米国のiPassとテレコムスクエアが業務提携、法人向け新サービスを6月3日に開始
モバイルレンタル最大手の株式会社テレコムスクエアが、世界最多の商用Wi-Fiネットワーク(スポット)を提供するiPass Inc.(本社は米国)と業務提携。モバイルWi-FiルーターとWi-Fiスポット、両方のメリットを生かした法人向けの新サービス、「Wi-Ho!+iPass(ワイホー・プラス・アイパス)」を開発し、2013年6月3日(月)から申込の受付を開始します。
モバイルWi-FiルーターとWi-Fiスポットの、両方のメリットが活かせる
一般的にモバイルWi-Fiルーターは、携帯電話会社のエリア内ならどこでもインターネットに接続できるメリットがありますが、一定のパケット通信量を超えると、停止されるか通信がしにくくなります。一方Wi-Fiスポットは、一般的にモバイルよりも通信速度が速くデータ通信量に制限がないものの、その場所を離れると使えなくなります。
これまで両者は別個に独立したサービスでしたが、「Wi-Ho!+iPass」では、専用のアプリケーションをダウンロードし、あらかじめWi-Fiルーターを登録しておけば、郊外や移動中にはテレコムスクエアのモバイルWi-Fiルーターを、大量データの送受信にはiPassのWi-Fiスポットを、用途に応じて簡便に選択できます。アプリケーションは、アンドロイドとiOS両方のスマホやタブレット、ウィンドウズPCなど幅広い端末に対応しており、特別な機器などは不要です。
小規模の事業者でも、手軽に利用できる利用条件と価格
iPassのサービスは、本来100アカウントから申し込みが可能。自社で認証サーバの設置や、技術サポートができる大手法人向けのサービスですが、「Wi-Ho!+iPass」では、認証サーバやテクニカルサポートをテレコムスクエアが無料で提供し、5アカウントから申し込めます。
基本料金は1アカウント月980円の年間契約で、別途、利用時間に応じて接続料金がかかります。たとえば米国とアジアでは1分20円の時間従量制ですが、1日2,700円の上限に達するとそれ以上は請求されません。また、「Wi-Ho!+iPass」では、何回接続場所を変えても1日の上限金額は変わりません。iPassのサービスを利用することにより、法人はローミングコストを管理し、ユーザーには統一した操作で簡単に、世界中で接続できる環境を与え、高い生産性を保たせることができます。
テレコムスクエアは、従来からモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスである「Wi-Ho!」を提供しており、例えばアジアの主な国は1日700円の定額制です。「Wi-Ho!+iPass」と「Wi-Ho!」の両方を、バランスよく組み合わせることで、法人は利用エリアとコストを最適化できると考えています。今後、「Wi-Ho!+iPass」のオプションサービスとして、共用のVPNサーバを通じてVPN経由で「Wi-Ho!+iPass」を使えるサービスを、夏までにリリース予定です。
世界最大級の商用Wi-Fiネットワーク会社とモバイルレンタル会社が提携
iPass社は世界120万ヶ所のWi-Fiスポットを提供しており、世界最大の商用Wi-Fiネットワーク提供事業者です。具体的には、世界7万ヶ所のホテルとコンベンションセンター、3,400ヶ所の空港、1,800機の航空機内でも利用できます。日本のWi-Fiスポットは、喫茶店、ファストフード、JRなど10万ヶ所。フリーWi-Fiスポットはセキュリティ対策が課題ですが、iPassはセキュリティ面の対応や、コスト管理機能などが特徴です。
以上
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