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マーケティング

異文化コミュニケーションによって醸成される私のアイデンティティ

F.S

  • 2020年入社
  • 前職
  • 製薬会社マーケティング

まずは自己紹介と現在の仕事内容を教えてください

多種多様かつダイナミックな東南アジアの街、ジャカルタ(インドネシア)出身です。
10代のころから言語に興味を持ったことをきっかけに日本語を学び、2013年に初来日。その後一時帰国するも、テレコムスクエアに入社するため再び来日し、2020年から本格的に日本での生活を始めました。

私の主な仕事内容は、世界の旅人にWiFiBOXを使っていただくために、(特に英語圏からの)インバウンド旅行者に向けた空港や街中のプロモーションツール、ウェブサイトなどをローカライズし、効果的な訴求を創出することです。
eSIMについてはプラットフォームの開発から日本市場向けのローカライズ業務にも携わり、CEOのもとフランスやタイのグループ会社、米国・イスラエルなどをはじめとしたパートナーの会社間ブリッジとして活動。円滑なビジネス運営・リレーションシップを保っています。
また、通信事業以外にもハワイ・ホノルルのバイクシェアサービス「Biki」の国内販売運用や促進、国内の顧客とのやり取りやハワイのパートナーとの連携なども行っています。

前職の紹介とともに当時の経験やスキルが役に立ったエピソードなどがあれば教えてください。

前職は日系の製薬会社に勤めており、日本の本社とインドネシアの子会社を経験しました。本社の時代は、商品企画や販売促進のために東アジア・ASEAN・ヨーロッパの子会社との連携をし、インドネシアの時代はマーケティング部で日本本社と連携しながら、スポーツ用の外用鎮痛剤の商品ラインナップのローンチを担当していました。
長年にわたり背景・文化が違う方々と働いてきた経験は、今の自分の柔軟性に大きく影響を与えました。多種多様な人々との協力を通じ、コミュニケーション能力が高まり、異なる価値観や慣習を理解してきたことで、異文化ビジネスにおいての最適なアプローチ方法を見出す能力が鍛えられ、今の仕事にも活きています。

当社を志望したきっかけを教えてください。

まず、ジャカルタから再び日本へ飛び立つ決心をした理由としては、帰国してから長らく母国に滞在したことで、国内でのやりとりに限定された生活が日に日に私の言語力を低下させ、自身のアイデンティティが危ぶまれていると感じ始めたからです。
そのような悩みの中、日本のテレコムスクエアを見つけました。さまざまな国籍の従業員が揃う環境があり、言語力が活かせる業務を豊富に扱っている会社だと知り、ここなら自分のアイデンティティを確立しながら強みを活かせるのではないかと思い、入社しました。

当社に入ってよかったと思うところ、驚いたところなどはありますか。

あくまでも自分の経験から話しますが、個人的に「人」がいいですね。他人を責める文化はなく、意見を自由に交換できる職場です。また、自分自身が成長の意欲を見せれば、上司や周りも自然とサポートしてくれます。そんな社内風土のおかげか、自分自身が今のチームメンバーにすごく恵まれていると感じ、他部署や海外のグループ会社ともいい関係性を保てていると感じています。
驚いたことに関してはやはり、入社して数か月後に会社がコロナ禍で困難な状況に陥る時を目の当たりにしたことです。
全世界で行動制限がなされ、国境を越える行動のみならず国内の移動でさえ制限される事態となり、渡航者をお客様とした当社の事業はとても厳しい状況に立たされました。
しかし更に驚いたのは、そんな状況下でも会社の人間は優しさを失わず、希望を無くさず前向きな姿勢を見せ、申し込み・受け取りから返却までを非接触で行えるWiFiBOXという新しいWi-Fiレンタルサービスを生み出し、全員が明るい未来のために頑張っていけたことです。私たち社員もオフィスに出社をすることが出来ず、オンライン上でのコミュニケーションが主体となる環境でしたが、会議システムやチャットをうまく活用しながらなんとか部署連携し、それぞれの仕事の進捗状況や仲間の様子などを確認し合い、コロナ禍を乗り切ることが出来ました。テレコムスクエアはそのような逆境でもチームで支え合い、突き進められる会社だと感じています。

やりがいを感じるのはどんなときですか。

自分にとってやりがいを感じるのは、自分が努力して生み出した何かが継承され、いつになってもそのまま使ってもらったときや、自分の頑張りが周りや顧客に認めてもらったときです。
例えば、コンタクトセンターの一員だったころ、顧客対応のシステムを新しく導入する時期があり、そのシステムで自分が作った業務フローが何年経ってもまだ使われているのが分かったときは、本当にやりがいを感じました。
また、自分がローカライズしたインバウンド向けの商材が実際にお客様の目に留まり、WiFiBOXをレンタルしてくださったことを生で見たときも励みになりました。
普段はオフィスや自室でPCとのにらめっこが多いので、いざお客様がご利用される空港などへ赴くと、自分の成果物がそこに存在していることをあらためて実感できるうえ、それをきっかけにご利用していただけている場面を見ると、やはりやりがいがあったなとしみじみ感じます。

「これぞTS Way!」というようなご自身の取り組みをひとつ教えてください※「TS Way」とは、テレコムスクエアの企業理念、経営ビジョン、行動指針を指します

バイクシェアサービス「Biki」のプロジェクトでは、当初自分はただの前任者からの引き継ぎ担当だったのですが、その後サービス全体の主幹を任されるようになりました。
その時、上から指示されたことを毎回やるだけではなく、自分から率先してサービス向上のために常に改善策を考えなければならない立場なのだと気づかされました。

「Biki」というサービスは、ハワイでのみ利用できるバイクシェアサービスで、その特性上ご利用されたお客様の生の声が東京本社には届きづらいサービスでした。また、当時ハワイ現地に構えていた当社ハワイ支店が解散し、運用フローを再構築する必要がありました。
そこで私は「顧客観点」と「オペレーション観点」という二つの観点で改善策を考えました。
顧客観点での改善策とは、顧客の声を傾聴し、フィードバックを真摯に受けとめ、顧客が望む形を具現化させる活動を指します。迅速な改善を実現させるため、自分自身で顧客からのフィードバックを積極的に取得していく事はもちろん、顧客対応の窓口であるコンタクトセンターやBikiハワイ本社とも綿密に連携が取れるスキームを構築。その結果、情報の精度と共有スピードが上がり、的確で迅速な改善へとつなげています。
オペレーション観点での改善策では、膨大な数のBikiカード在庫の管理方法の改善や、円滑な発送業務の実現を目指し、ロジスティック・経理など関連部署とのシンクロを常に行ってきました。発送に関するトラブルの早期発見・早期解決、在庫移動時のログなどを部署連携し、それらを正確に対処、実行することで、次に繋がるプロモーションや販売もスムーズに走らせることができています。
たとえ偶然与えられた環境であっても、そういったきっかけは自分次第で「プロとしての行動」を芽生えさせることが出来、「オーナーシップのマインド」を養うことが出来るチャンスとなります。
テレコムスクエアにはそのようなチャンスは沢山転がっていて、これからも色々なものにチャレンジしていきたいと思います。

1日のスケジュール

6:00~ 起床。 朝はとにかくコーヒー&SNS。最新トレンドのキャッチアップや世界のニュースもチェック。
9:30~ 本社に着いて、仕事スタート。 朝は脳内の外国語スイッチがすぐに入っていないので、海外・国内パートナーとのメールやSlackでのやり取り、資料の作成+翻訳案件でウォーミングアップ。一日のスケジュール確認も忘れずに。
11:00~ 部内朝礼。 期限が近いタスクの確認や企画の相談、報告をします。マーケティング部の朝礼には「3分スピーチ」というのがあり、メンバーは最新のトレンドや最近見つけた面白いものを共有し、自分にとっては日本や世界に対する視野がいつも広がる、好きなコーナー。
12:30~ ランチ時間。 テレワークであれば母国の簡単な料理をたまに作り、本社出勤であれば他のメンバーに「とにかく日本のおいしいお店に連れていってください」とお願いしています。
14:00~ 二度目のコーヒー&ミーティングラッシュ。 フレックス制度で働く時間が自由とはいえ、「11時~15時のコアタイム」がありますので、この時間帯にミーティングが集中します。
16:30~ ミーティングがなければここからは集中モード。 ミーティングで生まれたタスク、企画に必要なデータや資料作成、インバウンド顧客への広告作成や訴求文のローカライズ業務など、頭を一番使う時間帯です。
(とはいえ、チームメンバー・他部署との雑談も大事!)
19:00~ 退勤。 自分はどちらかというとインドア派なので退勤後はあまり外出せず、日によっては帰り道に日本のあらゆる地域のクラフトビールを売っているお店に寄って、どれにするか迷う時間を楽しんで、家に着いたらそれを飲んで一日の疲れを発散。

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