛失リスクがない
- どこからでもリチャージが可能
- セキュリティも安心
eSIMのメリットの一つが、SIMカードを入れ替える必要がないことです。そのため、SIMカードを交換して旅行中に紛失・破損してしまうというリスクを防げます。またネットが使える環境であれば、どこからでも簡単にリチャージが可能です。旅行先で容量が足りなくなってしまった場合でも、安心して利用できるでしょう。
またペルーにはホテルや飲食店など、フリーWi-Fiが利用できる場所は少なくありません。いざ利用しようとするとよく分からないサイトへ登録が必要だったり、アカウント作成が必要だったりする場合も多いです。日本語にも対応していないため、セキュリティ面にも不安はありますが、日本語対応のeSIMであれば安心して利用できるでしょう。
ペルーでeSIMを使う場合の注意点
便利なeSIMですが、注意点もあります。ペルーでeSIMを使う場合の注意点は、下記の2点です。
- スマホがeSIMに対応しているか
- SIMロックがかかっていないか
スマホの中には、eSIMに対応していない機種もあります。対応機種が増えてきてはいますが、eSIMを利用する前には事前に確認するようにしましょう。
またSIMロックがかかっていないかのチェックも、忘れないようにしましょう。SIMロックとは、特定のキャリア以外のSIMを利用できないようにする設定です。SIMロックがかかっているとeSIMは利用できないため、解除する必要があります。
各キャリアのSIMロックの解除方法は下記の通りです。
なお、SIMロックについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
ペルーのSIM・eSIM事情のまとめ
ペルーでネットを快適に利用するためには、eSIMを利用するのがおすすめです。国際ローミングでは費用が高くなり、SIMカードの場合は紛失や破損リスクがあります。Wi-Fiをレンタルする方法もありますが、旅行中には荷物になるでしょう。
eSIM Martでは必要な容量だけ利用できるため、旅行や出張など用途に合わせて選べます。また世界の多くの地域に対応しており、複数の国を移動する場合でも便利です。ペルーへ行かれる際には、eSIM Martをぜひご利用ください。
監修:Telecom Times編集部
2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
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出典:外務省ホームページ
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在外公館ホームページ一覧
出典:外務省ホームページ
日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意
出典:外務省海外安全ホームページ
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