香港で使えるおすすめのeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説

香港で使えるおすすめのeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説

香港への出張や旅行でスマホを使うときは、eSIMやSIMカードが便利です。しかし、初めてSIMを利用する場合は、選び方や使い方に悩むかもしれません。

本記事では、香港でSIMカードやeSIMを使う方法やおすすめの旅行用eSIM販売サイト「eSIM Mart」、eSIMのメリット・デメリットをご紹介します。利用の流れや注意点も説明しますので、ぜひ参考にしてください。

香港で日本のスマホを使う方法

香港で日本のスマホを使う方法

出張や旅行などで香港に行くとき、迷うのがスマホの使い方です。日本で契約しているキャリアの国際ローミングサービスを利用すれば手間はありませんが、通信費が高くなります。出張や旅行が長期にわたる場合、高額な費用になってしまうでしょう。

料金の心配なく自由にインターネットを利用するには、Wi-FiレンタルかSIMカード、eSIMという選択肢があります。

それぞれの特徴をみていきましょう。

Wi-Fiレンタル

Wi-Fiレンタルしてインターネットにつなげる方法もあります。Wi-Fiルーターはスマホやタブレット、ノートパソコンなどにつなぎ、無線でインターネットを利用できる機器のことです。

必要な日数だけレンタルでき、期間の決まった旅行や出張に便利です。さまざまな会社からサービスを提供しているため、料金や受取方法などを比較検討して選ぶとよいでしょう。

また、香港のWi-Fi情報についてはこちらの記事よりご確認ください。
フリーWi-FiやWi-Fiレンタルについてより詳しく解説しています。

香港のSIMカードを利用

香港のSIMカードを購入し、スマホに挿入してインターネットを利用する方法です。SIMとは「Subscriber Identity Module」の略で、小さいチップのようなものです。カードのような形であることから、「SIMカード」と呼ばれています。

SIMには加入者を特定する情報が記録されており、スマホにセットしてインターネットにつながるという仕組みです。また、SIMカードに差し替える前提として、「SIMフリー」というSIMカードの差し替え可能なスマートフォンであることが条件です。

香港で使えるSIMカードはさまざまな種類があり、現地で購入するか、もしくは日本で購入するという2つの方法があります。

eSIMの利用

SIMカードよりも便利なのがeSIMです。SIMカードは端末に挿入する必要がありますが、eSIMは端末内に組み込まれた部品であるため、抜き差しの手間がありません。通信事業者が提供するアプリ、プランを契約し、簡単な操作を行うことですぐにインターネットを使えるようになります。

香港で使えるeSIMは日本でも購入でき、選択肢は豊富です。日程に合ったプランを選べば、到着後すぐにインターネットに接続できます。

eSIMもSIMカードと同様、お手持ちのスマホが「SIMフリー」であることが条件です。それに加えて、eSIM対応端末である必要もあるので、注意しましょう。

香港のSIMカードを使う方法

香港のSIMカードを使う方法

香港のSIMカードを使うには、まずSIMカードを購入する必要があります。手に入れる方法は現地で購入するか、事前に日本で購入するかの2通りです。

香港の大手キャリアは、以下の4社です。

  • CSL
  • 中国移動香港
  • チャイナユニコム香港
  • 3HK

現地で購入する場合、香港国際空港で購入するのが一般的です。旅行者に最適な料金プランが設定され、わかりやすい料金表もあります。窓口では、SIMの入れ替えから設定まで行ってくれます。

各社が扱うプランの一例をみてみましょう。

CSL

  • 3GB・5日間:HK$30(約420円)
  • 3GB・8日間:HK$48(約670円)

3HK

  • 2GB・30日間:HK$98(約1,370円)

※2023年6月時点の情報です

香港のSIMカードは、Amazonや楽天などネット通販でも購入できます。早朝や深夜のフライトなど、空港で購入できないときは事前に購入しておいた方が安心です。

価格の一例は、以下のとおりです。

  • 5GB・15日間:1,380円
  • データ無制限・5日間:1,150円
  • 12GB・30日間:1,800円

※2023年6月時点の情報です

日本で購入する際は、紛失に気をつけましょう。

香港でeSIMを使う方法

香港でeSIMを使う方法

eSIMはオンライン上で設定を変更し、インターネットを利用する方法です。SIMカード不要で香港でもスマホが使えることから、旅行や出張時に利用する人が増えています。

香港のeSIMはさまざまな会社が提供しており、主に以下の会社で購入できます

  • airalo
  • Nomad
  • MobiMatter

このうち、airaloの料金は、以下のとおりです。

  • 1GB・7日間 : 5ドル
  • 3GB・30日間 :8.5ドル
  • 5GB・30日間 : 12ドル
  • 10GB・30日間 : 19ドル

eSIMの使い方は、基本的にQRコードをスキャンしてデータプランを設定するだけです。 到着時にeSIMをアクティベートすると、すぐにインターネットに接続できます。

AiraloはQRコードの読み取りも不要で、アプリから直接インストールするだけです。

香港でeSIMを使うならeSIM Martがおすすめ

香港でeSIMを使うならeSIM Martがおすすめ

香港でeSIMを手軽に利用したい方には、eSIM Martが便利です。eSIM Martは幅広いブランド・プランのeSIMを扱っている世界最大級※の旅行用eSIM販売サイトです。香港だけでなく、その他各国で使えるeSIMも取り扱っています。

香港以外の複数カ国を周遊する予定がある方は、周遊プランの購入も可能です。いつでもオンラインで購入でき、用途に合わせてデータ容量を選べます。

では、詳しく解説していきましょう。

※世界200以上の国と地域に対応 2023年12月15日自社調べ

eSIM Martについて

eSIM Martは、韓国をはじめとする世界200以上の国と地域で利用できるプリペイド式eSIMを取り扱っている世界最大級※の旅行用eSIM販売サイトです。「簡単に選べる すぐに使える」をコンセプトに、多くのブランド・プランのeSIMがラインナップされています。

滞在日数に合わせてデータ容量を選べるため、留学や出張などの長期滞在でも安心して利用できます。初期費用や手数料は一切かからず、プランの購入料金のみで利用できるのも魅力です。

物理的なSIMカードは空港や店舗、ネットショップで事前に購入しなければなりません。
しかし、eSIM Martであれば、いつでもどこにいてもオンラインで購入できます。

eSIMの利用は、eSIM Martから購入してスマホで設定をするだけです。設定後はその場ですぐにインターネットを利用できます。

SIMカードの交換作業も必要なく、SIMカードを紛失したり破損したりするリスクもありません。

eSIM Martで買える香港のeSIMのスペック

eSIM Martで買える香港のeSIMのスペックは、以下のとおりです。

  • eSIM Mart 香港1GB/7日:1,185円
  • eSIM Mart 香港3GB/15日:1,935円
  • SimOptions Smart Traveller eSIM 6GB/10日:2,585円
  • Three HK 30-Day Pass 10GB/30日:3,735円
  • Three HK 30-Day Pass 20GB/30日:5,235円

※上記料金は、2023年12月25日時点の為替レートを適応した金額です。為替レートの関係で、毎月1日に、日本円での料金が変更となります。最新の料金に関してはeSIM Mart公式サイトにて直接ご確認ください

なお、上記「eSIM Mart 香港」ブランドの2つのプランは、対象利用国が香港のみですが、「SimOptions Smart Traveller eSIM」「Three HK 30-Day Pass 10GB」「Three HK 30-Day Pass 20GB」の3つは、香港以外の国にも対応しています。世界周遊する際にもおすすめです。ただし、それぞれ対応国が違いますので、下記よりチェックしてみてください。

eSIM Martで買える香港のeSIMはこちら

対応できる端末は、機種により異なります。例えば、iPhoneであれば2018年9月リリース以降の機種に対応しています。お手持ちのスマホがeSIMに対応しているか事前に確認しておきましょう。

また、eSIM Martで取り扱っている香港のプランは残念ながらリチャージすることはできません。ただし、今後リチャージができるeSIMブランドが追加される可能性はあります。
リチャージには対応していませんが、ネット環境があれば、eSIMを新たに購入することはできます。

eSIM Martの利用の流れ

eSIM Martの利用の流れ

eSIM Martの手続きは、購入からセットアップまですべてオンラインで完結します。

ここでは、eSIMの購入からセットアップの流れをみていきましょう。

eSIMの購入

eSIMの購入は、トップページの検索画面を表示し、以下の手順で行います。

  1. 検索欄に利用する国名を入力する
  2. 利用したいプランの「今すぐ購入」をクリックする
  3. ショッピングカートの中身に間違いなければ、連絡先・カード名義人、お支払情報を入力する ※入力したメールアドレスにeSIMのQRコードが届きます
  4. 「利用規約・プライバシーポリシーに同意し、SIMロックフリーのeSIM対応端末であることを確認しました。」のチェックボックスにチェックをいれて「支払い」をクリックする
  5. 決済完了後、注文が確定

注文完了後に購入明細書と、eSIMダウンロード用QRコードが記載されたPDFが添付されたメールが1通届くため、確認してください。
なお、eSIMは注文したら即時に発行されます。注文のキャンセル・交換はできないため、よく確認してから申し込みましょう。

セットアップ

eSIMのデータプランを購入後、セットアップを行います。セットアップはSIMフリーもしくはSIMロックを解除したeSIM対応端末で、インターネット通信が安定している状態で行います。
セットアップの手順はiOS(iPhone)とAndroidで異なります。今回はiOSを例にインストールする方法をご紹介いたします。(AndroidにeSIMをインストールする方法はこちら

iOSにeSIMをインストールする方法

セットアップの手順は、以下のとおりです。

  1. 「設定」を開き、「モバイル通信」をタップ
  2. 「eSIMを追加」をタップ
  3. 「QRコードを使用」をタップし、カメラでQRコードをスキャン
    ※QRコードが読み取れない場合
    1. ①「QRコードを使用」を選択し、画面下部にある「詳細情報を手動で入力」をタップ
    2. ② SM-DP+アドレスとアクティベーションコードを入力(注文確認メールに添付されているPDFファイルに記載されています。また、通信事業者から確認コードが提供されている場合は、確認コードも入力してください。)
    ※eSIMによっては、注文確認メールに添付されているPDFファイルに記載されている確認コードの入力が求められる場合があります
  4. 「モバイルデータ通信プランを追加」を選択する
  5. モバイル通信プランの名称を設定する
  6. デフォルト回線に「主回線」を選択する
  7. iMessage・FaceTime・AppleIDに「主回線」を選択する
  8. モバイルデータ通信に「主回線」を選択する

すべて完了すると通信に必要なeSIMの情報(eSIMプロファイル)がインストールされます。目的地に到着後、「設定」にてeSIMに切り替えることが可能です。

iOSの詳しい設定方法はこちら

eSIM Mart公式サイトはこちら

※「QRコード」はデンソーウェーブ社の登録商標です。

香港でeSIMを使うメリット

香港でeSIMを使うメリット

香港でeSIMを利用することで、以下のようなメリットがあります。

  • 紛失や破損の心配がない
  • オンライン上で簡単に利用できる

まず、物理的なSIMカードは紛失するリスクがあります。小さいため、扱いに慣れていないと破損させてしまうかもしれません。eSIMであれば、そのような心配をせずに済みます。

また、紛失しないようにするために香港の空港で購入しようとしても、到着時間が営業時間外であれば、購入できません。営業していても、到着した乗客が集中して待たされる可能性があります。旅行の予定がタイトで目的地に急ぎたいときは困るでしょう。

eSIMであればこのような心配がなく、オンラインで簡単に手続きできます。香港に到着してからすぐにインターネットを利用できるのがメリットです。

香港でeSIMを使う場合の注意点

香港でeSIMを使う場合の注意点

香港でeSIMを使うときは、いくつか注意が必要です。まず、香港の空港に到着指定から設定を行います。空港のWi-Fiを使ってQRコードを読み込み、設定してください。特別難しいことではありませんが、現地で迷わないよう事前にやり方をチェックしておくとよいでしょう。

また、1つのeSIMは複数の端末で使うことはできないことに注意が必要です。SIMカードのように、別のスマホに差し替えて利用するという使い方はできません。

一度QRコードからスマホにインストールしたeSIMをほかのスマホで使いたい場合は、eSIMの再発行・再購入の手続きが必要です。

大手キャリアで購入したスマホを使う場合、他社のSIMカードやeSIMが使えないよう制限された「SIMロック」状態になっていることがほとんどです。そのままでは使えないため、必ず解除しておきましょう。解除方法は、スマホを購入した会社ごとに異なります。どれもオンラインで簡単にできるため、下記ページから設定方法をご確認ください。

SIMロックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

さらに、eSIMに対応していない機種があることにも注意が必要です。事前に自分のスマホがeSIMを使えるかどうかは必ず確認しておきましょう。

ただし、iPhone、iPadは2019年以降の機種がすべてeSIMに対応しています。このように、今後はeSIMに対応する機種が増えてくるかもしれません。

香港のSIM・eSIM事情のまとめ

香港のSIM・eSIM事情のまとめ

出張や留学、長期旅行などで香港に行くとき、eSIMが便利です。データ容量が選べるため、必要な分のプランを購入できます。SIMカードの挿入など面倒な手間がなく、紛失の心配もありません。

旅行用eSIM販売サイト「eSIM Mart」であればオンライン上でいつでも手続きができ、SIMカードを受け取るなどのタイムラグもなく、すぐにインターネットが利用可能です。香港以外の国でも広く利用できます。

香港への出張・旅行を予定している方は、ぜひご検討ください。

Telecom Times編集部

監修:Telecom Times編集部

2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
株式会社テレコムスクエア

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在外公館が未設置の国・地域では、在外公館によるパスポートの発給や災害時の支援等に一定の制約があります。大洋州、カリブ海地域には、島嶼国以外にも、英国、フランス、オランダ等の海外領土が数多くあり、その多くが日本国の在外公館未設置です。渡航の際には、下記「日本国の在外公館(大使館・総領事館)未設置の国・地域に渡航する際の注意」をご確認ください。

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出典:外務省ホームページ

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出典:外務省海外安全ホームページ

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