飛行機内に持ち込み可能なモバイルバッテリーとは?国内線・国際線条件まとめ

飛行機内に持ち込み可能なモバイルバッテリーとは?国内線・国際線条件まとめ

今やどこに行くにも欠かせないスマートフォン。地図アプリを使ったり、インターネットで調べものをしたりと旅行先でも使う頻度が増え、充電のためにモバイルバッテリーを持ち運ぶようになった方もいるはず。
旅のマストアイテムになりつつあるモバイルバッテリーですが、航空法や各航空会社のルールによって手荷物預け入れや機内持ち込みに制限があるのをご存知でしょうか。
この記事では、海外旅行にモバイルバッテリーを持っていく際の注意点や国内線や国際線の飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際の条件について解説していきます。

モバイルバッテリーは手荷物として預けられない!

モバイルバッテリーは手荷物として預けられない!

モバイルバッテリー本体にはリチウムイオンバッテリーが付いています。これは外から強い衝撃を加えられると発熱・発火する可能性があるため、航空貨物において「危険物」 に分類されています。そのため、スーツケースに入れて預け入れしてもらうことができません。
もし誤って手荷物として預け入れしてしまった場合、アナウンスで呼び出され検査を受けたり無断でスーツケースを開けられ没収されたりといったことが考えられます。

海外旅行へ持っていくモバイルバッテリーの選び方

海外旅行へ持っていくモバイルバッテリーの選び方

モバイルバッテリーといっても種類がたくさんあり、使い方次第でどのタイプを持っていくか変わります。薄型・通常・大容量の3タイプの特徴をまとめた表を参考に、まずはどのモバイルバッテリーを海外旅行へ持っていくか決めましょう。

※下記の表は一般的な例を挙げた目安です

タイプ 薄型 通常 大容量
見た目
サイズ 126x64x10mm 92x62x23mm 80x92x23mm
重さ 118g 192g 245g
容量 5,000mAh 10,050mAh 13,400mAh
最大出力 2A 2.4A 2.1A
充電回数目安 約1.7回 約3.3回 約4.3回
特徴 3タイプの中でも最も軽く薄いため、荷物を最小限にしたい方にお勧め 一般的なスマホやWiFiルーターならば、約3回のフル充電が可能なため、スマホで動画を観たりマップ機能を使ったりする方におすすめ。 1台あればたっぷり使えるので、友人や家族と一緒に利用したい方、スマホやタブレットなど複数端末に充電したい方におすすめ。

機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件

機内に持ち込めるモバイルバッテリーの条件

機内にモバイルバッテリーを持ち込む場合、搭乗予定の航空会社がそれぞれ定めるルールに従わなくてはなりません。違反した場合、没収されてしまうこともあります。2022年7月現在の国内線と国際線それぞれの持ち込みルールをまとめましたので、ご自身の持っていくモバイルバッテリーが問題無いか確認していきましょう。

国内線にモバイルバッテリーを持ち込む場合

ANA・JAL・peach・ジェットスターは共通のルールとして、下記の通りとしています。

  • バッテリー容量が100Wh以下であれば個数の制限なく機内持ち込み可能
  • 100Whを超え160Wh以下の場合は最大2個まで機内持ち込み可能

つまり、100Wh=約27,028mAhまでであれば何個でも機内へ持ち込めるということです。
前述した薄型・通常・大容量すべてのモバイルバッテリーが制限以下の容量ですので、お好きなものを持っていきましょう。
なお、スカイマークは、下記の通りにルールを定めています。

  • リチウムイオン電池、リチウム金属電池の合計量がお1人様2個まで機内へ持ち込み可能
  • リチウムイオン電池で100Whを超え160Wh以下のものは、他のリチウム電池の持ち込みがない場合、1人2個まで機内へ持ち込み可能
  • リチウム金属電池でリチウム含有量が2g以下(医療用については8g以下)のものは、他のリチウム電池の持ち込みがない場合、1人2個まで機内へ持ち込み可能

これも約27,028mAhを超え43,244mAh以下のモバイルバッテリーに対する制限ですので、薄型・通常・大容量のモバイルバッテリーであれば2個まで機内持ち込みが可能です。

詳しい条件は各航空会社の機内持ち込みに関するページをご参照ください。

国際線にモバイルバッテリーを持ち込む場合

国際線の多くは国内線と同じく、下記のルールを定めています。

  • バッテリー容量が100Wh以下であれば個数の制限なく機内持ち込み可能
  • 100Whを超え160Wh以下の場合は最大2個まで機内持ち込み可能

つまり、100Wh=約27,028mAhまでであれば何個でも機内へ持ち込めるということです。
しかし、航空会社によっては100Wh(約27,028mAh)以下のモバイルバッテリーの持ち込み可能数を制限したり、160Wh(43,244mAh)を超えるものを持ち込む際は許可が必要だったりと細かなルールを設けている場合があります。下記は国際線航空会社のルールの一例です。参考にしつつ、ご自身が搭乗予定の航空会社のホームページも事前に確認しておきましょう。

航空会社名
参照先
(公式サイト)
100Wh以下
(約27,028mAh以下)
100Wh~
160Wh
(約27,028mAh~
43,244mAh)
160Wh以上
(約43,244mAh以上)
ユナイテッド航空
公式サイト
×
電動車椅子などで旅行する場合こちらのページをご確認ください。
デルタ航空
公式サイト

20個まで

2個まで
×
エールフランス
公式サイト

20個まで

2個まで
×
ZIPAIR
公式サイト

2個まで
×
大韓航空
公式サイト

20個まで

2個まで
×
チャイナ・エアライン
公式サイト

20個まで(航空会社の許可が必要)

2個まで
×

モバイルバッテリーを機内に持ち込む際はケースやポーチに収納を!

モバイルバッテリーを機内に持ち込む際はケースやポーチに収納を!

機内への持ち込みに関して、各航空会社の条件を満たした上で「短絡防止措置(ショート防止)」を行う必要があることをご存知でしょうか。
短絡防止措置(ショート防止)とは、モバイルバッテリーが他の物に触れることでショートし、誤って作動したり壊れてしまったりといった事故を防ぐための措置です。

具体的には電源をオフにした上で、

  • 購入時と同じケースに入れる
  • モバイルバッテリー専用の個別ポーチに収納する
  • 衣服で他の物に触れないよう包む

といった対応を行う必要があります。
事故を防ぐため、各航空会社の定める旅行の準備時にあらかじめ用意しておきましょう。

超便利!モバイルバッテリーを兼ねるWi-Fiレンタルがあるらしい!?

荷物を少しでも軽くしたい!という方には、テレコムスクエアのWi-Fiレンタルサービス「WiFiBOX」がおすすめです。
いざルールに従い機内にモバイルバッテリーを持ち込もうとした時、困ってしまうのが荷物多さ。飛行機の中でも快適に過ごすためのグッズや現地の通信に欠かせないWi-Fiなど、海外旅行には持っていくものがたくさん!その状態でモバイルバッテリーとWi-Fiそれぞれをポーチで管理するとなると、かさばってしまい大荷物です。
そこで活躍するのがこのWiFiBOX!Wi-Fiとモバイルバッテリーの機能が1台にまとまっている優れものです。Wi-Fiルーター本体にケーブルが内蔵されているため、充電器やスマホ用コードのような付属品もいりません。Web予約後、空港などのボックスからWi-Fiルーターを引き抜くだけなので、カウンターで並ばず簡単にレンタルできます。
少しでも荷物を減らして身軽な旅を楽しみましょう。

WiFiBOXのレンタルはこちらwifibox

まとめ

この記事では、国内線と国際線の機内にモバイルバッテリーを持ち込む条件について解説しました。
基本的には

  • 手荷物として預け入れはできない
  • バッテリー容量が100Wh以下であれば個数の制限なく機内持ち込み可能
  • 100Whを超え160Wh以下の場合は最大2個まで機内持ち込み可能

というルールであることを覚えておきましょう。
しかし航空会社によってそれぞれの異なる規制があるため、搭乗予定の航空会社の公式サイトを事前に確認してから旅の準備を行いましょう。

× wifibox

Telecom Times編集部

監修:Telecom Times編集部

2000年、成田空港の一角で携帯電話レンタルサービスを業界で初めて提供して以降、Wi-Fiレンタルをはじめとした旅行モバイル通信サービスの老舗として、旅と通信に関する知識と経験を培ってまいりました。「旅本来の楽しさに集中できる環境をつくる」をミッションに、世界の旅人の知りたい・役に立つ情報をお届けいたします。
株式会社テレコムスクエア

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