Wi-Fiレンタル、SIMカード、eSIMってどれがいいの？それぞれできること、できないことを解説【2025年版】

海外旅行や出張時の渡航先で、スマホを使うための代表的な手段としてWi-FiレンタルやSIMカードの購入があります。さらに、近年ではeSIMも普及してきており、どれを使えば良いのか迷う方も多いでしょう。本記事では、Wi-Fiレンタル、SIMカード、eSIMを比較して、それぞれのメリットやデメリットについて解説していきます。渡航前にぜひ、チェックしてみてください。

海外旅行にぴったりの通信手段
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Telecom Times監修者

株式会社テレコムスクエア：大森

旅行とガジェットをこよなく愛する海外通信の専門家。豊富な海外渡航経験と通信の専門知識を活かし、旅先で困らないeSIMとWi-Fiレンタルの選び方を発信している。

海外旅行時にはインターネット環境を事前に準備しよう
海外でもスマホを使う時の代表的な手段3選
「Wi-Fiレンタル」
「SIMカード」
「eSIM」
「SIMカード」と「eSIM」であれば、「eSIM」の方がおすすめ
Wi-Fiレンタル、eSIMのおすすめサイトは？
- Wi-Fiレンタルを使うならセルフWi-Fiレンタル「WiFiBOX」がおすすめ
- eSIMを使うなら旅行用eSIM販売サイト「eSIM square」がおすすめ
まとめ

海外旅行時にはインターネット環境を事前に準備しよう

マップアプリを使って道を調べたり、SNSに写真を投稿したり、ZLINEの音声通話を利用したりなど、海外でも日本と同じようにスマホやパソコンを使えることが、今や当たり前となっています。海外でも自分のスマホを使うための代表的な手段として、Wi-Fiレンタルや海外用SIMカード、そして近年話題となっている海外用eSIMの利用の3つが挙げられます。次章より、これら3つの手段について詳しく解説していきます。

海外でもスマホを使う時の代表的な手段3選

海外でスマホを使うための代表的な手段は、

Wi-Fiレンタル
SIMカード
eSIM

の利用の3つがあります。

	Wi-Fiレンタル	SIMカード	eSIM
手続きの手軽さ	△ WEBで申し込み後、宅配または店舗で受取・返却	△ WEBまたは店舗で購入し、SIMカードを差し替え	◎ WEBで購入し、オンラインで手続き完了
プランの豊富さ	― 会社によって異なる	― 会社によって異なる	― 会社によって異なる
対応デバイス	◎ 制限なし	△ SIMロック解除済み端末（SIMカードの形状によっては制限あり）	△ SIＭロック解除済みかつeSIM対応端末
利用可能人数	◎ 複数人（台）利用可能（会社によって異なる）	△ 1つのSIMカードにつき1人まで	△ 1つのeSIMにつき1人まで
破損・紛失のリスク	△ ルーターを持ち運ぶため、破損・紛失のリスクがある	△ SIMカードを差し替えるため、保管に注意が必要	◎ オンラインで手続きが完了するため、物理的なリスクがない
料金	― 会社によって異なる	― 会社によって異なる	― 会社によって異なる

Wi-Fiレンタルについて気になる方はこちら
 SIMカードについて気になる方はこちら
 eSIMについて気になる方はこちら

「Wi-Fiレンタル」

Wi-Fiレンタルとは、持ち運び用のWi-Fiルーターをレンタルしてインターネットに接続するサービスのことです。一般的には、WEBで申し込み、ルーターを受け取り後、スマホにWi-Fiを接続することでインターネットを使うことができます。レンタルであるため、使用後は指定の場所への返却が求められることがほとんどです。

Wi-Fiレンタルのメリット

Wi-Fiレンタルのメリットは以下の3つです。

スマホのほかにタブレットやパソコンにも接続可能
SIMカードやeSIMと違って、Wi-Fiレンタルに対応できるデバイスは幅広いです。スマホだけでなく、タブレットやパソコンなどの機器にも接続することができます。

複数人・複数台で利用可能
Wi-Fiレンタルは複数台で同時接続が可能です。接続可能台数は会社によって異なります。スマホとパソコンに同時に接続することもできます。
ただし、接続台数を増やすと、その分通信が分散され、回線スピードが遅くなる可能性があります。また、ルーターのバッテリー消耗が早まるため、注意しましょう。

取り扱いが容易
Wi-Fiレンタルの取り扱いはいたってシンプルです。Wi-Fiルーターを受取後、スマホの設定でパスワードを入力すれば、簡単に利用開始できます。特に難しい設定もないため、安心して利用できるでしょう。

Wi-Fiレンタルのデメリット

Wi-Fiレンタルのデメリットは以下の3つです。

受取・返却の手間がある
Wi-Fiレンタルは、利用前に申し込み予約を行います。その後、指定の場所または宅配でルーターを受け取り、使用後は返却する手間が発生します。また、繁忙期に空港カウンターでルーターを受け取る場合、受け取るためだけに並ぶこともあります。Wi-Fiレンタルを利用する場合は、時間に余裕を持って行動しましょう。

持ち運ぶのに荷物になる
Wi-Fiレンタルは持ち運ぶ必要があるため、荷物としてかさばります。さらに、利用するサービス会社によっては、充電器やルーターがセットになった大きなポーチを渡される場合もあるため、荷物が増えがちな旅行では鬱陶しいと感じる方も多いかもしれません。Wi-Fiレンタル予約前に、利用するサイトを事前にチェックしておきましょう。

ルーターを充電する必要がある
Wi-Fiレンタルは、随時ルーターを充電する必要があります。バッテリーの持ち時間は利用するサービス会社によって異なりますが、ホテルで就寝中の間に充電をしておくことをおすすめします。

Wi-Fiレンタルはこんな人におすすめ

ここまでで述べたメリットやデメリットを含めて、Wi-Fiレンタルは以下のような方々におすすめです。

出張で海外に行く人
Wi-Fiレンタルなら、スマホ以外にも、タブレットやパソコンに接続が可能です。さらに、同時接続もできるため、海外でパソコンを使って仕事をしたい人におすすめです。

複数人で海外に行く人
Wi-Fiレンタルなら、ルーター1台を複数人でシェアしてお得に利用できます。

SIMカード、eSIMの取り扱いに不安がある人
Wi-Fiレンタルの利用方法は、この後紹介するSIMカードやeSIMよりシンプルです。スマホの設定画面でWi-Fiの接続作業を行うだけ。対応端末も限られていないため、幅広い方々に安心して利用いただけます。

また、海外旅行でおすすめのWi-Fiレンタルについては以下の記事で紹介しています。興味がある人はぜひ見てみましょう。

▶海外旅行におすすめのWi-Fiレンタル10選を比較

「SIMカード」

SIMカードとは、契約者の情報が記録されている、小さいカード型のICチップです。スマホやタブレットなどの通信デバイスに差し込むことで、電話やネット通信が使えます。渡航先に対応した海外用SIMカードを、お手持ちのスマホに差し込むことで、現地でもネット回線の利用が可能になります。データ通信量をあらかじめ決めて購入するため、追加費用がかかることもありません。

SIMカードのメリット

SIMカードのメリットは以下の2つです。

返却が不要
海外用SIMカードはプリペイド式のものが多いです。購入後、海外で使用した後は返却不要でそのまま処分して問題ありません。

大きな荷物は増えない
Wi-Fiレンタルと違って大きなルーターを持ち運ぶ必要がありません。お手持ちのスマホに入っていたもともとのSIMカードと、海外用のSIMカードを差し替えて利用します。ただし、小さなSIMカードの取り扱い・保管にはご注意ください。

SIMカードのデメリット

SIMカードのデメリットは以下の3つです。

お手持ちのスマホのSIMロックを解除しておく必要がある
SIMカードを差し替えるためには、端末がSIMロック解除済みまたはSIMフリーである必要があります。事前に確認しておきましょう。

端末1台につき、1つのSIMカードが必要
1つのSIMカードにつき使える端末は、1台までです。デザリング機能を使えばネット回線をシェアすることができる場合もありますが、お使いの端末のスペックによります。また、その分消費するデータ容量も増えるため、注意が必要です。

SIMカードの紛失・破損のリスクがある
SIMカードは、人差し指に収まるほどの、非常に小さなICチップです。差し替えの際に破損させてしまったり、保管中に紛失してしまったりしないように気をつけましょう。なお、万が一、日本で使っていたSIMカードを紛失した場合は、不正利用を防ぐため手続きなどが必要です。

SIMカードはこんな人におすすめ

ここまでで述べたメリットやデメリットを含めて、SIMカードは以下のような方々におすすめです。

1人で旅行に行く人、または旅行先で単独で行動したい人
SIMカードは1つにつきスマホ1台しか使えないため、1人旅に行く方、単独行動をする予定のある方にはおすすめです。会社によって異なりますが、Wi-Fiレンタルより割安になる場合もあります。

持ち運ぶ荷物を減らしたい人
Wi-Fiレンタルと違ってルーターを持ち運ぶ必要や、返却の手間がありません。SIMカードの保管には気を遣いますが、身軽に旅行を楽しめるでしょう。

「eSIM」

eSIMは電子的な形式でSIMの情報を書き換え、保存します。先述したSIMカードに対してeSIMは、物理的なSIMカードの差し替えが発生しません。eSIMをオンラインで購入・手続きすることで、スマホの本体に内蔵されているICチップへ識別情報を書き込み、海外でもインターネットを使えるようにできます。

一般的なeSIMの使い方は以下の通りです。

WEBで購入　⇒　
発行されたQRコードをスマホで読み込む　⇒　
スマホで設定を行う

上記のステップを踏むことで、海外でもスマホを使えるようになります。

ただし、eSIMを使うには、お手持ちのスマホがSIMロック解除済みまたはSIMフリーであることに加え、eSIM対応端末であることが必須です。

eSIMのメリット

eSIMのメリットは以下の3つです。

SIMカードの交換作業がなく、紛失や破損のリスクがない
eSIMを利用すれば、物理的なSIMカードの差し替えが必要ありません。そのため、SIMカードやWi-Fiレンタルのような、紛失や破損の心配が不要です。余計な荷物が増えることもありません。

オンラインで申し込みや手続きが完了する
オンラインで申し込みや手続きが完了するeSIMであれば、即日利用も可能です。ネット環境があれば、WEBからいつでもどこでも購入・設定することが可能です。

複数のeSIMを1つの端末にインストールできる
複数国のeSIMをインストールしておき、国によって使い分けることもできます。他にも、電話をしたい時には、元々スマホに入っていたSIMに切り替えて使用することも可能です。

eSIMのデメリット

eSIMのデメリットは以下の3つです。

対応端末が限られている
eSIMを使うには、SIMカード同様、お手持ちのスマホのSIMロックが解除されているか、SIMフリーであることに加えて、eSIM対応端末であることが求められます。事前にお手持ちのスマホでeSIMが使えるかどうかチェックしておきましょう。

1つのeSIMにつき、使える端末は1つまで
SIMカード同様、eSIMも1つにつき、使える端末は1つまで。他の端末でもeSIMを使いたい場合は、別途購入する必要があります。

初心者の場合、設定方法に戸惑う可能性がある
eSIMの利用方法は、WEBで購入し、スマホでQRコードを読み込んで設定を行うのが一般的です。しかし、初めてeSIMを使う方にとっては、スマホ上の設定がややこしいと感じるかもしれません。事前に利用方法をよくチェックしておきましょう。
eSIMの利用方法はこちら

eSIMはこんな人におすすめ

ここまでで述べたメリットやデメリットを含めて、eSIMは以下のような方々におすすめです。なお、eSIM対応端末をお持ちの場合、SIMカードよりeSIMの方がおすすめです。

1人で旅行に行く人、または旅行先で単独で行動したい人
eSIMは1つにつきスマホ1台しか使えないため、1人旅に行く方、単独行動をする予定のある方にはおすすめです。会社によって異なりますが、Wi-Fiレンタルより割安になる場合もあります。

持ち運ぶ荷物を減らしたい人
eSIMは、SIMカードの差し替えが不要です。オンラインで手続きが完了し、スマホ1台さえあれば、海外でも身軽にインターネットを利用することが可能です。

スケジュールがタイトな人
忙しい人も、eSIMであれば、オンラインでいつでもどこでも隙間時間で購入することができます。SIMカードの差し替えや、Wi-Fiレンタルの受取・返却のような手間がなく、スケジュールに合わせて柔軟に利用できます。

また、海外旅行でおすすめのeSIMについては以下の記事で紹介しています。実際にどんな商品があるのか知りたい人はぜひ参考にしてください。

▶海外旅行におすすめのeSIM比較10選！

「SIMカード」と「eSIM」であれば、「eSIM」の方がおすすめ

先述したように、SIMカードとeSIMは似通っていますが、eSIM対応端末をお持ちである場合、eSIMの方がおすすめです。
eSIMであれば、オンライン上で購入や手続きが完了し、SIMカードの差し替え作業が不要です。SIMカードを紛失・破損させてしまう心配がなく、購入後、即利用開始することもできます。

Wi-Fiレンタル、eSIMのおすすめサイトは？

Wi-FiレンタルとeSIMのおすすめサービス会社を紹介します。

Wi-Fiレンタルを使うならセルフWi-Fiレンタル「WiFiBOX」がおすすめ

Wi-Fiレンタルの利用であれば、セルフWi-Fiレンタル「WiFiBOX」がおすすめです。WiFiBOXは予約・受取・返却が全て非接触で完結し、完全自動型セルフWi-Fiレンタルサービスです。

WEBサイト・アプリから予約後、街中や空港など全国に設置されているボックスからWi-Fiルーターを引き抜くだけで簡単にレンタルでき、使用後は最寄りのボックスに差し込めば、返却完了です。出発前に空港カウンターに並ぶ必要もありません。

WiFiBOXのココがおすすめ！

【駅チカ街中にも設置場所多数】受取・返却が驚くほど簡単
WiFiBOXは空港だけでなく、駅チカ・街ナカでも展開しています。完全非接触型のセルフWi-Fiレンタルのため、自動販売機感覚で簡単に受取・返却が可能です。カウンターに並ぶ手間もなく、従来のWi-Fiレンタルより気軽に利用できるでしょう。

無駄な付属品が一切なし
WiFiBOXはポーチや充電コードなどの無駄な付属品が一切ありません。荷物が増えがちな海外旅行でも、WiFiBOXは片手に収まるサイズとなっているため安心です。さらに、モバイルバッテリーとしての機能も持っているため、臨時にスマホを充電することも可能です。

最大5台まで接続可能
WiFiBOXは最大5台まで接続が可能です。海外出張でパソコンも使いたい方や、グループの旅行でもおすすめです。

バッテリーの持ち時間は最大12時間
最大12時間まで通信が可能です。ただし、通信可能時間は使い方によって変動します。

＼最短3分で受け取れるWi-Fi！／

WiFiBOX公式サイトはこちら

eSIMを使うなら旅行用eSIM販売サイト「eSIM square」がおすすめ

eSIMの利用であれば、eSIM販売サイト「eSIM square」の利用がおすすめです。「旅をもっと簡単に」をコンセプトに、200以上の国と地域で利用できる、幅広いプランのeSIM商品を取り扱っています。

eSIM squareのここがおすすめ

プランは多数！リチャージ機能、通話・SMS機能が付いているプランもあり
一か国専用や周遊用など、プランは様々です。さらに、途中でデータが足りなくなった際に追加容量を購入できるリチャージ機能や、電話番号が付いたプランもあります。

また、データ容量や使用可能日数も、プランによって様々です。自身の渡航スケジュールに合わせて購入できます。

使用データ量の残量チェックが可能
利用中のeSIMのデータ残量が確認できます。WEBサイト・アプリから、即時確認が可能なので、ギガの使い過ぎ予防にもなり便利です。

＼有人チャットサポートは24時間対応！／

eSIM square
公式サイトはこちら

まとめ

この記事ではWi-Fiレンタル、SIMカード、eSIMについて紹介しました。中でも、出張や大人数の旅行に行く人はWi-Fiレンタルが、eSIM対応端末を持っていて、1人旅や単独行動をする予定がある人はeSIMの利用がおすすめです。

セルフWi-Fiレンタル「WiFiBOX」は、受取・返却が驚くほど簡単で、ポーチやコードの無駄な付属品が一切ありません。
eSIM販売サイト「eSIM square」であれば、幅広いプランを取り扱っており、オンラインでいつでもどこでも購入可能です。
海外へ旅行や出張、留学に行く予定のある方は、ぜひこれらのサービスの利用を検討してみてください。